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『True』 レコーディング機材紹介

ギター

Bruno Guitars TN-295

もはや説明不要のメインギター、埼玉県南越谷にある大野楽器さんのプライベートブランド、Bruno Guitars。僕がまだレッスン動画のみをアップしている頃から応援してくださり、今こうやって世界に向けて共に発信できることを本当に感慨深く思います。

特徴はなんといってもそのアコースティックな鳴りと、P-90による鋭さと甘さを兼ね揃えた唯一無二のトーン。日本では有名なブランドとなりましたが、今では海外の方から毎日のように「そのギターはどこのブランドのものですか?」とコメントをいただきます。これからBruno Guitarsの名が世界に轟く日がくるかもしれませんね。

使用楽曲
Life(True Ver) - リード
Snow - バッキング
Yozora - バッキング
Beautiful in Tokyo - 全パート
Bright Sunny Days - リード

PRS Wood Library Custom 24

どんなシチュエーションでも使える絶対的な安心感を持つギターが欲しい、ということで手に入れたPRSのCustom24。PRSのCustomシリーズといえばロック系のハイゲインな音をイメージされる方も多いのですが、僕が持つ個体はむしろ逆で、ローゲインなピックアップにセミホロウという、まさにウォームな音を奏でるべく生み出されたギターです。

懐の深いクリーンと、どんなサウンドの中でも抜けてくるPRSならではのハイの成分が特徴的で、今回演奏した2曲では存分にその存在感を堪能いただけるかと思います。

使用楽曲
Yours, Truly - 全パート
Slow Down - 全パート

Addictone Custom Guitars 335Type

もうすっかり付き合いの長いAddictoneの335モデル。USA製のハンドメイドピックアップが奏でるハリとコシのある極太トーンには絶対的信頼を寄せています。

最近ではやや出番が減ってきているものの、僕にとって一時代を支えてくれた思入れのあるギターであることには変わりません。主に前作の4曲入りのEP「Life」に収録した楽曲で活躍してくれました。

使用楽曲
Life - バッキング
Snow - リード
Yozora - リード
Crying - 全パート

エフェクター

手前からFLINT、EL-Capistain、Jan Ray

Strymon FLINT
ほぼ全てのギターパートのリバーブはこのペダルで作っています。リバーブ音の深さ、長さ、質感全てをつぶさに調整できてかつ、とことん自分と合うんですよね。このペダルがないと何もできなくなってしまうほど、手放せない、まさに体の一部のようなペダルです。

Strymon EL-Capistain
リードパートにうっすらとかけていることが多いディレイペダルです。ただのディレイではなく、いわゆるテープエコーのエミュレート系で、本物を触ったことがなくても「ああ、これがテープの質感なんだ。」と直感できる凄みがあります。かけると音が太くなる、最強のディレイです。

VEMURAM Jan Ray
今作での登場頻度は低いものの、僕のギタートーンを語る上で欠かすことのできない存在です。Beautiful in Tokyoのリードパートなど、ぱっと聞いただけではクリーントーンに思えるけどどこか太さを感じるような音を作るのに重宝しています。またツアーではJan Rayの下段、Bass・Trebleツマミに随分と助けられました。会場ごとに異なる箱鳴りを制御するのにとても重宝しました。

アンプ

Fender Blues Jr.Ⅳ

今作に収録した全てのギタートーンで使用しています。変な味付けがなく、本当に使いやすい音色です。ローがボワつくことがなく、コードを沢山重ねるようなアレンジをする時にはこのアンプでしか出せない質感があるように思います。ハイエンドアンプのような爆発力はないものの、今僕がやっているようなサウンドであれば100%このアンプでまかなうことが出来ていると思っています。

大規模な会場でフルバンドでのライブを行う際にだけ、少しだけ出力不足を感じるので、今後そういったシーンが増えるようであれば新しいアンプの導入を検討することもあるかもしれません。

ロードボックス

Universal Audio OX

今作のギタートーンを語る上で絶対に外すことのできない機材がOXです。OXは真空管アンプの音質をそのままに音量を下げることができるアッテネーターとしてのイメージを持たれる方が多いのですが、むしろ真空管アンプの音をライン録音することができるロードボックスとしての機能にこそ、このOXの真価があると思っています。

ただライン録音できるだけではなく、どんなキャビネットをどんなマイクで、どんな空間で録音したかまでを精密にシミュレーションすることができて、ホームスタジオの環境でもスーパーリッチなギターサウンドを手に入れることができます。OXを手にしてから、自分のギタートーンは世界と戦えるレベルになったと確信しています。

インターフェース/DAW

Universal Audio Apollo X Twin
Logic X

今作の制作期間の途中でインターフェースをUniversal AudioのARROWから同社のApolloへとグレードアップしました。基本的な機能は同じなのですが、やはり音像のクリアさは段違いで、特にマイクを使ったトランペットの録音などで真価を発揮してくれました。現在はApolloにFourcusliteの8chマイクプリを接続して、常時10トラックで同時録音ができる環境を構築しています。

DAWソフトは前作にあたるEP「Life」から変わらずLogicです。特にこだわりがあるわけではなく、価格も手頃で世界的に見てもユーザーが多いこと、MacのPCとの親和性が高いことから選んでいます。プラグインもほぼ使わないので、Logicだからこそできる処理というものは特に行っていません。何かと消極的な理由で選んでいるようなLogicですが、なんだかんだいってもとても好きで愛用しています。


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