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失ったり手に入れたり

無職である。
正確には少しだけ働いているが、時間数にしてみたらほとんど無職みたいなもんだ。

半年前に職を辞してから、ひとりで車の旅に出たのが夏。秋の入り口から期間限定のお仕事をして2023年は終了。
今年に入ってからは、人生ではじめての入院や手術を経験し、そして今。

入院中も含めて、時間だけは人よりも手に入りやすかったので、それぞれ600数ページある小説二部作を読み進められている。
ずっと家の本棚あったものの手が伸びなかった、あちらからやってくるのを待っていた、それが今やってきた。
一部目とても仲睦まじい夫婦が話の中心だったのに、二部目は冒頭から「夫が別の女性に恋をした」という始まり方で少し動揺はした。
が、そこからコミュニティだったり貨幣経済だったり農業(パーマカルチャー)だったり、そういうテーマで話が進んでいてこれはこれでおもしろい。一部目のチベット仏教とエネルギー問題のテーマもおもしろかった。

社会から振り落とされるかもしれないという怖さを背中に感じつつも、きっとそのうちまた労働の日々がやってくるのだろうから、不安や焦りに襲われても動揺せずに、なるべく楽しく過ごすようにしたいと思う。
それもそれでやりすぎると罪悪感みたいなものがやってくるのだけれどね。

どこのだれが見るかもわからないこんな場に書くことでもない。でも、まあ書いちゃだめなわけでもなかろう。
これからどういう道を辿ろうか、それはどんな道にでも進めるということでもある。

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