見出し画像

雨のち虹

午後からずっと雨が降っていた。いつも諦めずにチャンスをうかがっているのだけれど、今日はぼくより先に気配に気づいた人がいた。
お隣の農家の佐渡さんだ。
「今日は雨上がるかしら?」
「どうでしょうね、厳しいかもしれませんね」

そんな会話から30分くらいだろうか。目の前に巨大な虹色のアーチがかかった。日没間際なので雨も赤くなり、十勝岳連邦を染めている。
久しぶりの満塁ホームランな虹だった。
時間にして10分ほど。
農家の人は気配を感じるんだろうな。

その後は西の空が見事な夕焼けに。
8月はこんなことがよくある。

いつも応援ありがとうございます。いただいたサポートは、写真家中西敏貴のさらなる飛躍のため、取材費として使わせていただき、その成果をかならずやフィードバックさせていただきます。ご協力をお願いします。