文句言う前にすること

昨日、立て続けに怒りをぶつけられた。
高齢男性3人からのクレームだ。

「ワクチンは打ちたくないけど、イヤイヤ来た。
イヤイヤ来たけど、持論はぶちまけたい。
どうだ俺は正しいだろう。」
を言いに来た人達である。

私は3週間以上の派遣仕事の中で、こういう輩の対応が始まるとすぐに体温34.5度に設定することを学んだ。理詰めで話そうが、共感しようが制御不能な人達だ。熱くなったら負け、なのだ。体温(感度)を下げるのは、奴らの嫌なエネルギーに即時反応しないためと私が受けるダメージを最小限に食い止めるため。怒りは第何波で終わるか分かないけれど、結末は大体分かっている。
冷静な思考と冷ややかな視線を奴らに気付かれないよう、困った顔つきを作りつつ観察する。

昨日の3人に共通すること
・まずは声がでかい
・どんどんでかくなる
・ジェスチャーに右手人差し指がつく
・あんたに文句を言っても仕方ないけど!から
 会話が始まる
・こんなバカな行政のやり方には俺は納得しないし従わないと言う
・わざわざ厚労相に電話して確認したとか、役所に何度も電話して文句を言ってやったと言う
・一言話すたびにふんぞり反る
・夕方に遅刻して来る 
・奥さんは同伴しない
(ご夫婦は一緒に予約しているケースが多い)
・薄手ジャンパーをはおっている
・最終的には
あんたがやれって言うなら、仕方ないから俺は言う通りにするよ!
それであんたの気が済むんだろ!
と、いいつつ予診票の「接種を希望します」には、あらかじめチェックが入っている
・そして、あんたじゃ話にならん!という

困ったものです。
ホントに困るから言わせてもらう。

子どもみたいなやり方してんじゃない
イヤなら来なくていいし、これは強制じゃない
努力義務だから同意して初めて接種できる
かかりつけのクリニックがあるなら、そこで喚き散らしながらやってもらえばいい
集団の会場をわざわざ苦労して予約したのは何のため?一つの窓口を潰すため?文句を言うため?

隣の窓口の派遣看護師も文句ばっか高齢オッサンに捕まって、涙をぐっとこらえながら耐えていた。きっとすぐに辞めちゃうと思う。こうして仲間はどんどん疲弊して来なくなる。
こんな事例が最近はあとを立たない。前期高齢者が接種するようになってきてから、高圧的なオッサンが増えてきたように感じる。

社会で貢献して実績も挙げてきた
その気になれば若い者には負けない
定年はしたけれど、まだまだ上司気取り
何か知らんけれど私は部下じゃないから

もう一度言わせて下さい。

いい加減、自立してよ

大人なら人に迷惑をかけるな
仕事時間を侵食しないで
人を傷付ける言葉をわざわざ選ばないで
自分のことぐらい、自分で決めて
あれだけイヤだと喚き騒いで
「あんたの顔を立ててやるか」だと?
言葉を覚えたての子どもなら許すけど、あんたは許さない。隣の席のあんたの顔も態度も忘れない。

自分が耐えられない状況に追い込まれたとき、どんな態度をするかが、その人の品位や理性だと思っている。だから、私は黙っている。声を出したら、今の私はあんたと同じになるから。
怒り演説が終わり次第、私は余計な文言は一切はさまず、確認すべきこと、お伝えすることを話し医師の予診に回す。
笑えるくらい、医師の前で騒ぎ立てるオッサンはいない。さっきみたいに吠えたらいいのに、食い下がる人は一人もいない。私が女だから、看護師だから、喚き散らしていくんだよね。

そんな文句ばっかの人にさえ、無事に帰宅できるよう願ってます。私の職業は看護師なので。誰かの健康や地域の健康に貢献したいと思ってるから。 
2回目接種のときには、今より自立して来てください。