ノートはモレスキン

モレスキン Moleskine のノートだけ使うようになって10年以上。
モレスキン製品を何種類か試したあと、落ち着いているのは、カイエジャーナルのほぼA5のサイズ。
表紙の色も、中の罫もあまりこだわりはないが、このサイズのこのタイプが私には良い。

一番気に入っているのは、ノートの存在を忘れてしまうようなノートなところ。

薄さ、糸綴じで半分に裏返しにおっても問題なく書け、丸めて持っても大丈夫なほど、謙虚な姿。
硬い表紙のゴム付きの風格はないが、パンパンに詰まったカバンにも、すっともう一冊そべりこませることができるし、
飛行機の前ポケットの開きが薄くてもはさみこませることができる。
大きなポケットのジャケットの時など、ポケットにだって入ってしまう。

私のノートの使い方は、仕事の記録をつける目的のノートと、それ以外の全てを、なんでも書く目的のノートと、2種類だけなのだが、どちらもこのモレスキン・カイエジャーナルである。

この10年に使ったノートを積み上げると、立派なモレスキンタワーの出来上がり。
そんなに見返すわけでもないけれど、このノートはなぜか捨てられない。

ノートであるから、きっと紙質も気に入っているのだと思うけれど、紙質がすごいという思いにもさせず、自分の書く中身へまっすぐ私を引っ張り込んでくれるような主張のない感じがこれまた好き。

この溶け込み感は、角が丸いところともきっと通じている。
その上、裏表紙の実にシンプルな、決して抜け落ちないファイル機能。
後半ページにさりげなく入れられた切り取り可能なミシン目のなんと役に立つことか。
このミシン目、100%の確率で美しく切り取られてくれる。

そう、ノートには大満足で、このノートに忠誠を誓っている私だが、ペンに関しては、もう一つ納得がいっていない。
モレスキンの紙が丈夫なので、最近は、Pilotの消えるペンFrixionを使っている。
機能とペンの軽さ、グリップのゴムがダメになるまでは替え芯を使えるところも気にいっているが、未だ、モレスキンほどの忠誠心を持てないでいる。

読んでいただいた方の中は、文具好きの方がいらっしゃるかもしれないので、皆さんのお気に入りのペンを教えていただけると嬉しい。

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