田中トシノリ

心が磨かれる映画を制作中/ひびきあう哲学対話でフェアな関係と場づくり。自己探求と他者と…

田中トシノリ

心が磨かれる映画を制作中/ひびきあう哲学対話でフェアな関係と場づくり。自己探求と他者との調和を大学や高校で実践・研究中/尾道圏在住3児のパパ/プロフ・連絡先はこちら⇨ https://lit.link/toshinoritanaka

マガジン

  • 映画『ひびきあうせかい RESONANCE』

    音楽映画とドキュメンタリーの新たな到達点!出演・サウンドデザインは青柳拓次。国境や時間を超えて人々が声を響かせ合う瞬間に紡ぎ出される平和な世界。これは夢ではない!新宿K'sシネマ他、全国順次ロードショー!https://www.resonance-movie.net/

  • 映画『スーパーローカルヒーロー』

  • 映画『ジャイビーム!インドとぼくとお坊さん』

    1億人以上ともいわれるインド仏教徒を導く日本人僧侶、佐々井秀嶺(しゅうれい)85歳。その豪快でお茶目な素顔に迫る密着ドキュメンタリー!情熱溢れるインドの大地と人々を臨場感たっぷりに映し出す、愛と笑いの9日間。2020年11月公開&DVD発売! https://www.jaibhim-movie.com/

  • Radio Bhim!

    この世の中の様々な闇を切り拓く一筋の光(ビーム)の如く、希望の肉声を世界に伝播するインディペンデントラジオ「Radio Bhim!(レディオ・ビーム!)」 内容は地域や一部の利益に留まらず、世界・地球規模の希望に繋がるような、ディープなゲストとテーマを予定しています。 一般的には怪しい内容が多くなると思うので、イヤホン付けて仕事中でもこっそり聞けてしまうラジオが便利だと思います。どのくらい続けていけるか分かりませんが、乞うご期待!

最近の記事

哲学対話がたのしい!!フェアな関係と場から生まれる新しい何か

最近、高校生や大学生と哲学対話的なことをしている。 僕はこの活動がとってもしっくりきている。なんか、これまでの自分の活動の集大成のような、すべてを一つにまとめてシンプルに抽出したらこうなった、みたいな。 そして、楽しい。しっくりきてるからやり甲斐もすごくある。好循環が生まれる場をつくるのが好きなんだと思う。そこから自分がいなくなっても続いていくような。 ライフワークをまた一つ見つけた気がする! きっかけは高校の授業 きっかけは、尾道商業高校で授業に関わらせてもらうこ

    • アフターコロナの僕と響き合う世界

      なんか最近調子が良い気がする。 というのも、これまで調子が良くなかった。それは思い返せば、コロナ禍からだったと思う。 2020年5月。僕がつくった映画『ひびきあうせかい RESONANCE』の劇場公開がコロナで延期となり、9月に公開したものの、その後の上映も難しくなった。何よりも、僕自身の気持ちがくじかれた。人々の声や身体を使って、つながりを感じることをテーマにした映画なのに、世の中の人々はマスクをし、大きな声も出せず、会話も控え、人と人が触れ合うことも、握手すらできない

      • 強いリーダーシップよりも大切なこと|#尾道市議会選挙 #統一地方選2023

        統一地方選2023が終わりました。僕は広島県の尾道市議会選挙に関わりました。 今回の選挙に関わってみて感じたことを文字にして振り返ってみました。 少し長いですが読んでみてください。 はじめに あらためまして。田中トシノリです。5歳と2歳の娘を子育て中です。趣味は畑と映画とバスケ。広告・宣伝の仕事や、大学の非常勤講師などをしています。 2011年の震災以降、社会や政治への関心が高くなり、様々な活動をしてきました。その中には、国政選挙のボランティアや、友人の市議選立候補の

        • 心が動かされることを生業として生きていくこと|映画『丸木舟とUFO』

          ・心が動かされることを生業として生きていくこと ・血縁を超えた家族をつくること ・言葉ではなく行動こそが人の心を動かし世界を変えること これらが表現された、とっても良質な映画でした。 こんな映画どんな内容の映画なのかは予告編をどうぞ! レビュー 40代で、二児の子育て真っ最中で、もっと心動かされることにフォーカスして生きていきたいと日々考えている僕からしたら、なんともドンピシャな内容だった。 主人公が移住者っていうのもまた共感するポイント。僕はUターンだけど、友達は

        哲学対話がたのしい!!フェアな関係と場から生まれる新しい何か

        マガジン

        • 映画『ひびきあうせかい RESONANCE』
          16本
        • 映画『スーパーローカルヒーロー』
          3本
        • 映画『ジャイビーム!インドとぼくとお坊さん』
          13本
        • Radio Bhim!
          1本

        記事

          子どもに対する大人の態度がためされている映画「カモンカモン」

          『星の子ども』クレア・A・ニヴォラ​より 僕には今、4歳と1歳の娘がいる。​ ​ 彼女たちは、生まれてから日々、やったこともないことが出来るようになったり、想像もしなかった現実を受け入れたりしながら成長している。と同時に、僕たち大人たちや、たまたま先に生まれた人たちが作り上げたルールや理屈とたたかっている。​ ​ この奇妙な世界で生きていくために必要なことなのかもしれないが、生まれてきた目的は、立派な大人になるため?健康で長生きするため?​ ​ 先のことなどまっ

          子どもに対する大人の態度がためされている映画「カモンカモン」

          オカネイラズとは|ギフトエコノミーとこれからのこと

          いらないモノをあげたり、ほしいモノをもらったりを無料でおこなうフェイスブックグループ「オカネイラズ」の活動が、『ギフトエコノミー―買わない暮らしのつくり方』という本に紹介されました。 この本を読んであらためて、オカネイラズを立ち上げた当時のことを思い返しました。2013年に立ち上げてから約8年。社会の雰囲気や、この本が出版されたということも含め、そろそろ次の段階に来てるのかも…。 10年目の3.11の今日、あらためてオカネイラズに込めた思い、これからのことについて書いてみま

          オカネイラズとは|ギフトエコノミーとこれからのこと

          あるミュージシャンからの手紙。「『今』を強烈に伝える作品」

          あるミュージシャンからお手紙をいただいた。 映画『スーパーローカルヒーロー』のDVDを贈呈したお礼に添えて、「この作品は古くならない」「『今』を強烈に伝える作品」と書かれていた。 3.11の反動からつくった映画。きっと制作当時はがむしゃらだった。10年後の今のことなどイメージ出来ていなかったと思う。 ただ、映画をつくるときにいつも心がけていることがある。 それは、映画にすること。 映像作品でも、ドキュメンタリーでもなく、映画にすること。 それは「普遍的な物語が描か

          あるミュージシャンからの手紙。「『今』を強烈に伝える作品」

          「社会的な役割や肩書き、主義主張が外れることによって、実はみんな楽になれる」#サークルボイス|青柳拓次インタビュー

          映画『ひびきあうせかい RESONANCE』の制作時に行った青柳拓次へのインタビューより。 Q、サークルボイスを始めたきっかけは何だったんですか?「サークルボイス」とは オーディエンスが青柳拓次とともに、世界中の部族、民衆特有のスキャット(意味をもたない詞)をオリジナルのメロディーにのせて歌う、参加型のコンサート。 言葉の限界 構想自体は2006年頃から。 詩や文章を読むリーディングのイベントをやっていて、言葉のコミュニケーションをけっこう密にやってました。誰しも言葉

          「社会的な役割や肩書き、主義主張が外れることによって、実はみんな楽になれる」#サークルボイス|青柳拓次インタビュー

          映画『ひびきあうせかい RESONANCE』にタイトル決定&ウェブサイト公開!(旧題『サークルボイス(仮)』)

          こんにちは。 田中トシノリです。 映画『ひびきあうせかい RESONANCE』にタイトルが決定&ウェブサイト公開しました!(旧題『サークルボイス(仮)』) 映画『ひびきあうせかい RESONANCE』公式サイト この度は映画『ひびきあうせかい RESONANCE』にご支援いただき、誠にありがとうございました。映画をつくるための制作費、全国で上映するための配給・宣伝費を、たくさんの方々からご支援いただきました。 ・制作費ファンディング金額:1,728,000円(20

          映画『ひびきあうせかい RESONANCE』にタイトル決定&ウェブサイト公開!(旧題『サークルボイス(仮)』)

          映画「サークルボイス(仮)」は随時カンパを受け付けています。

          映画「サークルボイス(仮)」全国上映のためのクラウドファンディングは9月30日を持って終了し、目標金額を上回る1,685,000円が集まりました。 本当にたくさんの方々のお力添えのおかげです。心より感謝いたします。 これから全国上映を目指し、準備を進めてまいります。また上映場所や時期が決まりましたら、随時ご報告させて頂きます。 また、ネクストゴールとして掲げた目標の1つである、韓国での上映・サークルボイスについても実現に向けて準備を進めてまいります。 映画「サークルボ

          映画「サークルボイス(仮)」は随時カンパを受け付けています。

          今からちょうど2年前、映画撮影中に自分に宛てた手紙

          今からちょうど2年前。映画撮影中に書いた手紙が出てきた。 誰かに宛てたというよりも自分に向けて書いたような文章。 制作にかかった5年間、ずっと持ち続けた信念。 なぜ、いま、この映画か? 大地やいのちを汚すことをやめて、どうやって守っていくかとうことよりも、なぜか新たな争いや開発の必要性が聞こえてくる、そんな6年だったかと思います。 3.11の反動からつくった前作『スーパーローカルヒーロー』は、 「個々が自分の意思と責任で、身近な人のために行動を起こすことで小さな平和を創

          今からちょうど2年前、映画撮影中に自分に宛てた手紙

          リターン特典追加と日韓サークルボイスについて|映画「サークルボイス(仮)」

          こんにちは。 映画「サークルボイス(仮)」監督の田中トシノリです。 まずは、このたびの台風15号により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。 さて、映画「サークルボイス(仮)」のクラウドファンディングは開始から今日で20日目。 残り17日でいよいよ半分を切ったということで、ページをリニューアル致しました。 試写会に参加された方々からのご意見・ご要望を取り入れ、 映画サントラ、Tシャツやトートバッグなどの商品や、映画本編に声が入れられたり、青柳拓次さんと一緒に

          リターン特典追加と日韓サークルボイスについて|映画「サークルボイス(仮)」

          「サークルボイスは古代から未来へつなぐヒーリング・セラピーであり、チューニングなのだ」ヴィヴィアン佐藤(美術家・ドラァグクイーン)

          映画「サークルボイス(仮)」へコメントを寄せてくれた方を一人ずつご紹介。 美術家、ドラァグクイーン、建築家、映画評論家など様々な肩書きを持つヴィヴィアン佐藤さん。 実は、僕が住む街、尾道の観光大使でもある。だからヴィヴィアンさんと出会ったのも尾道。情に厚い気さくな方で、仕事以外でもたびたび尾道に足を運んでくれている。 映画、音楽、芸術、社会、政治、ジャンルを問わず広い視野で世界を読み解き、自らも作品を作るアーティストでもある。 全国を飛び回る多忙なスケジュールの合間を

          「サークルボイスは古代から未来へつなぐヒーリング・セラピーであり、チューニングなのだ」ヴィヴィアン佐藤(美術家・ドラァグクイーン)

          「命について、この地球について、思索しながら帰路につくだろう」林原玉枝(童話作家)

          映画「サークルボイス(仮)」へコメントを寄せてくれた方を一人ずつご紹介。 4人目は広島県尾道市に住む童話作家で、僕のような若いクリエイターや頑張る人をいつも応援してくれる林原玉枝さん。 前作「スーパーローカルヒーロー」も気に入っていろんな方に広めていただいた。今作も、制作段階から支えてくれ、完成を共に喜んでくださりました。 ありがとうございます! 美しい映像でした。私たちは、どこからきてどこに行くのかという、人間の根源的な問い。 宇宙の一部である私たち一人一人の命。それ

          「命について、この地球について、思索しながら帰路につくだろう」林原玉枝(童話作家)

          映画『ひびきあうせかい RESONANCE』 コメント一覧

          田中将賀(アニメーター)青柳拓次さんの音楽と共に色々な場所のそれぞれの音を聞く。当たり前なんだけどそれをあらためて聞くと面白い。 そして、彼の素敵な笑顔と共に人々との絡み。 今だからこそこのゆっくりとした、暖かい時間の共有が心に染みます。 佐々木俊尚(ジャーナリスト)人類が言葉も文化も分かれ、バラバラになってしまう以前の原初の音楽ってどんなものだったのか。グローバルの時代にあらためてそのサウンドをもとめてさすらうLITTLE CREATURES青柳拓次さんの

          映画『ひびきあうせかい RESONANCE』 コメント一覧

          青柳拓次さんのファンの皆様へ「サークルボイスのコンセプトを世界に広めたい」

          はじめまして。 映画の街として知られる広島県尾道市で映画をつくってます、田中トシノリと申します。 青柳拓次さんが2013年から取り組む音楽プロジェクトCircle Voice。歌の上手い下手関係なく、または歌わなくても、誰もが参加でき、みんなで1つになれることを体感できる場。僕が感じたのは「ここから平和をつくりだす」ということ。 このプロジェクトを広めるお手伝いがなんとか出来ないかと記録し始めたのが2014年。それから僕なりにCircle Voiceを観察し、時には参加し

          青柳拓次さんのファンの皆様へ「サークルボイスのコンセプトを世界に広めたい」