まさに近代化学の先生 イェンス・ベルセリウス

イェンス・ベルセリウス(Jöns Jacob Berzelius)。スウェーデンの化学者、医師。元素記号の記法を提唱し、原子量を精密に決定した。また新しい元素を発見・単離し、種々の化学概念を創案した。近代化学の理論体系を組織化し、集大成した(1779年8月20日 - 1848年8月7日)。

「ベルセリウスは元素を電気的に陰性な元素と陽性な元素とに分類して、原子は反対電荷間の電気的引力により結合して分子を形成するという電気化学的二元論を考えた。さらに、ゲイ・リュサックの気体反応の法則を根拠として化合物中の元素の構成比を推定し、1828年までにそれまで知られていた43の元素の原子量を、2,000以上の化合物を精製・分析することによって決定した[4]。これはジョン・ドルトンの求めた値よりも飛躍的に精度を高めたものである[5]。新元素としてセレン、トリウム、セリウムを発見した。そして、タンタル・ケイ素・ジルコニウムを単体として分離し、リチウムを命名した。また、元素記号をラテン語またはギリシャ語の名称のアルファベット頭文字で表す現在の方法を1813年頃に提唱した」

「スウェーデン語の教科書の著作を計画した。大学で化学を教えるために著した『化学における教科書(Lärbok i Kemien)』全6巻(1808年〜1830年)は、後に弟子のフリードリヒ・ヴェーラーにより『化学の教科書(Lehrbuch der Chemie)』全5巻としてドイツ語に翻訳された[6]が、当時の最高水準の化学の教科書であった」

イェンス・ベルセリウス

http://bit.ly/1q0xbNuhttp://bit.ly/1q0xbNu

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?