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一級建築士製図試験まであと一週間 ~今からやること・やってはいけないこと~

今年度の一級建築士製図試験まであと一週間となりました。
皆さん、不安な時間を過ごしていると思います。

ちょっと自信がない部分もあるし、エスキス・作図も不安。
でももう時間がない。焦る。

大抵の人はそう思うはずです。
でもあと一週間。慌てていてもはじまりません。

じゃあどう一週間を過ごすのか。
今回はその一週間でやるべき事とやってはいけない事を書いていきますので落ち着いて、でもしっかり緊張して試験に臨めるようにあと一週間どう準備していけばいいのか参考してください。

1.やるべき事1 基準法・バリアフリー法・延焼・防火区画の確認

まずやるべき事は一発不合格になる要素の一つである、建築基準法等の確認です。建築面積の算定、床面積の算定、高さ(斜線制限)、バリアフリー法の制限、避難関係(歩行距離・重複距離・2方向避難)、延焼に関わる部分、防火区画、これらの建築基準法に関わる部分のミスは一発失格の項目になります。

ですのでここがまだ不安という方はお手持ちのテキスト等で良いので、必ず確認をしておいてください。テキストで確認して更に一度エスキスの時に上の項目を確認する事おすすめします。

この項目は一発失格の項目です。
もう一度、言います。必ず確認してださい。

2.やるべき事2 設備関係の確認

これも重要な項目。設備関係です。
特に空調。苦手な方が多いこの空調。知識が不安な方は、最低限空調方式によって平面図・断面図にどういったスペースを描かなくてはいけないか、これだけでもいいので覚えておいてください。
本当は全体の構成を覚えていれば、要点やシステム図の表記などの時にも困らないのですが今から必死に覚えてる時間はあまりありませんし、混乱するだけです。

設備全体に関する事ですが、何を図面に描くのかだけは覚えておいてください。

3.やるべき事3 エスキスの順序の確認

これも軽くで良いのですが、必ず確認しておいてください。
本番になると緊張して、いつもの順番でエスキスをやらなくなってしまう人がいます。どうしても人は緊張するといつもと違うことをやってしまうようです。いつもはちゃんとやっているのに・・・と試験後に思う人がいるのはそのためです。

だから試験前にわかっていても、もう一度エスキスの順序の再確認を。
そして試験ではいつも通りの順序、順番、確認をやってください。
それがミスを無くし、合格への道になります。

4.やるべき事4 休養

これが一番大事かもしれません。
ここからはどれだけ体調を万全にした状態で試験に臨めるかが鍵になってきます。

勉強も大事ですが、睡眠時間を削ってやっては意味がありません。
毎年体調を崩して、試験を失敗したという話を聞きます。

体調を整える。これも合格へ大事な一歩です。

じゃあ次はやってはいけない事。


5.やってはいけない事1 新しい方法を試す

これをやる人が意外と多い。
まず、1週間で新しいやり方が身に付くはずがありません。
だからこの時期に決して新しいやり方を取り入れてはいけません。
今までやってきたやり方を貫きましょう。

これから新しいやり方を試すとミスを未然に防ぐためのチェック体制が整っていな状態で試験に臨むことになります。それでは合格へはほど遠い。

新しいやり方、勉強方法は試す必要はないのです。
今までのやり方を落ち着いて、継続していきましょう。


6.やってはいけない事2 詰め込み・追い込み・いつもと違うことをやる

これも当たり前のようにやる人がいます。
要は付け焼き刃で試験に臨むということです。
上の新しいやり方を試すに近いですね。

付け焼き刃の知識や経験で解けるほど本試験は甘くないのが現状です。
ですので、体調管理、そして今までのやり方を徹底して追い込みなどはしない。もう今から知識を新しくインプットするよりは今までしっかり定着してきた知識を使って試験に臨む方が遥かに良いです。


7.やってはいけない事3 休養をとらない

休養をとらないで、前の日遅くまで勉強して、もしくは前日の夜遅くまで作図の練習をして試験に臨む。これこそやってはいけません。

前日に作図をいくらやっても、不安が募るだけ。早くなってもたかが知れています。やる意味はありません。

そして、試験当日。
疲れて集中できずに、焦っていつも通りに出来ない。これが一番やってはいけません。

だから当日は体調万全にして、疲れもなく、眠くもない。
集中力を切らさないで試験に臨めるようにしてください。


8.試験に向けてやってほしいこと

最後によく緊張してしまうという方に。
緊張してしまう原因は慣れていないと言うことです。
ですので当日の流れを想像して、イメージトレーニングしてください。

これから1週間、当日、朝起きてから帰ってくるまでの映像を自分の頭の中でイメージしてください。そうすると当日ちょっとだけ落ち着けます。

落ち着くのはちょっとだけなら意味ないのではと思ったあなた。
ちょっとだけ落ち着くのが重要なんです。

周りの人はちょっとも落ち着けていないのです。
あなたがちょっとだけでも落ち着いているだけで大きな差が生まれているのです。

当日のイメージトレーニングをして、しっかり緊張して、そしてちょっと落ち着いて試験に挑んでください。


試験日までに焦らず、しっかり準備して万全の体制で臨んでください。
健闘を祈ります!!



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