資金調達のお知らせと、Crezitで実現したいことについて。

本日リリースを出しましたが、ジェネシアベンチャーズとインキュベイトファンドから7000万円の資金調達を実施しました。事業フェーズとしてはまだプレシードで、まさにここから始まっていくところです。(本当にまだなにも、オフィスもない、、、)


資金調達もあり、ほんの少しだけでも関心が集まる機会なのでCrezitを通して何を目指しているかとか、その経緯など、大きめな話を書き留めることにしました。

弊社に興味ある人や、与信やファイナンスの話に興味がある人に読んで頂けたら嬉しいです!
採用もやっていますので共感して頂いた人はぜひ気軽に連絡ください。連絡手段は最下部に記載しておきます。


クレカが作れない話

僕個人として消費者信用の領域で事業を作ろうとしている理由の一つとして、クレカ作れない問題があります。数年前に幾度か延滞してしまった結果、いまだにクレカが作れません。某ネット銀行にお金を預け、同じ会社のデビットカードでオンライン決済のほとんどを済ませているにも関わらず、クレカには落ちてしまいます。キャッシュがそこそこある時は大した問題ではないのですが、少しCFが悪くなると途端に苦しさを覚えます。

少し前まで固定給が毎月入ってきてたのにも関わらず、なぜクレカ作れないのだろうか、なぜ与信されないのだろうかと課題感を持ったところから今回の事業のテーマに辿り着きました。(遡れば学生時代にマイクロクレジットの素晴らしさやファイナンスの力みたいなところに魅了されたというのも裏話としてあります。)

与信について世の中の動き

与信や信用情報という文脈で考えてみると、現在国内では様々な実験が行われてるようにみえます。信用情報を決済データから擬似的に生成しようとする動きや、与信しない方が結果的にコスト低いんじゃないかという仮説、色々なサービスの不正データ集めてDB化すれば良いのではないか、などなど。尊敬してやまない先輩起業家・経営者たちが現在進行形で実験を進めているところで、全部正解かもしれないし、全部外れるかもしれないし、答えは暫くわからないままではありますが確実に進化していってる今なんだなあと感じます。

そんな中で、僕としてこの市場に対する仮説は、透明性でありオープンネス!です。つまり、既に存在する信用情報を様々な与信主体が使えるようにすればいいのではないか、ということです。

与信の民主化と個人のエンパワーメント

CAMPFIREの家入さんは、「資金集めの民主化」という言葉を使っています。資金を集めるということは逆に資金を提供する人がいるわけですが、僕の視点で言えば、信用供与主体の多様化に伴う「与信の民主化」といったところでしょうか。

人々の経済活動の基盤が、現状の企業による独占的な構成から多様化・多層化していく流れが、徐々にですが大きくなりつつあるように感じます。
更に、既に起こりつつある変化として、これまで金融機関が中心的な役割を担ってきた資金調達・信用供与・信用創造などといった機能についても、経済の分散化に合わせて、各マーケットを運営する事業者や、個人間での取引が独自に持ちつつあると観測しています。例えばそれはSquareであり、メルカリ・メルペイであり、BASEであるわけです。

マーケットを運営する事業体などは、自社サービス経由で独占的に持つデータを活用して既存サービスよりも良い体験や価値を提供、ネットワーク効果を最大限高めるべく事業を展開していきます。結果として、プラットフォームが大きくなればなるほど、そこに所属する個人にとってよりよい体験が実現していくと思います。

Crezitで実現したいこと

上で書いたように人の経済活動が分散化・多層化しているというのは色々なところで整理されているので、ほとんどの人にとって共通理解だと思います。

僕がオリジナルに持っている仮説はここからで、経済自体がロングテール化していくというものです。相対的に小さな経済が多くなります。

大小に関わらず、経済を作っているわけですから、金融機能はある意味でデフォルトです。大きなマーケットであれば自前で揃えていくでしょうが、小さなマーケットはどうなるのでしょうか。

僕自身、前職で金融事業を立ち上げてみて感じたことの一つとして、”これめっちゃたいへん”という思いがあります。仮に小さな経済圏が全て自分たちで金融機能を作ろうとすると、コストが高すぎて正直、そこに参加する個人に対する最適な与信は実現されないでしょう。

金融・与信機能を独自に持つコストが高いと書きましたが、その大きな理由として信用情報のアクセシビリティとデータの収集コストがあると考えています。JICCやCICといった信用情報機関に保存されている個人信用情報にアクセスできるのは、原則として一部の金融事業者、特定条件下でのみ可能です。与信主体が多様化するなかで、今後このアクセシビリティは大きな課題になるはずです。
また、個人のデータ生成が秒単位で行われている時代において、そのデータを収集する機能やインターフェースが既存与信主体にはありません。今後、データを最も効率よく集めることができるのは細分化されたマーケットを営む事業者であるにも関わらず、彼らは肝心の信用情報へのアクセスできない状態が続きます。

世界中どこの金融に用いられる”信用スコア”をみても、その要素としてクレジットヒストリーが利用されていないケースはまず存在しないという事実。
与信主体が多様化するなかで、今後このアクセシビリティと収集コストは大きな課題になるはずです。

Crezitがやろうとしているのは、この課題を解決することです。
人の働き方や、活動する経済圏が分散化していく未来において、どんな国のどんなマーケットにおいても適切に与信される世界を作りたい。そのために僕たちは信用情報のオープン化、そしてあらゆる与信主体が低コストで簡単に導入・利用できる金融インフラサービスを作ります。ここが大きな目標です。更に、もう一歩踏み込んで考えると、個人がマーケット間をより頻繁に、自由度高く移動していきます。今までは日本、シンガポール、アメリカなどと経済の単位は国家でした。国家間の移動は頻繁に起こるものではないですから、一部移民問題などでしかクレジットの課題についても議論されてきませんでした。

今後、人々は複数の細分化されたマーケットに所属し、国やマーケットの垣根を超えて頻繁に移動していくようになります。それは小さな単位で言えば、CtoCプラットフォームAとクラウドソーシングサービスB間の移動かもしれませんし、同種のサービス間の移動かもしれません。僕は最終的にCrezitを通して、インターネット上で、資産としての信用をポータブルに引き継げるプラットフォームを作っていきたいです。それはMax LevchinがPayPalで共通IDを作ろうとした試みに似たものなのかもしれません。難易度は高いですが、チャレンジに値すると思っています。

まとめ

妄想に近い、大きめな絵を描いているのでなかなか共感してくれる人は少ないかもしれませんが、自分では割と明確に達成までの道のりが見えてるつもりです。(スタート直後なので豪語させてください。)もちろん、いきなりそんな大きなものを作れるわけないですから、事業を立ち上げていく順番がとても大事です。

Crezitは最初に消費者信用(消費者向け貸付と販売信用)の領域からスタートすることにしました。クレカ作れない話で触れたように、自分自身、学生時代の延滞が理由でずっとクレジットカードを作れない状況にあります。信用力がありません。保証会社の審査落ちます。環境の変化に遅れるどころか、現時点でもあまりイケてない仕組みが残っているので、ここを切り口としてスタートしていきます。

最終的な形式が新しいグローバルな信用情報機関なのか、銀行なのかを定義することは難しいですが、なんか面白そうだなーと思ってくれた方がいれば、ぜひ一緒にやりましょう。気軽にお声がけいただければ嬉しいです。


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Yabebe

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