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Glastonbury Festival 19 / 壮大なお祭りに行ってきました Vol.1

行ってきました、グラストンベリーフェスティバル。
早速、先月に開催されたグラストの様子をご覧いただきたいと思います。

ちなみに、グラストンベリーってなに?どうやって行くの?といったことは

世界のフェスに行ってみる (グラストンベリーへの道編)

にまとめてあるので、ぜひこちらをご覧ください。

会場までの道のり

まず、会場のウォーズィファームがあるピルトンまでの道のりですが、電車とバスを乗り継ぐか、直接会場へ向かうコーチで行くか、または車で行くかが主な選択肢だと思います。今回僕が取ったチケットはオフィシャルのコーチ付きチケットだったので、コーチで向かう道のりを紹介します。

ちなみに一般チケットの場合は、national expressなどが会場までのコーチを提供しているので、同じようにいくことが可能です。(発着場所は各会社で異なるのでご自身でご確認ください)

僕の場合、飛行機で深夜にロンドンに到着し、空港などで少し時間を潰してから、コーチ出発場所へと向かいました。オフィシャルコーチの発着場所は、O2アリーナ近くのコーチ専用駐車場となっており、最寄駅で言うと地下鉄ジュビリーラインの "North Greenwich" 駅でした。

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駅を降りて、グーグルマップに従いながら、一般駐車場を抜けて行きます。この時点で重いリュックを担いだ人たちが沢山いるのでそれに付いていきました。

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駅から大体10分程、出発時刻の40分くらい前に着きましたが、すでに沢山の人が待っていました。

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メールで届いたコーチのE-チケットには自分が乗るバスの番号も書いてあるので、スタッフの人に番号が呼ばれるまでそこで待機します。しばらくすると僕のバスの番号になりました。

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チケット配布

オフィシャルコーチ付きチケットの人には入場チケットはコーチに乗ってから配られるとメールに書いてありました。最初はそこを読んでいなくていつまでたっても郵送されて来ないので、かなりひやひやしたものです。まぁただこれを読んでも若干不安ではありましたが。。。

全員が乗り込むと、運転手さんが点呼をとりながらチケットを配り始めました。日本人は僕だけだったので、「これはきっと君のだろ」とすぐに渡されました。

チケット、めっちゃ派手で豪華です。そして登録した時の自分の写真が貼っついています。さすが長年やってるフェス、セキュリティ対策のレベルが高い。

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バスは予定通り朝の7:00に出発しました。会場までは所用5時間ほどかかる長旅です。トイレ休憩も1回挟みます。

そうそう、途中にはあの有名なストーンヘンジを通ります。窓から見えるので途中注意しているとわかります。ロンドンから会場に向かう場合は向かって右側、帰りだと左側に見えてくるので、そちら側の席に座っているとよく見えます。

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細い一車線の道をしばらく走るといよいよ看板が見えて来ます。会場付近のグラストの標識に、テンションが上がります!!

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休憩を挟んで朝の7時に出たバスは、お昼12時頃に会場の北側、バスコーチ専用ゲートに無事到着しました。

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会場は目の前、一歩一歩踏みしめながらゲートへ進みます。

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そしてついにゲート!!抜けるともうそこはあのウォーズィファーム!!

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日本から9,000km はるばる(実際にはベルリンからですが)来た日本人です、リストバンドを付けましたよ!!

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マップ

本当に広大なので簡単に迷子になれます。

地図は基本オフィシャルアプリで自分の位置を見ながら歩いていましたが、正直ネットやオフィシャルアプリなどのマップは、結構見づらくて苦労しました。結局会場でもらった小さなガイドブックについてるマップが一番見やすかったのでここではそちらを載せておきます。

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 テント設置場所、キャンプサイトについて

入場して感動に慕っているのもつかの間で、まずやらなくてはならない大事なことがあります。そう、テントの拠点を決めなくてはなりません。

グラストではキャンプサイトが固まっているわけではなく、会場全体に点在しています。そのため設置場所によって近いステージなどが変わるため、ベストポジションというのは人によって意見が別れると思います。

僕がいったのは木曜日ですが、会場自体は水曜日から開いているため、中央のいい場所は、この時点でほとんど埋まっているようでした。(写真、薄緑がキャンプサイト、赤紫がステージエリアです)

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重い荷物を持って、歩きながら探すのは体力が持たないと思い、入り口ゲート入ってすぐのスタッフの方に「静かで落ち着いているところはどこですか?」と質問しました。

スタッフの人が言ったのは「静か?ああ、ならここね」と言い、指差したのは、なんとゲートの横(いやむしろ後ろ)でした。「ここが一番静かよ」とさらっと言われ、予想外の場所にしばし固まってしまいました。

正直もっとステージ近くにもたくさんテントを張れるところがあるので、ここはもう少し中の方で見つけるべきじゃないのかとか、この人めんどくさいからそう言ったんじゃないのかとか色々考えました。笑

その場でけっこう悩んだ末に、結局スタッフの方が言った通り、ゲートすぐ横のキャンプサイトにテントを張ることに決めました。まぁはじめてなので、むやみに歩いて探し回らずにさっさとテントを張ってしまおうと思ったわけです。キャンプサイト名で言うとWicket Ground Family Camping です。地図だと、一番北に位置しています。

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メインゲートの奥のサブゲート近くのフェンス沿いが空いていたので写真のココに決めました。ココなら絶対に迷わない場所です笑

ではこの場所が実際に開催期間を通してどうだったのかの感想ですが

まず良かったところ
スタッフの人が言うようにここは静かでした、そしてゲート付近なので常に明るく、ゲートスタッフがいるため、安全面もよかったと思います。一人で行ったので、盗難などはかなり気を使ってて、まぁ盗まれてもいいような道具で行きましたが、やっぱり盗まれたくはないです。このあたりに張る人はどちらかというと家族や大人の人が多かった印象です。若者グループはもっと会場近くで泊まりたいでしょうからそこら辺も静かっだった理由の一つなんでしょう。ということでここは安全や静かといったことを求めるならありかなと思います。

次に悪かったところ
どうぞ上記地図を見て見てください。そう、とにかくどこからも遠い!本当に入口ゲート横なので当たり前ですが、毎回がゲートからのスタートになるため、一旦戻って荷物を取ってきたりするのがダルいです。もっとも近いメインステージである、ジョンピールまでざっと15分くらいはかかりました。

そんな感じで他のキャンプサイトを確認する前にテントを張ってしまったのですが、さすがにここを最もオススメする訳にはいかないので、他のキャンプサイト(特に人気な)も歩きながら見てみたので紹介します。(19年の地図にある名前で書いてます)

Pennard hill ground
会場中央やや南側に位置するエリアで、熟練者は毎年ここにしかキャンプを張らない人も多いのだとか、確かにどこに行くにも真ん中に位置しており、夜も賑やかなエリアが近いので理由は頷けます。

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Oxlyers campsite
Other stageの前にあり、地図的にもほぼ真ん中に位置しています。何と言っても利便性がよく、キャンプサイトからでも余裕でステージの音が聞こえます。

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Big Ground Campsite
ピラミッドステージ後方に位置しており、上の2つよりは空いているエリアです。それでいて東側のステージやエリアには行きやすいところだと思います。欠点は丘になっているので斜面であること。ただその分、上からの眺めは素晴らしかったです。

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TIPI FIELD
有料テントサイトであるTIPI FIELDも一応紹介しておきます。Pennard hill groundの隣に位置しており、専用の豪華なテントに泊まることができます。フジロックでいう苗プリですね。オフィシャルの詳しい情報はこちらです。

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いずれにしても参加できるのであれば、水曜日から行った方が断然いいです。テント場所だけではなく会場の把握などをするにしても大分ゆとりが持てると思います。

ステージ

前回の「グラストンベリーへの道 / 開催間近のグラストの歴史と19年の予習」でメインステージは紹介をしたので、その他のステージを中心に載せて行きます。

ARCADIA’S PANGEA
大きなクレーンの横を最初に通った時はまだ工事しているのかと思いましたが、これ自体がアトラクションでした笑

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夜になるとオープンするエリアでクレーンの真下に位置するDJブースがステージで、文字で説明すると意味がわからないかもしれませんが、クレーンが周って周って辺りから火を吹きます。いやほんとそのままの通りです。

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SOUTH EAST CORNER (SE Corner)
サウスイーストコーナーとは総称で、東の端に夜オープンするエリア一帯のことを指します。お店あり、ショーもステージもありで、下手な繁華街より賑わっています。まさに大人の遊園地で、夜通し遊べます。

・BLOCK9 (IICON)

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・BLOCK9 (GENOSYS)

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・THE COMMON (RUM SHACK)

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・SHANGRI LA (THE GAS TOWER)

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・UNFAIR GROUND

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THE GREEN FIELDS
滑り台や丸太の迷路など日中も遊べます。夜になるとランドマークであるツリーでDJをやっています。LEDが綺麗でインスタ映えする景色でした。

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BEAT HOTEL
シルバーヘイズとキャンプサイトの境目にあるバー兼、ダンススペース。これから寝に帰る人とこれから遊びに行く人が入り乱れて、夜はいつもパンパンでした。

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THE PARK
パークエリアは昼も夜も賑わっています。フジで言うオアシスエリアに似た雰囲気です。ここもいくつかステージやダンススペースがあります。WORMHOLE いつも長蛇の列で結局入れませんでしたね。

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他にもまだまだありますがキリがないのでこの辺で。

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ステージ以外のエリア

グラストは本当に、ステージ以外のエリアが沢山あります。こちらも全部拾うことはできませんでしたので、抜粋するので、その雰囲気を感じてください。

シアターサーカスはグラストのもう一つの大きな顔です。グラストの正式名称が ”Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts” というだけはあり、このエリアは常に何かしらの催しが行われています。正直僕はじっくり見れませんでしたが、ここで過ごす余裕?ができてグラスト上級者なんでしょうね。

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食べ物、飲み物に関してはどこで食べれるということではなく、道ごと、エリアごとに常にあります。何店舗か出しているお店もありましたね。

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こちらSACRED SPACE、南の外れにあった一番隠れ家的、スペース。

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先ほど紹介した、THE GREEN FIELDSと呼ばれる一帯はステージだけでなく、手作りクラフトを作ったり、民族音楽系のステージがあったりと、ピースフルで静かなエリアです。その昔ダライ・ラマも訪れています。フジで言うピラミッドガーデンと言った雰囲気。

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KIDS FIELD、子どもの遊び場はここ以外にも沢山あります。子どもづれも沢山見かけましたね。

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ジョンピールの東には THE WOOD と呼ばれるエリアがあり、ここを抜けてピラミッドステージや東のエリアを行き来します。奥の階段を上がると森の真ん中を、空中散歩できます。夜はライトアップもされて綺麗でしたよ。

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そして必ず訪れるであろう場所がここ。パークの後ろに広がる丘です。丘の上に登れば会場全体が見渡せます。ここからだとグラストの規模の大きさがよくわかります。

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夕暮れから日没にかけては本当に綺麗です。

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撮影スポットのグラストのロゴは丘の頂上にあります。

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会場の規模・地理感について

会場を歩いて感じたことは、想像以上に広い!!という印象でした。
見渡すと農場とは思えず、街が一つできているんじゃないかと思うほどです。だもんで、各ステージの距離感を把握していないと、気づかずに無茶なタイムテーブルを組んでしまい、たどり着く前に終わってしまったりする可能性も十分にあり得ます。そこで僕の実際に歩いてみての超個人的感覚にはなりますが、それぞれの距離感をお伝えしたいと思います。

上の地図再掲しますね。

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<=>超個人的距離メーター(=が長いほど距離長い)

ピラミッド<=====>アザー
どちらもメインステージ中のメインステージである2つなので、大物アーティストがたくさん出てきます。

マップを見るとステージを背にして向かい合っているので、すぐ行き来できるように思いますが、意外とこのステージ間は遠い印象です。2つのステージの間がスタッフ専用のエリアになっているので、迂回をするように道ができているためです。感覚では通常の混み具合で15分程はかかったかと思います。

ピラミッド<==>ウェストホルツ
ウェストホルツは期待の若手から各国の大御所までバリエーション豊かなラインナップなので結構行く機会が多いかもしれません。ピラミッドからだとアザーに行くよりも近く、アザーから行くのも同様に近いです。続けてのタイムテーブルでも十分可能な移動距離ですね。

ピラミッド<=>ジョンピール
ピラミッドから一番近いのはジョンピールの印象です。ジョンピールも若手が多くラインナップされるので外せないステージになると思います。ピラミッドは当たり前ですが、一番混みます。なので大渋滞の中抜けて行きやすいのもジョンピールでした。この2ステージ間なら無理なくタイムテーブルを組めると思います。ちなみに僕はジョンピールに来たらテントに寄れるチャンスだと思い、何度も休憩しにキャンプサイトに戻りました。

パーク<=====================================>ジョンピール
最も南に位置するメインステージがパークステージ。タイムテーブルの中でここが含まれていたら注意です。最も近いであろうアザーステージからも15分くらいはかかります。最も北に位置するジョンピールステージからだと順調に行っても30分以上はかかる感覚です。もしこの2つのタイムテーブルを続けて組んでしまったら、一つは諦めた方がいいかもしれません。。

シルバーヘイズ<==================>サウスイーストコーナー
夜になるとオープンするシルバーヘイズとサウスイーストコーナーはどちらも夜通し賑やかですが、位置的には離れています。シルバーヘイズは中央北、アザーステージの近くにあり、サウスイーストコーナー、一帯は南東の外れに位置します。基本的には今日の夜シルバーヘイズにいたら、明日はサウスイーストコーナーを楽しもうのような感覚でいた方がいいと思います。

アザー<>グレイド
もうここはすぐ真裏です。同時にやってたら完全に音かぶりしてます。アザーでバラード歌ってて、グレイドでトランスなんかが流れてる日はもう最悪でしょうね笑。まぁその分めちゃくちゃ近いので無理なタイムテーブルは組めますよ。

長くなってしまうので一旦ここら辺で、続きはVol.2で。

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