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東京プチ満喫

幡野さんのワークショップを終え、大学時代の友人たちと飲みに出た。池尻大橋にある山正さんというお店で飲んだ。鉄骨で組まれたテラス席には昔ながらのだるまストーブが唯一の暖房器具として置かれていて、それでも足りない場合には半纏の貸し出しがあった。さっそく後輩に半纏を着てもらったが、こういうのがめちゃくちゃ似合うのは本当に羨ましい。

途中他のお客さんが入ってきて、荷物を見るとめちゃくちゃ目が合った。可愛い。

話が盛り上がったのもあるし、お酒が入ったこともあったのか料理の写真を撮り忘れたが、焼き鳥もタンもレバーもおでんも、本当に全部美味しかった。それだけ楽しかったんだと思う。

だるまストーブと半纏と、長年蓄えてきた自慢のボディーだけでは少し寒さを感じてきたので、隣のお店に移動した。

次に行ったお店は居髪店さん。「九州から来たお前は知らないだろう」と九州出身の奴らに言われながら、梅水晶という食べ物を頼まれた。
コリコリしてて個人的にめちゃくちゃ好みの食べ物で、後で調べてみると鮫の軟骨を梅肉で和えたものだった。
キャビアとフカヒレ以外で鮫の料理があることを初めて知った。

美味しいお酒と美味しい料理で「助さん、格さんもういいでしょう」くらい満たされたので、居髪店さんを後にしてお台場へ。

4歳からガンプラを作っているくらいの無類のガンダム好きの僕の目当てはもちろんユニコーンガンダム。以前見に行ったこともあるけど、何度でも見たくなる36才男の子。
お台場に着き何故か買ってもらった、鍋のスープみたいな参鶏湯風スープを片手にユニコーンのもとへ。
実物大だけあって、やっぱり大きい。
本当にこんなもんで戦争なんておっぱじめたら、僕らなんてひとたまりもないんだろうなぁなんて思いながら、冷め切った参鶏湯風スープの底に残った発芽米をすすり尽くした。

ホテルまで送ってもらう帰り道、東京タワーの近くまでやってきた。車の中で1人テンションがあがる九州人。僕は東京タワーはどこで見るかで、東京の人もテンションがあがるのだと勝手に思っている。もちろん、異論は認める。でも言わないでほしい。

ワークショップが目的でやってきた東京だけど、気の合う友だちと美味しい物を食べて、素敵な場所に出かけることが旅の醍醐味だった。

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