ゲームさんぽ精神科医の名越康文先生の回が劇的に面白い。

最近、ちょこちょこPCのゲームとかやり始めて、ゲーム実況の動画とかもみたりしています。

ライブドアニュースでやっている「〇〇のプロと行くゲームさんぽ」という企画の精神科医の名越康文先生の回が、めちゃ面白くて、悲惨な事件の起きた昨今、とてもタイムリーだとも思いました。

こちらのゲームの舞台は、アンドロイドが人間と暮らす未来。アンドロイドが起こした事件現場の場面からスタートします。ほんの一瞬のシーンで登場人物の表情とその変化を見て洞察していく、その観察眼の鋭さにも驚きますが、人物の言動からそこにどんな感情があるのかを丁寧に拾っていこうとする姿勢に感銘を受けます。

「終わらせたいだけだ」なんて、終わらせたい人は言う必要ない。それを言うということは、その裏には本人も気づいていないけど「救ってくれ」というのがある。
ものすごい絶望とか怒りがある。それを相手に言うということは、相手に「信頼できる人であってくれ」という無意識的な祈りがあるのではないかと思う。
ほとんどの人間の怒り、あるいは暴力というのは、寂しさが根本。自分の孤独、見捨てられた感覚から激烈な怒りが起こる。
怒りっぽい人はものすごい寂しい幼少期を経ている人は多い。

他にも、「感情を読み取れる人が減っている」など、今の社会や心理学についてと、これから心理学などを学ぶ人への希望などを述べられていました。

名越先生のような洞察・観察力をもっていると、映画やドラマも全然違ったように見えるんでしょうね。逆に、作りの雑なものはそれが見えてしまうのかも。

名越先生の書籍も好きで何冊か読んでいます。
僕が読んでお勧めなのはこちらかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?