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番外編2 市立図書館を仕事に活用する

商品を開発するときや事業を考えるときに、お客さんの視点で考えたい、と思いますよね。

でもそれってむつかしくないですか?
私にはとてもむつかしいです。

なぜかというと、知らない相手が欲するものや必要としているものが分かるほど私には想像力がないからです。

じゃあ、たとえばミドル世代(ってあんま使わない?)のおじさんが最近の若者が好きなものについて知りたいと思ったときどうしますか?

いちばんいいのはまちに出て観察することのような気が私はします。
あるいは若者と会って話してみる。
むずかしい話じゃなくて日常で友だちと話すような感覚で話してもらえたら。

でもそれってむつかしくないですか?(2回目)

もともと交流している若者がいるならばいいです。
でもそういう若者がいない場合、わざわざ話を聞きにいきますか?
それもいいかもしれません。
でもビジネスに利用する目的で若者のことを知りたいと思っているおじさんなんて、私が若者だったときを考えたらあまり関わりたくないかも。
それは個人の価値観によりますが。

そしたらどうするか?
直接聞かなくてもいいですよね。
たとえば若者の間で流行っているらしいものにアクセスしてみるとか。
ネットでいろんな情報を得るのもよし。

私が思いついたのは、若者が読む本を読んでみるという方法です。
じゃあいまの若者が読む本ってなに?
それもネットで探しますか?それもいいと思います。

私が提案したいのは、市立図書館の企画展を活用するという方法です。
市立図書館は時期に合わせてさまざな企画展を開催しています。
新社会人に読んでほしい本とか、干支にちなんだ本とか。

今回ご紹介したいのは「延岡市立図書館でよく読まれた本」の展示です。
先に断っておくと、すみません、私はこの展示を注意深く見たことがありません。
ですが、この先はよくチェックしようと思っています。

それは、世代別のニーズのヒントが得られるかもしれないからです。

うろ覚えですみませんが確か、そんなに細かくはなかったかもしれませんが世代別によく読まれた本のランキング形式で紹介されます。
展示はランキング形式じゃなかったかもしれませんが、同時に発行されるよく読まれた本のリストはそうだったはずです。

そのリストだけでも入手してざっと見ておくだけでもとてもいい情報が得られるのではないでしょうか。

図書館を運営する側も、そのように活用されることを想定すれば、展示の仕方やリストの作り方もまた違った工夫ができるのかもしれません。

市民が本を読めたり情報にアクセスできる場所は市立図書館でなくてもほかにあるかもしれません。
でも、このほかでもない延岡市民によく読まれた本という情報、それも世代別に情報を出せるというのは市立図書館でなければなかなかむつかしいのではないでしょうか。

市立図書館を愛するいち利用者として、こんな活用ができたらなあと思って半ば思いつきで書いたので、筆がすべった形になっているかもしれませんが、利用者さんにも運営者さんにもひとつの提案となれたらうれしいです。

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