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4.22(63/89日目) WRCラリー

8時起床。

ラリーは14時30分スタートだが何があるか分からないので念の為早めに動くことにした。

しかし10時頃にスタート地点に歩いて行ってみたが昨日と特に変わった所もなく、「本当にやるの?」という感じで静まり返っていた。

一旦町まで戻りランチをゆっくり食べ時間をつぶし、13時頃もう一度行ってみると、数人の大会関係者やカメラマンなどがいてスタート地点にテントも立っていた。少数だがギャラリーも集まっていた。
F-1などと違って指定席などはないので、スタート地点の目の前に陣取り14時31分からのスタートを待つ。スタート時間が近づくと見物客もだんだん集まってきてやっとそれらしくなってきた。 

14時25分、現在首位のトヨタカローラを操るオリオール選手のラリーカーが爆音を響かせてやって来た!

スタート地点手前の20m程の路上でアクセルを踏み、車を左右にゆらしドリフト車行でタイヤを温める。タイヤの焦げた匂いが辺りを漂う。F-1の一周目のフォーメーションラップと同じである。

数は決して多くはないが、集まったギャラリー達が歓声を上げ始め、ドライバーとコドライバー(ナビゲーター)、ラリー関係者の緊張感が独特の雰囲気を創った。
この光景を大会スタッフの方々とほぼ同じ2mの距離感で観れるなんてなんとも贅沢である。

ドリフト後、スタートラインにピタッと停止し電光掲示板がカウントダウンを始めた。

「4、3、2、1」

アクセルを吹かしすごい爆音が森に轟く。

「0!」

タイヤを空転させてスタート!あっという間に山道を駆け上っていった。

迫力に圧倒!テレビ観戦とは全く違う臨場感。

「すごい、すごい!」

と自然に言葉が口から漏れた。
2分後、2番手のロイクス選手(トヨタカローラ)が同じく爆音でスタート。さらにその2分後、地元スペインのサインツ選手がスタートし大歓声と拍手で見送られた。その後は、ミツビシ、フォード、イビザなどの車が続いた。

スタート地点も大興奮だったが、ラリーカーーの爆走する姿を見るために、真横を道幅目いっぱい使ってラリーカーが走り抜けていく中、スタート地点を離れさらに上の方に移動することにした。

普段スピート制限がある一般道なだけに観ていて気持がいいし、迫力もものすごい!!
なによりも無料で観戦できるのがうれしい。狭い山道の脇で観戦する事が出来るので、車と見物客の距離はF-1などよりは比べ物にならない。

カーブしている道のイン側に居ようものなら、ラリーカーが道路の内側に突っ込んでくるようにハンドルを切るので時速100km以上で通過する車とドライバーの真剣な表情ものすごく近距離で見る事ができた。

距離にして50cm(実際は2m)!思わずのけぞってしまった。

スバルのインプレッサを見たかったが、途中でリタイアしてしまったようで結局最後まで来ることはなかった。カメラのフィルムがたくさん残っていれば全車写したかったが、残りが少なかったのでそういうわけにもいかず数台に留めておいた。

16時には全車が通過。最後にセキュリティカーが3台程通過し(その車もなぜか全速力)ラリー終了。結果は明日の新聞で確かめることにしよう。

今頃先頭の車はゴールしてLoret de Marは祝福のセレモニーとなっているだろうか。
明日はゴール地点のLoret de Marに移動し、表彰式のシャンパンの残り香を嗅いでバルセロナに戻る予定。 

ヨーロッパはスポーツのイベントが日本よりも多いので本当にうらやましい。
残す旅の目的はF-1観戦のみだ。

本日の出費

朝食 350Pts
昼食 1,000Pts

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