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[全文無料] 「人生を楽しむ方法」教えます、あるいは #noteの続け方

#noteのつづけ方 といっても、「こうすればあなたも、必ずnoteが続けられます」というような、何か特別な方法があるわけではありません。

続けたいなら書けばいい。

ただそれだけのことです。

けれどもこれだけではあまりに素っ気なさすぎますので、note上の三つの記事を肴にして、「どうせnoteに書くんなら、楽しんで書いたほうがいいんじゃない」という主張を展開してみます。

この記事を読めば、人生の楽しみ方が分かっちゃうこと請け合いです、笑。

  *  *  *

初めに登場していただくのは、青空ぷらすさんです。

ぷらすさんはこちらの記事で、「記事・作品の売買に固執しないほうがいい、それよりも自分が好きなことや、面白いと思うことについて書いたほうがいいよ」という意味のことを書いてらっしゃいます。

☆noteの続け方
https://note.mu/purasu/n/nb9a8974b2884

ぷらすさんはnoteが始まった最初の年、2014年の後半からのユーザで、映画のレビューを中心に文章とイラストを書き続けています。

映画を見ることが好きで、丁寧な紹介を書き続けているので、フォロワー数も2,400人以上、ぼくの6倍の数です(同じくらいnote歴はあるんですけど、とほほ)。

とまあ、noteを使うきっかけが、記事の販売にあったとしても、それをメインにするよりも、きちんと自分が楽しめるものを書いたほうがいいよ、というお話ですね。

  *  *  *

次に紹介するのは、#noteのつづけ方 というタグの発生元である徳力基彦さんの記事です。

☆絶対に失敗しないブログの始め方を知ってますか?
https://note.mu/tokuriki/n/nbbd8807be222

徳力さんは、2019年7月から「noteプロデューサー/ブロガーとして、ピースオブケイクに時短勤務」してらっしゃる方です。

彼のおすすめの「続け方」は、「ネットには自分のためのメモを書きなさい」というものです。

「絶対失敗しないか」というとちょっとビミョーな気がしますが、「人に評価されることを書かなくちゃ」というプレッシャーをなくして、
「『ネット上で書く』ということに対する敷居を低くする」
という意味では、とても有効な方法ですよね。

「でも何でメモをネット上で公開する必要があるの?」とひょっとして思いましたでしょうか。

理由は2つあって、1つ目は自分に必要な情報をネット上に置くことで「いつでもどこからでも検索できる」ようにするためです。

例えばぼくの場合、「むかしnoteにアメリカインディアンの詩を訳したことがあったな」と思い出し、「何か神様の教えみたいな話だったはず」なので、googleさんに、

  site:note.mu としべえ 教え

と聞いてみました。

site: という呪文を使うと指定したサイト(この場合はnote.mu)の情報だけが検索できます。

すると検索のトップに、

 [再掲]スー族の祈り
 https://note.mu/tosibuu/n/nc8dc7eaa8799

という自分の記事が出てきました。

記事タイトルには「教え」はなかったんですけど、本文中にあったのが検索に引っかかってくれたわけです。

……というような感じで、自分で入力した情報が簡単に検索できるようになるので、「おっ、それは便利だな」と思ったら、ぜひ試しにやってみてください。

そして2つ目の理由、こちらこそネット上で、しかもnoteでやるのに打ってつけの理由なのですが、あなたのメモはきっとほかの誰かの役にも立つはずだ、ということです。

読んだ本のメモを取るか、映画のメモか、気になったニュースか、おいしそうな料理のレシピか、内容はなんでも、あなたが関心を感じるものでかまわないわけですが、そうやってメモ記事を書き続けていると、あなたのが書いたモを見て「いいな」と思ってくれる人が必ず現れます。
(絶対とは言えませんが、笑)

noteなら、文章を読みたい、創作物が見たいという人がたくさん参加していますから、テキストでもスケッチでも、気軽にアップして、自分の書棚代わりに使っていれば、あなたの情報にきっと目を留めてくれる人が現れることでしょう。

そうやって、リアルの世界では知り合えないような、いろいろな人と出会えるのがネットの醍醐味なのです。

  *  *  *

さて、お三方めはツイッターでたまたま目に入った杉本織穂乃さんの記事です。

☆「何も書けない」とツイートしたら、暖かいコメントが来て感動した話
https://note.mu/nekoshihoooo/n/nb5dd5a1f3a49

織穂乃さんは「noteを始めたはいいんだけれど、自分にとって意味のあるのは2つの記事だけで、それを書いたらあとは書くものがなくなっちゃった」というんですね。

で、そのことをツイッターでつぶやいたところ、「こんなことを書いてみたら?」と、いろいろな意見をもらえて嬉しかったという内容の記事です。

なぜ書けないかということについて織穂乃さんは、

いちばんの原因は、「noteに書く限りは、多くの人に見てもらいたい!」と思っていることです。そうじゃなかったら日記に書けばいいです。なのに、最近迷いながら書いているせいか、元々の記事が面白くないのかは知りませんが、PV数もスキの数も伸び悩んでしまっています。

と書いています。

これって気持ちはよく分かります。

ぼくも昔は、渾身の力を込めて書いた作品が見事空振りに終わると、がっくりと肩を落としていたものです。

でも、ページビューもスキの数も結局は目安でしかないんですよね。

「コンテンツの販売にこだわらない」、「ネット上で書くことの敷居を低くする」ということとも重なる話になりますが、
「人の目を気にしすぎたら、あなたの作品はダメになる」
ってことなんです。

もちろん「まったく人目を気にせずに価値ある作品を生み出し続けられる」ような人は、ごく限られた天才と呼ばれる人に限りますから、「たくさんの人に見てもらいたい」、「できれば買ってもらいたい」と思うのならば、自分の作品の中で「どんなものが一般受けをするのか」ということは、ある程度意識しておいたほうがいいでしょう。

そうではありますが、

noteは優しさに溢れる文章をピックされることが多いですね。
それか面白いとか、とにかく"人を元気づけるようなもの"がテーマだそうです。私の文章は真逆になってしまっています。もう、書きたいこともないからネガティブを封印します。

という部分は、ちょっと違うかも、と思うんです。

「今書きたいもの」がポジティブなものなら、それを書けばいいし、「またネガティブが書きたくなった」のなら、それを書けばいい。

ネット上に何かを書くっていうのは、それくらいシンプルでいいと思うんです。

「noteはポジティブ志向だから」とか、「おすすめに拾ってもらうにはこんな記事でなきゃ」とかって、考える必要がない話なんです。

これについても、「自分は絶対多くの人に読まれたいんだ」とか、「必ずおすすめに載ってcakesで連載をする」というような思いで、それに焦点を当てた記事を書き続けたい、というのなら、そうして悪い理由はありません。

どんなものが受けるのかを試しながら書いていって、読者を増やしていくのが楽しい、というタイプの方なら、それで成功することもできるかもしれません。

けれども、普通レベルの承認欲求の人で、「自分の書いたものを人が読んで楽しんでくれたらなぁ」とか、「ひょっとして自分もウェブライターになってお金が稼げないかなぁ」と考えてるような、ぼくも含めた凡人にとっては、PVやスキの数を増やすために書き続けるのはハードルが高すぎます。

ですから、どのくらいの人が見てくれているとか、内容がポジティブかネガティブかとか、そういう外からの評価には惑わされずに、
「自分が書きたいものは何か、書いていて楽しいものは何か」
といった内側の気持ちに正直になることが、書き続けるための原動力として、あなたの力になってくれることを忘れないでください。

それからnoteのおすすめに載らなければ多くの人に見てもらえないかと言ったら、かならずしもそうではありませんよね。

note.muって、ぱっと見は「娯楽優先」の読み物サイトって感じですけど、その中で福島の原発事故についてシリアスな記事を書き続けている烏賀陽(うがや)弘道さんのような方もいらっしゃいます。
https://note.mu/ugaya

この方はプロのジャーナリストですから、そのやり方を一般人であるぼくたちが簡単に真似るわけにはいきませんが、noteで40,000人近いフォロワーがいて、一記事3,000円の価格設定でやっている人もいるという事実は、知っておいて損はないでしょう。

というわけで、ぼく自身
「楽しみながらだから、noteを続けられている」のに、
「なんとかnoteで稼げないか」
という色気も強いもので、
「せんせー、楽しみと儲けと、どっちを優先すればいいんですかー」
という感じの意味不明な記事に成り下がっておりますが、結論としては、
「人生たのしまないと、損ですよ、みんなも楽しくnoteを続けてくださいね」
ということに尽きます。

以上長々と書きましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

有料部には、ぼくのnote売上げ全履歴と、「ちゃぶ台返しの一言人生論」を置きます。

投げ銭がてらお楽しみください。

それではみなさん、ナマステジーっ♫

[トップ写真は、インド・プシュカルにて、夕焼けを背景のヒンズー寺院。旅を続けるように、文章を書き続けたいものです]

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