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チュンソフトのローグライク(不思議のダンジョン)を色々やる ローグライク(仮)

今日は(実際は昨日の夜ですが)、開発中のローグライク(仮)への斜め機能の導入により壊れたユニットテスト約20個をすべて修正しました。ほとんどが、アビリティを使ったときの座標などでしたが、一時的に使用不可になっている祭壇で精霊を召喚する仕組みの部分などへも影響がありました。

ところで、最近ですが和製ローグライクをとにかく色々やってみるようにしています。このプロジェクトで「矢印キーだけで遊べる」を廃止するかどうか悩んでいるときに手を付け始めました。今日はその最近プレイしているタイトルを挙げていこうと思います。

風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参

結構前に買ったものではありますが、ヤフオクで2万円以上使って手に入れたものです。当然ですが、リッピングして転売すると違法コピーになるので、手放せません。かなり貴重なものらしいです。ちなみにダンジョンの種類が少ないドリームキャスト版はそこまで高くありません。

このゲーム、風来のシレンのシリーズの中でも相当人気のようですが、同シリーズの他作品に比べて難易度が高いことが理由の1つだと言われています。また最近のシレンでは珍しくなくなりましたが、ダンジョンの豊富さもとても高く、1000回じゃとても遊びつくせません。

ちなみに、シレンはリメイクや移植(後期のハードで遊べるようにしたもの)が出ていないのはシレン2とアスカ見参だけで、2019年現在に遊べること自体が貴重な存在です。(Windows10 で遊べるようにするのは、コンピュータに詳しい人じゃないと面倒くさい)

前置きが長くなりましたが、アスカ見参は今の所メインシナリオの途中です。武器と盾が出ないけど仲間と協力しながら進んでいくダンジョンでちょっと手こずっています。(買った当初はもちろんクリアしてます!)。そこまで難しいわけでもないのですが、他にも同時にやっているゲームがあるのが理由ですね・・・。

作品の感想ですが、すぎやまこういち先生の曲じゃないけどすぎやま節炸裂のBGMが堪らないくらい好きなのと、剣士らしく振る舞うアスカの可愛らしい一面が好きです。今回はまだシナリオダンジョンをクリアしてないので、ゲーム性については(前のときのことはわすれちゃったので)もう少しプレイしないとなんとも言えませんが、少なくとも今の所不満要素はありません。

風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス

風来のシレンシリーズの最新作の PlayStation Vita 移植版です。最近出たスマホ版シレン1の次に新しいシレンですね。ちなみに今年でシレンは25周年です。四半世紀、めでたいですね。

DS版のほうはかなりやっていたので、こちらはあまり進めていませんが、今あらためてプレイすると Vita 版になって遊びやすさは抜群に良くなっていると感じます。操作のしやすさや、説明の電子辞書のような仕組み、文字の見やすさや壺の中のプレビュー機能、今までのシレンをとてもよくブラッシュアップしていると感心しています。なおシレン4も Vita 版が出ているようですが、まだ購入していませんがほぼ同時期に出ているのでそちらも品質は良いのではないかと期待しています。4のDS版は持っています。新しく買うか、DS版をやるか・・・何れにせよやらねば。

ゲーム性については、難易度もそこそこ高いダンジョンがたくさんありつつ、短い目標が設けられた小さめのダンジョンがいくつもあるので、初心者でも達成感が得られやすいように設計されていると思います。たとえばまず30階まで行ったらクリアになって、次の挑戦では99階を目指すダンジョンになっている、という感じです。今までのシレンでは「ダンジョンをクリアする」という目標は上級者向けだったものを、少しハードルを下げて設定しているわけですね。

4と5には夜という概念が存在しています。夜は凶暴な敵が登場するのですが、味方敵ともに視界が不明瞭なので、なるべく接敵しないように、夜だけ使える技で攻略していくという新しい遊び方も増えています(昼しか無い従来型のダンジョンももちろんあります)。

また仙桃(4だとバナナ)という、フロアを進むと熟して最後には腐ってしまう食料があって、これが食料マネジメントの面白さを高めています。壺に仙桃を保存しないと、次のフロアで腐ってしまうからこのフロアで食べなければ・・・そうすると空腹度がまだ残っているのでこのフロアで経験値を稼がねば・・・でも夜になるとマズイな・・・みたいな取捨選択があります。壺を使わない縛りプレイなんてしてしまうと、デロデロの罠がなくても勝手に腐っていくので、めちゃくちゃ難易度が上がります。そういう自己縛りプレイの面白さも増幅させていると個人的に感じています。

DS版で結構プレイしたはずですが、まだまだ遊び尽くせていません。でも今の所最高のローグライクゲームだと思います。とりあえず死ぬまでに全ダンジョンをクリアするつもりで居ますが、果たして・・・。

トルネコの大冒険3 アドバンス 不思議のダンジョン

シレンシリーズと同じ不思議のダンジョンシリーズで、ドラゴンクエストのキャラクターたちが登場するものです。チュンソフトの不思議のダンジョンシリーズ第1作目はこのトルネコの大冒険の初代でした。ぼくが最近プレイしているのはその第3作目のゲームボーイアドバンス向けのリメイク版です。

このゲームの特徴は、主人公トルネコ以外のプレイアブルキャラクターが存在することです。息子のポポロが魔物使いとなってダンジョンを冒険するというもので、モンスターを仲間にでき、育成もできる、というものになっています。なお、シレン2やアスカにも似たようなものは存在します。

ぼくはまだメインシナリオをクリアできずにいます。少しずつプレイしているのですが、最近やっとポポロがトルネコとネネに再開できたところです・・・。使っている DS が中古品でボタンの反応が悪く、快適なプレイができていないのも原因だと思いますが、モンスターに戦闘を任せながら進めるタイプのものは、どうも苦手です。育成するという要素も肌に合わない感じがしています。でもきちんとシナリオクリアまではプレイするつもりですし、その後うまい人のプレイを観て勉強しようとは思っています。それと新品の GBA か DS を手に入れなければなりませんね!(GBA はミクロとSPも持っていますが、どちらも同じく中古品で、プレイ中に電源が落ちたりします・・・。)

なお、ぼくの初ローグライクは小学生の頃あそんだ初代トルネコの大冒険でしたが、空気の読めない友達がぼく家に持ってきてぼくと遊ばずひとりで勝手に遊んでただけだったので、ぼくは実際はほとんどプレイさせてもらえなかった記憶があります。パンを拾って食べることに衛生上の問題を説いた記憶はあります。

ほかにもドラゴンクエストのキャラクターが登場する「少年ヤンガスと不思議のダンジョン」というものもあるのですが、まだ手を出していません。モバイル版(昔の携帯電話向けアプリ)も存在していますが、触ったことも見たこともなくて、もったいない気持ちです。ドラクエの不思議のダンジョンシリーズも制覇したいですね!

世界樹と不思議のダンジョン

世界樹の迷宮というアトラスが出しているシリーズ作品の「不思議のダンジョン」です。2も発売されていますが、そっちは Amazon からまだ届いていません。1 は発売当初に購入し、途中で訳あってプレイを長い間放置していましたが、昨日再開し、本日無事メインシナリオをクリアしました。

特徴的な部分では、ダンジョンの階層が蟻の巣のような形状をしていて、そこに砦という防衛拠点を設置しながら、D.O.E と呼ばれる、通常じゃ倒せない強敵を地上にまで到達させないようにしたり(世界樹の迷宮でいう F.O.E ですね)、遭遇しないように工夫しながら進めていく遊びがあることです。これはぼくの観測範囲では、海外製も含め他のローグライクでは見たことがない、とても斬新なシステムです。ダンジョンの形状が固定化されるので、何度も潜り直したり、死んだ仲間を別のプレイアブルキャラクターが助けに行ける、といったこともできて、冒険者ギルド全員が一丸となって攻略していくゲーム性が面白いところですね。とても世界樹の迷宮シリーズらしいです。

しかし訳あって放置していた、というのはゲーム内容に関することでした。今回久しぶりにプレイし直しても同じことを感じたので、そこに少し触れようと思います。

このゲームは世界樹の迷宮のシステムが多く含まれていて、それはキャラクターを育てながらダンジョンを探索し、クエストを攻略したり集めた資金で街の開発をしていく、というものです。ダンジョンがウィザードリィ的なものからローグライクに置き換わった感じといえば分かりやすいでしょうか。

ですので、基本的にはキャラクターを育てていくゲームです。ダンジョンを出たり死んでも能力が元に戻らない、キャラロストがなくてデスペナルティが非常に少ないゲームというわけです。

不思議のダンジョンシリーズでは育成する仕組みは別に珍しいものではありません。メインシナリオが終わるまでは大体がレベルリセットもアイテムリセットも存在しない作りになっています。シレンでマンジカブラ+99を作ってテーブルマウンテンで無双プレイ、というのもできるわけです。でも死ぬとレベルが1に戻って装備をほぼ失うという大きなペナルティが設定されています。

しかし、本作ではそのメインシナリオが長いことと、デスペナルティが優しすぎることから、ゲームバランスが成長と上手く噛み合っていない状態に陥りやすくなっているのではないかと考えています。レベルがリセットさるデザインのダンジョンであれば、推奨レベルは1なわけです。しかしデスペナが無い場合「このダンジョンの推奨レベルはいくらで、そこまで育ててないと大変ですよ」という前提が存在することになりますよね。このゲームではそれが明確化されておらず、またドラクエなどのRPGと違って推奨レベルまできちんと育てていく十分な戦闘回数も保証されていません。テクニックやアイテム運で攻略できてしまうからです。

きちんと育成する作業をしてこそが世界樹の迷宮らしくて良い部分だとも思いましたが、ローグライクにおいて「パラメータで殴り合うこと」は戦術でもなんでもないわけで、育成という1つの成長軸で解決してしまうのは面白くないのです。

そして、ぼくはその問題に衝突してしまいました。育成せずにどんどん攻略してしまい、終盤でザコ敵1体を倒すターン数が10ターンくらい掛かる状況に陥ってしまったのです。それがこのゲームを一旦やめた理由でした。とにかく、ザコ敵を倒すその作業が退屈で、この状況でレベル上げを今更するの?じゃあシレンやるわ、という感じで投げ出したわけです。作者・関係者の方には申し訳ないですが、ローグライクだと思って遊んでた自分にはこの作品は合わないな、と思ってしまいました。

そしてそれを4年ぶりにプレイしたわけですが、やはり全く同じことを感じました。というより、そう思ってやめたんだった、ということを思い出しながらプレイしていました。D.O.E との接敵は緊張感がありますが、それ以外はかなり退屈で、途中で睡魔に襲われながら、何とかクリア。実は4年前の発売当初はクリア直前までプレイしていたようでした。

当初から物語はとても楽しく読んでいたので、その物語にようやく決着がついてよかったです。世界を救わず4年も放置していて申し訳なかったです。

ところが、クリア後に開放される「不思議ノ樹海」というダンジョンで、思わぬことが発覚しました。このゲームはキャラ育成ゲームだったのでローグライクの参考ゲームとしては諦める寸前でしたが、このダンジョンだけは「持ち込み禁止、レベル1から」という、ぼくが求めていたものだったのです。ローグライクの定義から言えばキャラ育成はダンジョンを潜ってからやるものですから、今までのはローグライク風のRPGだったわけです。ちなみに公式サイトでも「1000回遊べるキャラクターメイクRPG!」と書かれていますので、「不思議ノ樹海」はあくまで本編ではなくオマケです。

しかし、ぼくにとってはこっちのほうが本番でした!最初に4人の職業を設定する以外は準備するものは無し。今まで一緒に冒険してきた愛着のあるキャラクタ(見た目と名前だけ)で挑めるのもいいですね。装備やアイテムは現地調達ですから、序盤の難易度はアイテム集めをしながらレベル上げをして未識別アイテムを鑑定していくことができる、丁度いい敵の強さ。いくつもに分岐する蟻の巣のようなダンジョンを冒険するマッピングの楽しさ、そして進むに連れて難易度が上がっていき、序盤の準備不足をテクニックでしのぐ必要がでてくる戦術的なプレイ。求めていたゲームはクリア後に存在していました。

世界樹の迷宮シリーズが好きなのもあって、かえって本作は個人的にかなり低い評価をしていましたが、ゲームはきちんと最後まで遊ぶべきですね。しっかり育ててシナリオを進めていくゲームとして遊び、そしてクリア後のお楽しみはしっかりローグライク!と思えば、評価も上がりました。

2がもうすぐ家に届くのでそちらもクリアまでがんばります。今度は育成をしっかりやってみようと思いますし、どんなふうに改善されているのかも期待しています。また取り上げようと思います。

ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊

ポケモンシリーズにも不思議のダンジョンがあるんですよ。実は結構な数の種類が存在しています。

こちらは今日始めたばかりで、まだチュートリアルが終わったばかりなのでなんとも言えません。ただ最初のプレイで感じたことだけ述べると、ドット絵がかわいいことと、ギルドっていう響きにワクワクすることですね。戦闘システムはポケモンのものと似ているようで、PPを使い切ると「わるあがき」を使う、というところまで再現されていて、小学生の頃の懐かしい気持ちが蘇ってきました。これからが楽しみです。後日また続報をお伝えします。

以上

以上が最近やっているチュンソフト開発、または企画の「不思議のダンジョン」シリーズです。ほぼ同時並行でやっている状況なので、優先順を設けたほうが良さそうですね!

あとオマケですが手元に残っている、今日挙げなかった他のシレンシリーズのソフトの写真です。

この辺りもまたレビューできたらしたいと思います。


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