見出し画像

このすば AIのべりすとで自動生成した短編小説

『この素晴らしい世界に祝福を!』という作品の二次創作SSを『AIのべりすと』というツールでAIを使った半自動生成を行い作成した短編小説です。自動生成された文章から違和感のある物を修正したり、前後関係に矛盾が出たものを再生成するなどの一部で手を加えていますが、基本的にAIによる生成に任せています。AIの学習によって生成された文章のため、性質上ほかの方が考えた文章が含まれてしまう恐れがありますが、調べきれるものではないため、その点はご容赦いただきたいと思います。

本文


「ダクネスってば最近へんよね」
宴会芸の小道具をせっせと片付けているアクアがそんなことを言った。
「あいつがどうかしたか?」
俺は布袋を編む作業の手を少し休めた。
「なんかさあ、昔みたいにバカやらなくなったじゃない? めぐみんもそう思わない?」
「いやまぁ……確かにそうですね。前のダクネスはもっとこう、何というか、突っ走るタイプでした」
めぐみんの言葉にアクアは深くため息をつく。
「そうねー……。私達四人でパーティー組んだばかりのころなんて、何かっていうとトラブル起こしてたものねえ……」
懐かしそうな顔をしているアクアだが、その言葉にはちょっと引っかかる物がある。
「おい待て。お前のほうがトラブルメーカーだろ!」
アクアは俺のツッコミを無視してめぐみんが使っていた木箱の上に腰掛けた。
「……まあ、あの頃は色々ありましたからね。それに最近のダクネスを見てると、やはりどこか変わったなと思います。私達に遠慮してるのか知りませんが、なんだか余所余所しい感じがします」
めぐみんがそういうと俺は編み棒を置いて、腕組みしながら考え込む。
「うーん……そうねえ……」
俺の隣に座っていたアクアも、しばらく考える仕草を見せた後、ぽんっと手を打った。
そして、ふふんと鼻歌を歌いながら、何事かを詠唱し始める。
──やがて完成した魔法陣からポンッと音を立てて現れたのは、小さな瓶に入った液体だった。
「……なんだこれ?」
「『女神の霊薬』よ。これを飲めばどんな怪我や病気も一発で治っちゃうんだから!」
アクアが得意げに胸を張る。おい、それは何に使うんだ?ダクネスは病気でも怪我でもないぞ。しかし、それを聞いためぐみんは目を輝かせた。
「ほーう、それは凄いですね。では早速飲んでみましょう!」
言って、躊躇なくその小瓶を傾けるめぐみん。
「あっ、こら! めぐみんったらバカなの!?これはダクネスに飲ませるために作ったのよ!?なんで先に飲むのよー!!」……この二人は放っておくことにしよう。
アクアが半泣きになりながらもめぐみんに文句を言っている間に、俺は先ほどまで作業をしていた袋に手を伸ばすと……
「カ、カズマ……!大変だ!! 大変なんだ!!」
突然ダクネスの声が聞こえてきた。
慌てて振り返るとそこには、涙目になって駆け寄ってくるダクネスの姿があった。
「ど、どうしたんだよ一体。何かあったのか?」
慌てる俺に、ダクネスは声を震わせながら告げる。
「風呂に入ろうと脱衣所にいったら、これが……」…………? ……なんだろう。
「これが落ちていたんだ。これは私の下着だ。自分の下着は全部私が管理しているはずだから、こんな所に落ちているはずがないのだが……」
そう言って差し出された物は、俺もよく知っているものだった。
俺がいつも使っているパンツである。
「ちょっ! ちがっ! 誤解だ!!」
慌てて否定する俺の前で、ダクネスはプルプル震え出した。
「わ、私は別にカズマの事を疑っているわけではない! でも、私達はパーティーの仲間同士なのだ! 仲間として、お互いの事は何でも知っておかないといけないだろう? それでちょっとだけ確認させてもらいたいのだが……。カズマは私の下着を使って何をしようと企んでいたんだ?」
「えっ!? いやっ、そ、それは……」
ヤバイ! 俺の脳裏に、様々なシチュエーションでの妄想が浮かんできた。
「カズマー、めぐみんったらまた私の作ったポーションを飲もうとするの!この子を止めて!」
すぐ隣でめぐみんと揉めているアクアが話しかけてくる。
くっ! 今はまずい。
「と、とにかくそれは違うからっ!」
それだけ言うと、俺はその場から逃げ出した。「待てカズマ!」
ダクネスの呼びかけにも応えず、俺はそのまま走り続ける。
「待ってくれ!」
後ろからは、ダクネスが追いかけてくる気配がしていた。
「もう、待てと言っているだろう!」結局逃げ切れず捕まった俺は、現在ダクネスの部屋に監禁されている。
「さあ、観念しろ! きちんと説明してくれるまでは逃がさないぞ!」
ダクネスが、俺の前に仁王立ちして詰め寄る。
俺は諦めてため息をつくと、事情を説明した──のだが。
説明を聞き終わったダクネスが一言。
「何だ、そんな下らない事だったのか」
心底つまらなそうな表情を浮かべ、そう吐き捨てるように呟いた。
「下らなくて悪かったな。じゃあお前も自分の荷物の中のものを出してみろよ」
「えっ?いやどういうことだ……」
「いいから出せ」
すぐに観念したダクネスは鞄から何かを取り出し再び俺の前にやって来た。そしてなぜか正座している。
俺は胡坐のままダクネスを睨むが、彼女は特に動じた様子もなくジッと見つめ返してくる。
俺は仕方なく口を開いた。「……で?なんでお前が俺達三人分の替えの下着を持ってきてたんだよ」
「いや、実は私はこの三日間カズマ達の様子を見ていたのだが、屋敷にいるときはずっとその……、裸だったじゃないか。一応女性三人な訳だ、それでせめて下着だけでも私が……と思っただけで……」

はい……すみません……ダクネスを困らせようとした何気ないジョークのつもりで三人で全裸になっていました……


翌朝、服を着た俺はダクネスと並んで歩き出しながら尋ねた。
「なあ、俺達のパーティーには前衛がいないんだが。やっぱりもうちょいレベルの高いヤツを入れた方がいいんじゃないか?……確かこの先にダンジョンがあったろ? そこなら高レベルのモンスターが出るって話だし、そこで新しいメンバーを探してみるのもいいと思うんだけどさ」
「え、いや……あの……私が前衛職であるクルセイダーだと言うことを忘れていないか……?」俺は立ち止まり振り返ると、ダクネスが頭をペシッと──……って。…………。…………。……あれ……なんだこれ……。なんか……急に……、凄く頭が痛くなった……。
俺はその場でフラつき倒れかける。そんな俺を見たダクネスが慌てて寄ってくる。「カ、カズマ!大丈夫か?……あ、そうだ、先ほど買ったポーションがあるが……。飲め!遠慮せずに飲んでいいぞ!……さあカズマ!早くこれを飲むがいい!!」
必死の形相で叫ぶように喋る変態の手元を見ると、それは獣に群がられるポーション。こんなもん誰が飲むかバカ。お前が飲みたいだけだろ!!……ああクソ、ダメだ意識飛びかけてる。
俺はダクネスの肩を借りてどうにかこうにかなけなしの力を振り絞り立ち上がり、おぼつかない足取りで再び屋敷へ帰る。
「お帰りなさい。遅かったわね。あら、随分とお疲れの様子だけど何かあったの?」アクアが出迎えてくれた。
「ああいや別になんでもない、ちょっと転んだだけだよ」玄関まで迎えにきたアクアに答えながらブーツを脱ぎ部屋に向かう俺に、背後からついてきたダクネスが声をかけてくる。
「すまない、私のせいでもあるのだ。だから責任を取って少し看病をしてこよう。私は今のうちに荷物をまとめて出て行くことにする。短い間だったが本当に世話になったな」おいちょっと待て、なんだよこの展開は!
「いや待てダクネス、俺の冗談を真に受けて拗ねたのなら謝るが、別に出ていくことはないだろう」ダクネスは何も言わずにただ俯いているだけだった。アクアも何も言えないらしく黙って俺とダクネスを見つめている。
「ま、まだ朝だ。夜までに気持ちが変わらなかったらもう一度相談しようじゃないか」
「……うむ。……そうだな」
……ダクネスとギクシャクしてしまったがダクネスも一晩眠れば元に戻ってくれるだろう。
……そして翌朝、俺たちはお手頃なクエストを求めギルドに居るのだが。
「……ねえカズマ。さっきからダクネスが無言で私を睨んできて怖いんですけど。あんた昨日ダクネスに何かしたの?」
「知るかよ。大体なんで俺がこんな変態女に恨まれなきゃいけないんだよ」俺がそう言うと、アクアがため息混じりで。
「……まったく、しょうがないわねー。ほら、いい加減機嫌直しなさいよね」
「別に私は怒ってなどいない。ただ、カズマの事を考えて、カズマのためにと思っての行動だったのに、それを否定された事に腹を立てていただけだ」
そう言ってダクネスがまた俺を睨み付けてくる。
「あのなあ、そもそもお前のその行動のせいで俺がどんだけ苦労したか分かってんのかよ? お前に下着持ってこいとか言った覚えはないぞ? それに何が『カズマの趣味』だ。お前が俺達の裸を見て興奮してただけの癖によく言えるな」
「なっ! ば、馬鹿を言うな! 私はお前達が恥ずかしい思いをしないようにと下着を用意してやったのではないか!」
「それだって別に頼んじゃいねえし! 余計なお節介なんだよ! お前はいつもそうだ! 人の気遣いを何だと思ってんだこのド変態が!!」
俺の言葉を聞いたダクネスが一瞬目を潤ませ、そして俺をキッと睨み付ける。
「き、貴様……!! 人がせっかく心配しているというのにその言い草は何だ! そ、そこまで言うならもういい、勝手にしろ!!」
それだけ叫ぶとダクネスは踵を返し、そのままギルドから出て行ってしまった。
「あ、あいつ本気で出て行きやがった……」
「カズマさん、女の子に向かってあんな言い方はないと思うわよ? ちゃんと謝ってあげてきなさいよ」
俺はアクアとめぐみんと共にダクネスの後を追うことにした。そしてダクネスを追って街の外へ出ると、遠くに見える山の方へと向かっていた。
「おいダクネス、どこまで行くつもりだ。この先は確か危険なモンスターが出るんだろ?」
俺の声が聞こえていないのか、ダクネスはどんどん進んでいってしまう。
仕方なく俺達も後を追った。
やがて辿り着いたのは、小さな湖のほとりにあるダンジョンの入り口だった。
「おいダクネス、本当にここで新しいメンバーを探すのか? もう少し街から離れた方が安全なんじゃないか? 俺達はともかくお前は一応貴族だし、万が一の事があっては困るだろ」
「……構わん。どうせ、誰も来やしない」
ダクネスは不貞腐れた様に答えると、俺達に背を向けたまま洞窟の中に入っていった。
「……仕方ないですね。ここはカズマに任せましょう」
めぐみんがそういった。
「はあ!? 任せるって何をだよ!?」
「もちろん、ダクネスの機嫌を取る事ですよ。こんなところでパーティーを解散するわけにもいかないでしょう。……大丈夫です、カズマには私が付いているじゃないですか。まあダンジョンでは爆裂魔法は使えませんから私は外で待つことにしますが」
「なるほど、確かにそうね。じゃあ私も外で待ってるから頑張ってね、カズマさん」
「おいちょっと待て!お前らも着いてこい!」俺の抗議を聞き流しながら、二人はスタコラサッサと逃げていった。
「くそっ! おいダクネス、俺の話を聞いてくれ! 頼む、このままだと本当にパーティー解散しちまうぞ! おい、おいってば!…………ああもう! クソッ!!」
結局、俺一人だけが取り残されてしまった。仕方ない……こうなったらヤケだ。
俺も意を決してダクネスの後を追い、薄暗い洞窟の中へ入って行った


洞窟内はひんやりとした空気に包まれていた。
天井から滴り落ちる水の音や、時折響くコウモリの鳴き声。
そんな雰囲気にビビリながらも、どうにか先を進むダクネスに追い付くと、 ダクネスは岩陰に隠れるようにしゃがみ込み、地面に手を当てている。
「ダクネス、一体何やってんだ?」
「……静かにしろ。誰かが来るかもしれない」
そう言って、ダクネスは手をどかす。
するとそこには、真っ白な光を放つ幾何学模様の円が描かれていた。
「これは……?」
「これが『転送魔法陣』と呼ばれるものだ。本来は別の世界への門を開く為の物だが、こうして離れた場所にも同じ物を描けば、互いの場所を繋げる事ができるのだ」
「おお、すげえな。それで、これどこに繋がってんだよ」
「この魔法陣の先に魔王軍幹部の一人、『デュラハン』の居城がある。そこの最上階で首のない騎士が待ち構えているはずだ。私はこれからそこに一人で乗り込む。そして、その首を持ち帰る」
「……は? なに言ってんのお前?」
意味が分からず聞き返す俺に、ダクネスが真剣な顔で。
「私がこの手であの男を倒せば、その報酬として、領主からは多額の報奨金が出る。それだけではない。冒険者ギルドからも特別褒賞が貰えるだろう。だからカズマは安心してこの場を離れてくれて構わない。そして、お前達は今後もこの世界で暮らしていくといい。アクアがいれば何とかしてくれるだろう。……今までありがとう。お前達と一緒に過ごした日々はとても楽しかった。本当に感謝している」
「いや、ちょっと待てよ! いきなり何言ってんだよ!」
「……カズマ。私の事を思ってくれるのは嬉しいが、これは元々私の問題なのだ。それに、この世界に来たばかりの頃は、もっと酷い状況だったではないか。それに比べれば、今の状況は遥かにマシだ。アクアやめぐみんがいる。これ以上望む事はないだろう?……さあ、もう行ってくれないか」
ダクネスが寂しげな表情を浮かべながら俺を見つめてくる。
「ふっざけんなよ!! なんでお前だけそんな危険な目に遭おうとしてんの!? ちょっとケンカしたくらいのことで、拗ねてひとり行動するなんてダクネスらしくないぞ!俺だって一緒に行くわ! 」
俺は怒りに任せて怒鳴るが、ダクネスは聞いていないかのように、そのまま魔法陣に飛び込んだ。
「おいっ! 待てダクネス!」
俺も慌てて魔法陣に入るが、目の前が真っ暗になり、気が付くとそこは……。
「ここは……? どこだ? 」
そこは石造りの部屋だった。
明かりは蝋燭が数本あるだけで、薄暗い。
壁際に、鎧が飾られている。……どう見ても、デュラハンがいる城の中のようだ。
しかし、肝心のデュラハンの姿がない。
俺がキョロキョロと辺りを見回していると、 突然、部屋の中央にあった甲冑の首がカタカタ動き出した。
「ひぃっ!?」
驚いて飛び退いた瞬間、部屋全体がガタガタ揺れ始める。「うおっ!? なんだ!? 地震か!?」
「……ククッ、クハハハッ!!」
どこからともなく笑い声が聞こえてきた。
「な、なあダクネス!こっち来てみろよ! なんかヤバそうだ!」
俺の声に反応するように、ダクネスもこちらにやって来る。
ダクネスは俺の横に立つと、部屋の中央に目をやった。
すると、そこにはいつの間にか一人の男が立っていた。
それは首から上がなく、代わりに首のない馬に乗った鎧の騎士。
デュラハンと呼ばれる存在だ。
デュラハンは片手に自分の首を持ち、もう片方の手で床を指差していた。
俺達がそちらを見ると、床には巨大な魔法陣が描かれている。
デュラハンは、その魔法陣の上に乗れと言っているようだった。
俺とダクネスは顔を見合わせると、恐る恐る魔法陣の上に乗る。
デュラハンは満足そうに笑うと、俺達に背を向けた。
そして、手に持っていた首をゆっくりと魔法陣の中心に置いた。
「ではこれより、貴様らの魂を狩り取ろう…………ん?」
振り向いたデュラハンの視線の先には、なぜかめぐみんがいた。
「なっ……なぜこんな所に爆裂狂の紅魔族が……っ!!」
「我が名はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法の使い手!やがては世界一の大魔法使いとなる者!」
「くそっ、なぜここにいるのだっ! おい、仲間のアークプリーストはどうしたっ!?」
「彼女なら今頃、私の代わりにアンデッドナイトの大群と戦ってくれているはずですよ。あの人はとても強いのです。私の仲間のピンチを助けようと、きっと今も戦っているでしょう」
デュラハンの問いに、めぐみんが堂々と答える。
それを聞いていたデュラハンが、チラッと俺の方を見た。俺もめぐみんの隣に立ち、名乗りを上げる。
「我が名はカズマ!上級職の冒険者で、いずれは一国一城の主になる男! そして、いつかは可愛い女の子に囲まれたハーレム生活を送る予定だ! よろしくなっ!」
「なっ!? き、貴様まで何故……っ! まあいい、お前達まとめて始末してやる!」
俺の言葉に顔をしかめた後、デュラハンは腰に差した大剣を引き抜いた。
「いくぜデュラハン!お前の相手はこの俺だぁあああっ!!」
俺は叫びながら、デュラハンに向かって駆け出す!
「バカめ! その首、もらったああーっ!」
デュラハンが大上段から斬りかかってくる! だが、この程度の攻撃が当たるほど、この世界の連中は甘くない。
「『クリエイト・ウォーター』──ッ!」俺は走りながら水を生み出し、それを手に握るとそのままデュラハンの顔に投げつけた!
「ぐわっぷ!! ぺっぺっ! な、何しやがる!!」
口に入った水を吐き出すデュラハンに、俺は叫ぶ。
「お前こそ何するんだ! 水が勿体無いだろ! この野郎! 」
俺の放った水の塊が、デュラハンの兜に当たり、ジュワッという音と共に水蒸気を上げた。
「お、おまっ! 俺の鎧がっ! よくもやりやがったなお前! 」
デュラハンが怒りの形相で睨んでくるが、俺は怯まない。
「おい! こっち向けよデュラハン! 」
「ああん!? 」
「お前の首、置いてけよ」
「調子に乗るんじゃねえぞ小僧が!! 」
デュラハンが、首無し馬を走らせて突っ込んで来た。
その馬の蹄が俺の身体を捉えようとしたその時、
「カズマさん、危ないわっ! 」
アクアがデュラハンとの間に割って入り、デュラハンの攻撃を受け止めていた。
「おおっと、ナイスタイミングアクア。助かったぜ」
「いいから早く離れなさい! 私だっていつまでもこうしている訳にはいかないの! 」
「分かってるさ。任せとけっ」
俺は後ろに下がると、魔法を唱えた。「『ウインドブレス』! 」
風の初級魔法だが、俺の魔力によって威力は桁違いだ。
凄まじい突風により、デュラハンは首無し馬を操り切れずによろめいた。
「くっ、貴様ら……。本当に人間か……? 」
デュラハンはそう言いながらも、俺とアクアの攻撃を避けていく。
「フハハッ! そんな攻撃当たらなければどうということは無い! もっと本気で来いっ! 」
デュラハンは、まるで遊んでいるかのように余裕を見せる。
確かに俺達の攻撃は当たらない。
しかし、デュラハンは避けるばかりで反撃をしようとしない。
「カズマ、あいつはね、アンデッドナイトを召喚するスキルを持っているの。だから、下手に傷つけると仲間を呼ばれちゃうのよ。私が浄化しても意味がないの。なんとか隙を見て、ダクネスが動けるようになった時に勝負を決めましょう。それまで、私達はサポートだけに専念して、体力を削っていくしかないわ」
「なるほど、了解だ。じゃあ、ちょっと頑張ってくれアクア。頼んだぞ」
「任せてちょうだい! カズマさんの期待に応えられるよう頑張るわっ! 」
俺達が作戦会議をしている間にも、デュラハンは楽しげに笑っていた。
「ククッ、このデュラハンの首が欲しくば、もう少し本気を出すのだな。貴様らの力はこんなものではないだろう?」
「へっ、言ってくれるじゃないか。……よし、行くぜ! 」
俺とアクアが左右に散開すると、デュラハンはそれを追う様に首無し馬を走らす。
そして、その勢いのまま俺達に斬りかかってきた。
俺はデュラハンの剣を避けると、そのままデュラハンの背後を取る。
そして、思い切り足を踏み込み、デュラハンの背中目掛けて飛び蹴りを放った!
「食らえっ!! 」
「おっ、お前はっ! 」
俺の回し蹴りを食らい、デュラハンが前のめりになる。
それと同時に、俺の目の前にデュラハンの頭が落ちてきた。
「今だ! 喰らえっ! 」
俺は落ちてくるデュラハンの頭に、手刀を叩き込んだ!
「『スティール』! 」
「なっ!? き、貴様っ! 」
俺の手の中には、デュラハンの兜がある。
「ふははははははははははは!! これで形勢逆転だなっ!! 」
「このっ、卑怯者っ!! 」
デュラハンは首無し馬から飛び降りると、剣を構えてこちらに向かってくる。
だが、アクアがデュラハンの進路に立ち塞がった。
「させないわよっ! 」
アクアが両手を広げ、デュラハンの前に立つ。
「邪魔をするなっ! そこを退けっ! 」
デュラハンが、アクアに向けて大上段からの斬り下ろしを放つ。
それを、アクアは避けようともしなかった。
「えっ……」
アクアが斬られたと思った瞬間、デュラハンの身体がぐらりと傾いた。そのまま、ドスンという音と共に地面に倒れ込む。
「……えっ」
アクアは何が起きたのか分からないといった顔で自分の体を見つめている。
デュラハンが倒れた原因は簡単だ。アクアが右手を突き出し、デュラハンの腹に触れていたからだ。
その手を離すと、デュラハンは力なく崩れ落ちる。
「……カズマ、やったわ! 」アクアが嬉しそうに振り返る。
「あ、ああ……。よく分からんけど、とりあえず勝ったんだよな? 」
「もちろんよ!…………あっ! 」
喜びの表情を見せていたアクアの顔が、突然強ばる。
「どうしたんだアクア」
「ねえカズマ、見て! デュラハンの首が無いわ!」
「何だって!?」
俺は慌ててデュラハンの方を見る。
そこには、先程まであったデュラハンの頭が消え失せていた。
「あーあ、やっちゃったなぁ。生け捕りにして売ればよかった」
ちなみに今回もダクネスは何一つ活躍しなかったのだった。

4
「……では、もう一度最初から説明してくれ」
「いいわよ。まず、私達には魔王軍の幹部であるデュラハンを倒すって使命があったわけじゃない。デュラハンの部下を一人残らず倒してからでも良かったのよね。だから、めぐみんには先に行ってもらって、私は急いで残りの雑魚モンスターを倒していったの。」
俺たちは屋敷で先日戦ったデュラハン戦の祝勝会を開いていた。
「そして、無事に倒し終わった後、私はデュラハンの気配を辿っていったのよ。そしたらね──」そこまで話すとアクアが言葉を止め、視線をダクネスに向けていた。
「おい、そこで私を見るんじゃない! 」
「なんで鎧脱いでるの?……ああっ! 分かったわ! 一緒にお風呂に入りたいんでしょ! 」
「ち、違う! これはそういう事ではない! 」
ダクネスが必死に否定するが、アクアは全く聞く耳を持たない。
「そんなに照れなくても良いのに!ほら、早く行きましょう! 今日は私が背中を流してあげるからね! 」
「待ってくれアクア! 本当に誤解なんだ! 頼む、信じてくれ! 」
「うふふ、もう遅いわよ! さ、観念して私と行くわよ! 」
アクアがダクネスの腕を掴み、ズルズルと引き摺っていく。
「助けろカズマッ! いや、助けてください! お願いします! 」
「……自業自得だな。じゃあ俺は先に行くぞ」
「ちょっと待て!見捨てる気か! お前は仲間を見殺しにする気なのか! 」
「……大丈夫だよ、お前ならなんとかなる。きっと何とかなる」
「嫌だ! このパーティーは何かおかしい! このままだと私は死んでしまう! 」……なんか最近、アクアの奴、どんどんおかしくなっていくなあ。
俺は二人の後ろ姿を見ながら、そんな事を思っていた。
「……それで、その後二人はどうなったんですか? 」
デュラハンとの戦いが終わった後、ダクネスはアクアとケンカしたみたいだった。
「アクアの奴、拗ねてパーティーを離脱しようとしたダクネスにカンカンに怒ってたようだが」
アイツもなんだかんだでダクネスのことが心配だったんだな。
「そうですか、それを聞いて安心しました。ところでカズマ、なぜその話を私にしたのですか?」
「ああ、実はな。その話をした時、アクアが『あの時の恩返しよ!』とか言って、ダクネスの鎧を脱がせ始めたんだよ。最初は止めようとしたんだけど、そのうちダクネスが気持ち良さげな声を出し始めてな。結局そのまま、二人で風呂に入っていったよ」
「…………」
「…………」…………。…………。
長い沈黙の後、めぐみんがポツリと言った。
「……この男は何を言っているのでしょうか? 」……うん、分かってるよ。
「で、でもですねっ! ダクネスが羨ましいですっ!! 」
「へっ!?」
いきなり大きな声で叫ぶめぐみんに、思わず変な声が出てしまう。
「だってそうでしょう! 私もアクアやダクネスと一緒にお風呂に入りたかったですよ! どうして私を置いて行ってしまったのですか!」
「いや、それは俺に言われても困るというか……」
「確かにそうかもしれませんが……。それでも、たまには一緒のお風呂くらい入っても良いと思うのです! 」
「そ、そうだな。」
……あれ? なんか凄く怒ってないかこいつ。
「という訳でカズマ、これから一緒にお風呂に入りに行きましょう! 」
「えぇ!? な、何がどういう訳なんだよ!? 」
「何って、そんなの決まっているではありませんか。カズマと私の仲を深める為です」……おい、なんだろう。
こいつが言うと冗談に聞こえないんだが。
「あ、いやでもほら。今は宴会中だし、明日になったら入ればいいだろ? 」
「駄目です! 今すぐ入ります! そしてカズマの背中を流させて下さい! 」
「分かった! 分かったから落ち着け!でもちょっとだけ待ってくれ! 」
俺は慌てて立ち上がり、アクア達の様子を見に行った。
「──ねえ、ダクネス。あんたってば、もうちょっと自分の体を大事にしなさいよ。アンデッドとはいえ、女の子が体を売るなんて良くないわよ? 」
「だから違うと言っているだろう! 」
風呂場からは相変わらずアクアとダクネスの言い争うような声が聞こえる。
「おい、お前ら。まだ喧嘩してるのか? いい加減に──」
「ああっ! カズマー! ちょうど良かったわ! ダクネスがね、カズマに謝りたいって言ってるの 」
「ち、違う! 私は別にそんな事は言っていない! 」
「ふーん、じゃあカズマに聞いてみましょっか。ね、カズマさん。ダクネスは一体、どんな悪い事したの? 」
「ああ、それはな──」
「わ、分かった! 分かったから! カズマ、私が悪かった! 本当にすまないと思っている!どうか許してくれっ! 」
「ほらね。カズマ、ちゃんとごめんなさいって言わせてあげてね」
「おう、任せとけ。さあダクネス、言ってみな。俺は寛大な男だ。お前が素直に謝れば、今回の件は水に流すぞ」
俺はダクネスに向かってニヤリと笑いかけた。
「ううう……! 」
ダクネスは悔しそうな表情を浮かべると、俺の目の前まで歩いてきて、
「この前は、その……すまなかった。仲間を見捨てて逃げた上に、敵の前で醜態を晒してしまった。……恥ずかしくて、死んでしまいそうだった……! 」
顔を真っ赤にして、消え入る様な小さな声で呟いた。
「よし、よく言った。それでこそダクネスってもんだ」
「カ、カズマ! 」
ダクネスが感極まった様に目を潤ませている。
「じゃあ、今日は一緒にお風呂に入ってくれるのよね? 」
「ああ、勿論だアクア! カズマ、ありがとう! 」
「おいダクネス、今のはそういう流れだったか? 」
「いいじゃないですか、たまにはこういう日があっても。では、私も失礼しますよ」
そう言ってめぐみんが風呂場へと入ってくる。
「あら? めぐみん、あんたも一緒に入るの? 」
「はい。実は先ほどから、カズマの背中を流したくてウズウズしていたんですよ。さ、カズマ。服を脱いでください。大丈夫です、優しく洗いますから」
「ええっ!? ちょっ……! おまっ、何を!? 」
「観念してください。さっきのダクネスの気持ちが良く分かりましたよ。私も今度からはもう少し自分の事を大事にしようと思います」
「分かった! 分かったよ! だからちょっと待ってくれ! 」
俺の叫びが虚しく響く中、めぐみんとアクアに両腕を掴まれ、そのまま引きずられていく。
こうして俺は、またもや三人に拘束されてしまった。「カズマさんったら、私達がせっかく一緒にお風呂に入ってあげるって言うのに、どうして逃げるのかしら。ねえダクネス? 」
「まったくだな。あんなに嬉しそうにしていたというのに、なぜ逃げたりするのだ。なあ、カズマ?」
「お前らどうかしちまったのかよ!」俺は三人の手を振り払うと、急いで着替えを済ませる。
そして、未だにギャーギャー騒いでいる三人を置いて先に屋敷を出た。……ああ、やっぱりあいつらと居ると疲れる。──と、その時。
『緊急クエスト! 緊急クエスト! 』
街中に大音量で響き渡る声に、俺は思わずビクリとする。
「なんだ、一体何が起こったんだ!? 」
突然の事に戸惑っていると、続けてアナウンスが流れた。
──「冒険者の皆さんは、直ちに戦闘準備をして正門に集まって下さい! 魔王軍の幹部が、幹部が襲来しました!! 」──
「おいおいおいおい、マジかよ! 」
俺は慌てて駆け出すと、街の中央にある正門へと向かう。するとそこには既に、大勢の人達が集まっていて、それぞれ武器を手にしてざわめいていた。
「……あ、あの! すいません、これってどういう状況なんですか? 」
俺は近くに居た鎧姿の男に声をかけた。「ん? 君は……そういえば君の名前は知らないな。この街の冒険者かい? 」
「はい、一応冒険者をやっています。というより、街に魔王軍が攻めてきたって本当ですか? 」
「ああ、そうだとも。つい先程、この近辺にも現れたらしい。どうする? もし良ければ君のパーティーに声を掛けておくが……」
「いえ、まだレベルが低いんで、今回は遠慮させて貰おうかなと……。それじゃ、頑張って下さい! 」
俺はそう言ってその場を離れようとしたが、男は俺の腕を掴むと真剣な顔で言ってきた。
「待ってくれ。確かに、まだ君の様なレベルの低い冒険者には荷が重いかもしれない。だが、だからこそだ。どうか力を貸して欲しい。……頼む」
「わ、わかりました……」
俺は男の言葉に曖昧な返事をしながら、改めて周りを見渡した。
皆が不安そうにしながらも、覚悟を決めた表情をしている。
俺は、自分の弱さに歯噛みしながら拳を握り締めた。……くそ、こんな時に何も出来ないなんて情けなさ過ぎるだろ!
「──来たぞぉおおおおッ!!! 」
誰かの叫び声と同時に、街の外に広がる平原から土煙が立ち上った。
やがて、それが晴れると巨大なドラゴンの姿が見えてくる。
それは、西洋風の竜といった感じではなく、どちらかと言えば東洋系の龍に似ていた。
「おいおい! なんだいありゃあ!? 」
「こっちに向かってくるぜ!? 」
「おいっ! 早く逃げるんだ! あんなの相手にできるわけないだろう! 」
口々に叫ぶ冒険者達に、ドラゴンがブレスを吐きかけた。
俺が思わず目を閉じて身構えていると、突然背後から叫び声が聞こえてきた。「『セイクリッド・ターンアンデッド』──ッ! 」
アクアの声だ。
聞き覚えのあるその呪文を聞いた瞬間、凄まじい光が辺り一帯に降り注ぐ。
そして、眩しさに目が慣れた頃、そこに居たのは……。
「ちょっとカズマ! 何してるのよ、あんたが行かないと、私達だって戦えないじゃなの!」
「お前ら……、どうしてここに居るんだよ! お前らは屋敷で風呂に入ってただろうが! 」
「ふん、あんなアナウンスがあってじっとしてられる訳ないでしょ! ほら、さっさと行くわよ! 」
「全く、世話が焼けますねカズマは」
「……しょうのない奴め」
俺の後ろで偉そうにしている三人に、思わず苦笑する。……まあ、こうなった以上は仕方がない。
「分かったよ! じゃあ、皆で協力してあいつを倒すぞ! 」
俺がそう宣言すると、冒険者達が歓声を上げた。


──魔王軍の幹部が襲来してから数時間後。
街では宴会が行われていた。
「うむ、美味い! やはり酒はいいものだな! 」
「もう、ダクネスたら飲み過ぎよ? 」
すでにかなり出来上がったダクネスが上機嫌に酒をあおっている。
「大丈夫だ。私は、今日はあまり飲んでいない。ヒック……ああ、この肉料理は素晴らしいな! 」
「ねえめぐみん、あなたも今日くらいは飲んでもいいのよ? 」
「本当ですか!?じゃあ飲ませてもらいますね」
めぐみんが目をギンギラギンに輝かせていたが、ジョッキを持つ手をダクネスに押さえられてしまった。
「ところでめぐみんってば、今日の爆裂魔法はいつにも増して冴えてなかった? 」
「フッ、当然ですよ。我が最強最大魔法の威力は、あの程度の敵に遅れを取る程ヤワではありません! 」
「そうよね! やっぱり私の見込んだ通りだったわ! 」
「おい、そこの二人。私を忘れていないか?」
肉を頬張っていたダクネスが言った。
「私は今回とても活躍していたと思うのだが。確かにあの魔王軍幹部のドラゴンにとどめを刺したのはめぐみんだ。しかし、その状況を作ったのは私の──」「はいはい、分かったから。ほら、もっと食べなさいよ」
酔っぱらいの扱いに慣れたアクアに適当にあしらわれたダクネスは残念そうにため息をつくと、大人しく食事を再開した。
「いやしかし、ここ最近の俺らの活躍はすごいよな。魔王軍幹部をふたりも倒したんだ。これだけのベテラン冒険者が揃っていれば魔王討伐も夢じゃない!そして勇者カズマは伝説になっていくのだ……報奨金もたんまりもらってウハウハだが、魔王を討伐するまでは冒険者は引退しないぞ」
「あら、珍しく良い事言うわね。でも、魔王を倒した後はどうするつもり? 」
「そりゃあもちろん、この世界で一番の美女と結婚するさ! 」
「それって、女神である私を差し置いて言ってる事にならないかしら? 」
アクアはそう言って頬を膨らませてプンプンしている。
いつになるかわからないが、魔王を倒し、この世界を救う事が出来たなら──。
「……その時は、お前ともお別れだな」
俺はポツリと呟いた。
「……えっ? 」
その言葉に驚いたのか、アクアが固まった様に動かなくなる。
「そうだろ? 俺達は所詮、異世界から召喚されただけの人間なんだ。元の世界に帰れば、そこでの生活があるし、いつまでもこんな生活を続けていく訳にはいかない。それに、魔王を倒して元の世界に戻れたとしても、またこっちに戻ってくるのは難しいかもしれない。……まあ、俺としてはこのままずっと、この世界で暮らしていきたいけどな」
「……そっか」
アクアは寂しげに微笑むと、それ以上は何も言わずに再び料理を食べ始めた。
そして、その隣でダクネスが複雑な表情をしている事に気付く。
「なんだよダクネス。お前までそんな顔して。トイレでも我慢してるのか?早めに行ってきたほうがいいぞ」
「ち、違う! その……先程のお前の話はどういうことだ?まるでカズマが別世界からやってきたかのような話に聞こえたが……」……しまった。
俺が異世界から来た事は、今まで誰にも言っていない秘密だ。
「い、いやー……それは、ほら、あれだよ! ほら、俺ってば最近レベルが上がったじゃん?それでなんか、頭の中がレベルアップしたんじゃないかな? 」
苦しい言い訳をする俺の隣で、ダクネスが訝しげな表情でこちらを見てくる。
「……本当にそれだけなのか? 」
「ああ、そうさ。だから気にするなって。それより、今は宴会に集中しようぜ」
「……分かった。まあ、お前がそう言うのであればこれ以上は聞かないが……。しかし、私はどんな時もカズマの味方だ。何かあった時は遠慮なく相談してくれ。力になれるかどうかは分からないがな」
ダクネスが優しい笑顔を浮かべる。
いつもなら『余計なお世話だ』とかなんとか悪態の一つもついていただろうが、今の俺は素直に感謝の言葉を述べた。
「ありがとよ。頼りにしてるよ」
俺がそう返すとダクネスが照れ臭そうに笑った。
「まったくもう。そういうのは二人っきりの時にやってよね。私達もいるんですけど?……ねえ、めぐみん。」
本当に魔王と戦うときが訪れたら、そのときはダクネスやめぐみんに真実を話すことにしよう。
きっと二人は怒るだろう。それでも、俺の事を応援してくれるはずだ。……その時が来るまでは、この四人でスリル満点の楽しい冒険者生活を送りたいものだ。

感想

自動生成したとは思えない文章力だと感心しました。全体の流れやオチは弱いものの、物語としてきちんと成立はしています。ところどころおかしな部分は残っていますが、不自然な部分は手動で修正しています。
作業時間は2日間で3時間くらいだったかと思います。慣れればもっと早く作ることができそうだなと感じます。
ダクネスはド変態だったり、めぐみんは敬語を使うといった、それぞれのキャラクターのもつ口調や特徴、また冒険者が集まる街が舞台になっているといった世界観もきちんと反映されており、これは『このすば』だとはっきりわかる物語になっています。
「ダクネスってば最近へんよね」という最初の一文は僕が書いたのですが、ここからAIは「ダクネス以外の他の三人が全裸で過ごしていたため」というオチを見つけてくれました。単に違和感がないセリフが続いていくだけではなく、物語の起承転結が組み上げられるAIに驚きです。

すぐに作ることができるので、また作ってみたいと思います(公開はしないかも)。
読んでくださりありがとうございます。

応援してくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします!