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フリーランスティーチャーとは②

そうそう、フリーランスティーチャーの話でしたね。
何かの雑誌で、高校教師を辞めて
フリーランスティーチャーになった方の存在を知りました。
『非常勤講師』と何が違うの?って思ったんですが、
考え方がすごく前向きなのです。

非常勤講師は教諭になるため?

非常勤講師をしている人の大半は
若い非正規教師もしくは退職後の元教師。
私が勤めている学校にもたくさんいらっしゃってます。
校長先生は、若い教師には
『採用試験を受けてみないか』と声をかけます。
(無言で採用試験の要項を渡された知人もいます…)
退職後の元教師には
『よく頑張ってくれています。何か困ったことはありませんか?』
と聞きます。
私が問題だと感じているのは前者で、
教諭になるための方程式が
すでに成り立っていることに違和感を覚えます。

非常勤講師<常勤講師<教諭

本当にそうと言い切れるのでしょうか?

私は、非常勤講師という働き方がすごく魅力的に感じています。
確かに保障や給与の面では、言うまでもなく
教諭が最も安定しています。
私自身、教諭として働いていて
公務員の保障制度には、周りがうらやむのは十分理解できます。
ただ…。

QOLを教えるはずの教師のQOLが低い

授業でもQOLについて取り上げます。
でも、私のQOL低いんです。自覚しているんです。
やりたいことができていない、
公務員だからこそ、教諭だからこそ、
できていないことが山ほどあるんです。
そのジレンマに悩んでいたときに出会ったのが
『フリーランスティーチャー』。

『自分を必要としてくれている所へ行きます』

「え、めっちゃかっこいい。」というのが
私の率直な感想。
横文字だから、とか新しい言葉だから、とかじゃなく、
『必要とされている所へ必要なだけ働きに行く』。
これって、これまでの非常勤講師と
ニュアンスが違うなーと思って、感銘を受けています。

例えば、高校教師をしていて、
授業は高校生に教えたいんだけれど、
部活動(スポーツ)はもっと基礎になる
小学生に教えたい。
でも、物理的に(時間的に)無理がある。
私の1つの悩みでした。
だって変な癖をつけて高校に上がってくるんですもの。
高校生になってからその癖を直すには
かなりのエネルギーと時間が必要になります。
「なんでこんな教え方したの?」と
思ってしまうくらい、心の中では大萎えです。
そんな悩みを解決できる。(他にもあるけど…)

これまでの経験を活かして、何かできるんじゃないか。
今、このワクワクがスタートのきっかけになるはず。
そして、こんな想いをしている人は
私だけではないはず。


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