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ちょっと待て!畳から板の間へリフォームする際の費用、メリット、注意点

畳のある和室から、よりモダンで使い勝手の良い板の間へのリフォームを考えているあなたへ。畳から板の間への変更は、部屋の雰囲気を一新し、生活スタイルに合わせた空間を作り出す素晴らしい方法です。


畳からフローリングへ!

しかし、費用、メリット、そして注意すべき点があります。この記事を読めば、リフォームに関するあなたの疑問が解決されるはずです。未来の快適な生活空間に一歩踏み出しましょう。

結論から先に言いますと、畳から板の間へのリフォームは、コストを抑えつつ、部屋の使い勝手を大きく向上させることが可能です。適切な計画と方法を選べば、メリットを最大限に享受しつつ、デメリットを最小限に抑えることができます。

今回のポイント

  • 畳から板の間にリフォームする際の費用はどのくらいかかるのか?

  • 畳から板の間に変えるメリットは何か?

  • リフォームする際の注意点はあるか?


【執筆者】前田昌俊 - 前田畳店代表。岩手県盛岡市で60年以上続く、地元に愛される畳店の二代目店主。畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表。現在、登録者4000人を誇る襖系Youtuber。畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有。



この記事では、畳から板の間へのリフォームに関するあらゆる疑問に答えます。前半部では費用とメリットを、後半部ではリフォームの成功のコツと注意点を解説します。


畳から板の間へのリフォーム費用を考える前に知っておきたい基礎知識


・畳とは
・板の間(フローリング)とは
・リフォームの基礎知識


畳とは

は、日本の伝統的な床材で、い草で作られた表面と、稲わらや木質繊維の芯から成り立っています。畳の特徴は、自然な素材からなるため、室内の湿度調整機能があり、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室内環境を提供する点にあります。

また、畳の柔らかさは、小さな子供や高齢者がいる家庭での転倒時の衝撃を和らげる効果もあります。

板の間(フローリング)とは


板の間は、木製の板で構成される床材で、主に居間やダイニングなどの公共スペースに用いられます。

板の間の最大のメリットは、耐久性が高く、掃除が簡単で、モダンな見た目を実現できる点です。また、畳に比べてダニやカビが発生しにくく、アレルギーの心配が少ないという健康面での利点もあります。


リフォームの基礎知識


畳から板の間へのリフォームを行う際には、以下のポイントを考慮する必要があります。

  • リフォームの目的: リフォームを行う目的を明確にし、それに合った材料やデザインを選ぶことが重要です。例えば、見た目をモダンにしたい、メンテナンスを簡単にしたい、アレルギー対策をしたいなど、目的によって選ぶべき材料が変わります。

  • 予算の設定: 畳から板の間へのリフォームには、材料費や工事費がかかります。事前に予算を設定し、それに合ったリフォーム計画を立てることが大切です。

  • プロフェッショナルへの依頼: リフォームは専門的な知識と技術を要するため、経験豊富なプロフェッショナルに依頼することをお勧めします。信頼できる業者を選ぶためには、口コミや実績をチェックすることが重要です。

畳から板の間へのリフォームは、日本の伝統的な室内環境から、より現代的で機能的な空間へと変化させる大きな一歩です。適切な計画と準備を行い、賢明な選択をすることで、理想の室内空間を実現することができます。




畳から板の間へリフォームする際の費用とメリット

畳から板の間へのリフォーム費用は、選択する材質や施工の範囲、部屋の広さによって大きく異なりますが、具体的な費用の目安があります。


・畳から板の間へリフォームする際の費用
・リフォーム費用を左右する要因
・費用を抑えるためのポイント

畳から板の間へリフォームする際の費用


一般的な家庭でのリフォーム例として、複合フローリングや無垢フローリングを使用した場合の費用を見てみましょう。

  • 複合フローリングの場合

    • 4.5畳で約12万円

    • 6畳で約20万円

    • 8畳で約24万円

  • 無垢フローリングの場合

    • 4.5畳で約15万円

    • 6畳で約18万円

    • 8畳で約32万円

これらの費用には、フローリング材の費用のほかに、撤去や処分、下地処理、施工費用が含まれます。また、重ね張りの方法を選択した場合、少し費用を抑えることが可能ですが、完全に畳を撤去してフローリングを張る場合に比べて、仕上がりに差が出る可能性があります。


リフォーム費用を左右する要因


  • 部屋の広さとリフォーム範囲:部屋が広ければ広いほど、また、リフォームを行う範囲が広ければ広いほど、費用は高くなります。

  • 選択するフローリング材:無垢フローリングは自然な風合いが魅力ですが、複合フローリングに比べて高価です。材質の選択が費用に大きく影響します。

  • 下地の状態:下地の状態が悪いと、補修や平滑化のための追加費用がかかります。特に、古い家屋では注意が必要です。

  • 追加機能:床暖房の設置や、特殊な防音機能などの追加機能をリフォームに含めると、費用が上がります。

費用を抑えるためのポイント


  • 複数の業者から見積もりを取る:費用の相場を知るために、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

  • リフォームの範囲を検討する:必要最低限のリフォーム範囲に留めることで、費用を抑えることができます。

  • 材料の選択:コストパフォーマンスに優れた複合フローリングを選択するなど、材料による費用の違いを考慮しましょう。

畳から板の間へのリフォームは、費用とメリットを慎重に検討した上で計画することが重要です。事前の準備と情報収集を丁寧に行うことで、無駄な出費を避け、最終的に満足のいくリフォームを実現できるでしょう。さらに、リフォームにあたっては、以下のポイントも考慮に入れると良いでしょう。

  • 施工業者の選定: 施工の質はリフォームの満足度を大きく左右します。過去の実績や口コミ、提案力などを総合的に判断し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

  • リフォーム契約前の確認事項: 契約を結ぶ前に、工事の範囲、工期、費用の内訳、アフターサービスの内容など、詳細についてしっかりと確認し、文書に残しておくことが望ましいです。これにより、後のトラブルを防ぐことができます。

  • 生活スタイルへの適合: リフォームは、ただ単に見た目を変えるだけでなく、住む人の生活スタイルに合わせた改善を目指すべきです。板の間にすることで、どのように日常生活が変わるのか、具体的なイメージを持つことが大切です。

畳から板の間へのリフォームを成功させるには、上記のような費用面だけでなく、生活スタイルの向上や長期的なメンテナンスのしやすさも考慮する必要があります。事前の準備と正しい知識が、理想の住空間を実現する鍵となります。

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畳から板の間へのリフォームのステップと注意点


・和室リフォームのプロジェクト
・畳から板の間へのニーズ
・和室リフォーム、下地の準備
・フローリングの選定と施工
・リフォーム後のメンテナンスとケア


和室リフォームのプロジェクト

リフォームを始める前に、計画は不可欠です。部屋のサイズや雰囲気、どのようなフローリング材を使用するかを検討し、予算を設定します。

無垢フローリングや複合フローリングなど、使用する材料によって費用、見た目、耐久性が大きく変わります。また、床暖房や防音機能など、追加したい機能があれば、この段階で検討しましょう。


畳から板の間へのニーズ

私が畳から板の間へのリフォームを提案するようになったのは、お客様からのニーズが高まってきたからです。特に、あるお客様からの依頼が印象深いです。

古くなった畳の部屋を何とかしたいと考えていましたが、どのように進めればいいか分からない状態でした。梅雨時の湿気やカビが特に問題となっており、健康を考えると早急に対策を講じたいとのことでした。

このお客様に対して、私たちは畳から板の間へのリフォームを提案しました。板の間にすることで、部屋が明るくなり、清潔感が増すだけでなく、湿気対策やカビ防止にも効果的だと説明しました。また、メンテナンスのしやすさや耐久性の向上も強調しました。

実際にリフォームを進める過程で、お客様から多くの質問がありましたが、特に重視したのは、リフォーム後の生活スタイルに合わせた材質の選定です。無垢材や複合フローリングなど、多岐にわたる選択肢から、お客様の予算や好み、生活環境に最適なものを一緒に選びました。

リフォーム完了後、お客様からは「部屋がまるで変わったように明るくなり、毎日が快適になった」と大変喜んでいただけました。この体験を通じて、私たち業者もお客様の生活を豊かにするお手伝いができることに大きなやりがいを感じました。

このような経験を積み重ねることで、畳から板の間へのリフォームはただの空間の変更ではなく、お客様の生活そのものを向上させる重要な提案となっています。私たちはこれからも、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適なリフォームプランを提供し続けていきたいと考えています。


和室リフォーム、下地の準備


工事、前半

畳を撤去した後、下地の準備が必要です。湿気やカビが原因で下地が劣化している場合は、補修や張替えが必要になることがあります。この作業は専門的な知識を要するため、業者に依頼することをお勧めします。


工事の半ば

フローリングの選定と施工


フローリングの種類は多岐にわたります。ナチュラルな雰囲気の無垢材、メンテナンスが簡単な複合材、DIY向けのフロアタイルなど、ライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。施工はプロに依頼することで、美しい仕上がりと長期間の耐久性を確保できます。




リフォーム後のメンテナンスとケア


リフォーム後は、新しいフローリングのメンテナンスとケアが重要です。掃除はカッターやクッション材を使用して優しく行い、水分やダニの発生を防ぎます。また、家具を移動させる際には、床を傷つけないように注意し、必要に応じて保護シートやマットを使用しましょう。

この章では、畳から板の間へのリフォームに際して、具体的なプロセスや使用する材料、そしてそのメリットや注意点について詳しく解説しました。適切な準備と知識があれば、リフォームは思いのままに、より快適で美しい空間を創造することができるでしょう。

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今回の総括

✅ 畳から板の間へのリフォームは、部屋をモダンに変える素晴らしい方法です。
✅ リフォームには費用がかかるが、適切な計画でコストを抑えることが可能です。
✅畳は自然素材で湿度調整機能があり、夏涼しく冬暖かい。
✅ 板の間(フローリング)は耐久性が高く、掃除が簡単で、モダンな見た目を実現可能。
✅ リフォームの目的を明確にし、それに合わせた材料やデザインを選択することが重要。
✅予算設定はリフォーム計画の基本であり、費用の範囲内で計画を立てるべき。
✅ 経験豊富なプロフェッショナルにリフォームを依頼することが推奨される。
✅ リフォーム費用は部屋の広さ、選択するフローリング材、下地の状態によって変わる。
✅費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、比較することが有効。
✅ リフォームは見た目だけでなく、生活スタイルの向上を目指すべき。
✅ 施工業者の選定はリフォームの満足度に直結する。
✅ リフォーム契約前には、工事の範囲や費用の内訳をしっかり確認する。
✅ 畳から板の間へのリフォームは、空間だけでなく生活そのものを向上させる。
✅ リフォーム後のメンテナンスとケアは新しいフローリングの美しさと耐久性を保つために重要。
✅ リフォームを成功させるには、費用面だけでなく、長期的な視点も必要です。


最後までご覧いただきありがとうございました。

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