とう

積み上げては崩す

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よろめきながら踊るように

2021年のセルフ人体実験の記録。 大した仮説はないけれど。 これまで、消費的な行動が嫌いだった。というより、何に対しても依存性や受動性、支配的なものを感じとると、すぐに距離を置いてしまう癖があった。一つのサービスを使うにも、どこかの誰かに自分の欲望や行動を操作されていないかと警戒してしまう感じ。この強い自律精神、というより単なる逆張りマインドを持っていると、必要最小限な「実際的な欲求」だけに囚われて、世界に対する感受能力が衰えてきた気がする。支配的なものから脱して自由を求

    • 好きなひとの好きなものを好きになるように

      自分の好きとか興味に対して、内的なものの限界を感じていた。島で暮らすことは、与えられる刺激を単に消費していく都市での生活への抵抗であったのかもしれない。しかし、ときに「好きなこと」である“はず”のことや「身体に根差した楽しみ」すら享受できない自分に虚しさを覚えることがある。以前は「時間の中に自分がいるのではなく、目の前を時間が流れているような感覚」や「ざるに流れる水のように、ただ体をすり抜ける」と表現した。この「身体の貧しさとどう生きるか」これがテーマなのだと思う。 個に委

    よろめきながら踊るように

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