AZKiがAZUKIでいられる時間

 2019年12月29日、私は初めて自分が第1の推しと心に決めているVtuberであるホロライブ、イノナカミュージック所属のAZKiさんのソロライブをREALITYの生配信で観ることができたのだ。私は北海道に住んでおり、自分の楽しみのためだけで東京に気軽に行けるような身分ではない。

 かつて、私はももいろクローバーZを推していた。7年間、ファンであったがコンサートで東京に行ったのは一度きり、彼女たちの大きな目標であった国立競技場のコンサートだけなのである。思い入れは強かったが4人となってしまった彼女たちへの気持ちは2018年1月21日以降、薄れてしまったのです。そこから、2週間が過ぎたころ、パソコンでYoutubeをみているとふと気になるものが目に留まりました。クリックしてみると「プレミア公開 歌ってみた 心臓と絡操/AZKi」というものの画像が大音量とともにカウントダウンを始めたのです。

 それ以降は、少しずつVtuberというものの世界に触れていきました。でも、歌の配信以外はまったく興味がありませんでした。そこから、いろいろと歌ってみた動画をあさる(道明寺ここあ、YUNi、富士葵、かしこまり、ときのそら、AZKiの6名のみ)ことで満たされない何かを埋めるような日々。いろいろと見ましたが、第3回AZKi生放送talk&liveを観てココロが決まりました。これからはAZKiさんだけを推していこうと!!

 この才能あるVtuberであるAZKiさんのlive配信は見逃さず観たい、全国ツアーで北海道に来るときには行きたいと思っていました。しかし、活動を追っているうちにそういうイベントはほぼ東京でしかやらないことに気がついたのです。それでも、そうだとしても、live配信でのAZKiさんの歌唱をたくさんの人と時間を共有しながら聴くことが無料でできる「優しい世界」だけでこんなにココロが動かされるんだって、わかったのです。AZKiさん以外のVtuberが生配信で歌っているような機会には巡り会わなかったこともそう思った要因の1つでした。

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 輪廻、とは命あるものが生と死を何度も繰り返し生まれ変わることを意味している。4thライブのタイトルである「REPERT THiS LiFE WiTH U」とは、「この人生を開拓者と繰り返したい」という意味である。

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 このライブのタイトルが輪廻と銘打たれていることの意味を考えました。秋葉原エンタスで三度行われたライブは1度もいっておりませんが、その都度、Twitterのハッシュタグに上がってくる開拓者のつぶやきをリアルタイムで追いかけていました。#レペゼンエンタスでは集大成としてひとつの答えに到達して、演者であるAZKiさんと観客である開拓者が作り出す一体感が生み出すパワーには「癌を治療する効果がある」とさえ、言わしめたのです。

 私は会場には行けず、「REALITY」による配信でのライブ参加でしたが初めてのフルにリアルタイムでの「一体感」は充分に体感させてもらえるものとなりました。「そこにAZKiさんが存在することを開拓者と共有する感覚」なのです。キャパシティが120→500と4倍増することは、この関係性を大きく変えてしまう状況には至らなかったように見えました。AZKiさんと開拓者が望めば、これを再構築することができる自信をお互いに持っている状態なのではないだろうか。

 これこそ、「AZKi」が「AZUKI」でいられる時間なのだと。AZKiさんはライブのときだけは1人のAZKiさんじゃない。会場全体がAZUKIなのだと。

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#AZ輪廻ライブレポート頂上決戦

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