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BREAKに関する考察レポート

割引あり

どうも、totokoです。
先日、AIイラスト界の理化学研究所でお馴染みのBDさんの記事。

BREAKは
関連するものを1つのブロックに収納していく記述方式
本来別のものである表現はBREAKで切り離してブロックを別にした方が、メリハリのある出力になるのではないか

要するに

つまり、BREAKで要素を分けることでBREAK前後のもの(ブロック)を独立させることができまっせってこと。
で、それを見ていくつか試して書いたのが

この長文ツイート。ぶっちゃけこんなに長く書くならnoteに書けよってこと。
ツイートで言いたいのは
「BREAKで要素を独立させることができるということは、あえて、BREAK入れないことで馴染ませることもできるよね」
ってこと。

というわけで、レッツ検証!

#1 改めて(art nouveau:1.5), (zentangle:1.3)で試して見る

まずはツイートでもやったttkお得意の(art nouveau:1.5), (zentangle:1.3)プロンプトによる検証。
同シードで4枚ずつ出力
使うモデルは先日できたばかりの「太陽系最強アールヌーヴォーモデルttkSSv5」を使います↓

SimpleNegative, (worst quality, low quality:1.4),[:(badhandv4:1.5):0.7] ,(bad-hands-5:1.2)

ネガティブプロンプトは固定で

BREAK無し

absurdres, best quality, ultra detailed,detailed background,(art nouveau:1.5), (zentangle:1.3), 1girl,adult,(tattoo:1.3)

BREAK有り

absurdres, best quality, ultra detailed,detailed background,(art nouveau:1.5), (zentangle:1.3)
BREAK 1girl,adult,(tattoo:1.3)

BREAK有りだと人が独立しているように見えるのがわかるだろうか?
無しの方は髪色含めて、背景と馴染んでいて、有りの場合は人と背景が割とくっきりしていると思う。

え? わからない?
貴様~~~だからいつも2ちゃんねるでバカにされるのだー!
ぐえーー悪霊退散悪霊退散!

#2 エフェクトプロンプトも入れてみる

では、もう少し複雑になったらどうなるのかをチェックしよう。
BDエフェクトプロンプトと(art nouveau:1.5), (zentangle:1.3)でBREAKさせてみよう

使うプロンプトは何でもいいので、ランダムで出てきた奴を選びましょう。
選ばれたのはステンドグラスでした。

stained glass, radiant colors, bold outlines, intricate patterns, glowing light, captivating details, timeless artistry

ステンドグラスプロンプト

BREAK無し

absurdres, best quality, ultra detailed,detailed background,(stained glass, radiant colors, bold outlines, intricate patterns, glowing light, captivating details, timeless artistry:1.5), (art nouveau:1.5), (zentangle:1.3), 1girl,adult, (tattoo:1.4)

BREAK有り

absurdres, best quality, ultra detailed,detailed background,(stained glass, radiant colors, bold outlines, intricate patterns, glowing light, captivating details, timeless artistry:1.5)
BREAK (art nouveau:1.5), (zentangle:1.3), 1girl,adult, (tattoo:1.4)

これは一目瞭然。

BREAK無しの場合は背景のステンドグラスの部分にもアールヌーヴォーとゼンタングルの要素が入っており、さらに人も背景に同化していると思う。
感覚的には「人物が入ったデザインのステンドグラス」と言ったところだろうか。

一方でBREAK有りの場合はステンドグラスを背景にアールヌーヴォーイメージの人が立っているという形になっている。


敵「でもこれ、BDの記事で書いたことのほぼ焼きましじゃね?」

あっさいな~浅い!
浅井長政を浅井長政って呼ぶくらい浅い。
有明湾ぐらいに浅いわ。

ここから提言よ。
中田のあっちゃんが松ちゃんに言ってるレベルの提言しちゃうよ。

ここまで読んだのなら「じゃあ、要素をしっかりと出したいからBREAKで区切って行けばええな!」って思う人はいるだろう。

だがこの通説には疑問が残る

逆に「BREAKを使わずにあえて要素を混ぜる」という使い方がはっきりしたから、BREAK使う場合とそうじゃない場合があるってこと。

じゃあなによ?というと

テーマが明確ならBREAKを使わずに75トークン以内でプロンプトを作る

もうこれ。
例えば「アールヌーヴォーとステンドグラスの融合」をテーマにするのならば、BREAKでエフェクトプロンプトとアールヌーヴォープロンプトを切り分けるのはNG。
なぜなら、BREAKで独立させちゃったらテーマがブレるから。

逆に、アールヌーヴォー風の格好の人をステンドグラスの前に立たせるのがテーマならばBREAKで分けた方がいい。

引用記事でいうなら、
「蔦の森とそこに住まう少女」的なテーマがあるのなら分けない方がいい。
「蔦の森に迷い込んだ少女」を演出したいのならば、BREAKで分けた方がそれぞれが立つ

というわけ

なんで75トークン?というと、1ブロック75トークンだから。
これを超えちゃうとまたややこしいことになるから、もし混ぜたいけどプロンプトがトークン超えそうとなったら、例えばクオリティプロンプトでBREAKするとかもあり。

なので、自分がそのイラストにおいて何を主軸に置きたいのかでBREAKを使ったり、使わなかったり、使う部分を選んだ方がいい。

そして、これの検証をしている時にもう一つ気がついたことがありまして……

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