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#35 希少性の原理

商品を売りたいときに使える手段として、希少性の原理があります。これは供給量の少ない商品や、稀にしか行われないイベントが、ユーザーにより強く望まれるという原理です。

一言で言えば「レア」ってヤツですね。

希少な商品は、豊富に存在する商品よりも価値が高いと認識されます。限定アイテムや高級食材などが思いつきます。希少性は人々が行動を起こす動機になります。あるいは逆に人はこのような理由をつけないとなかなか行動しないとも言えます。

広告宣伝活動やプロモーション活動を企画する場合、特にその目的が人々に
アクションを起こさせることである場合は、希少性の原理を取り入れると効果的です。希少性の原理を実践するときは、

1.独占性(コラボ商品など)
2.アクセスの限定(会員制特典など)
3.時間の限定(タイムセールなど)
4.数量の限定(先着○○名など)
5.突然性(ゲリラライブなど)

などの手法を使います。この原理は人間行動のあらゆる場面で効果を発揮します。ユーザーの気持ちをひきつける効果もありますし、マーケティングや交渉の戦術としても有効です。


この効果がもっとも強まるのは、求められているアイテムやイベントの独自性が高く、買ったり参加する権利が簡単に手に入らないとき、あるいは他のもので代用できないときです。

「数自体が少ないもの」や「今すぐ決断しなければ手に入らなくなる物」に対して、人間は心を揺さぶられてしまいます。時間的な希少性は人の決断を迫る効果があります。逆にいつでも手に入りますという見せ方は決断を鈍らせてしまうので、よくありません。使うときには注意が必要です。

希少性の原理を使用することは、ユーザーの期待値が非常に高まるので、逆に裏切られたときの失望感もより高まります。これに限りませんが、決してその内容に嘘偽りが決して無いように気をつけましょう。

商品、イベントの特長を分析しその高いポテンシャルを確信した場合は、希少性の原理をうまく利用して、販促活動を行いましょう。

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