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#74 オクトーバーフェスト!

先日古町7番町で開催された、第5回新潟オクトーバーフェストという、ビールとワインの祭典へ行ってきました。新潟県内のビールメーカーが10社以上出展しており、様々なビールを堪能できました。

個人的にはビールといえばIPAが好きなので、各社のIPAを選んで飲み比べましたが、どこも美味しかったです。新潟のクラフトビールはレベルが高い!

元々「オクトーバーフェスト」とはドイツのバイエルン州ミュンヘン市で毎年開催されているお祭りです。開催期間は10月の第1日曜日を最終日とする16日間で、この期間中に600万人の来場者が700万リットル消費します。新潟の酒の陣は2日間で約14万人の来場を誇りますがさらにすごい規模です。

その由来は1810年のバイエルン王国の王子の婚礼を記念して始まったとされています。そう考えると、実は日本とは全く円も縁もないイベントだと言うことになります。

そんなイベントがなぜ日本でも定番化してきているのでしょうか。

元々日本が外国の文化を国風や宗教から切り離して、独自のものとして取り入れて楽しむのが得意だというのも理由の一つです。

しかしそれ以外の理由として、このような海外のイベントが日本で広まるには、下記の3つのことを考慮しなければならないと言われています。

 ・戦後のアメリカの影響でアジアよりも欧米圏の
  文化の方が影響が強い。
 ・年齢が上になるほどハードルが上がる
 ・地方へ行くほどハードルが上がる

これを逆にとると、まずは欧米圏の文化を都市部の若者を中心にイベントを立ち上げると、世の中に広がりやすいと言えるのではないでしょうか。

そう考えた場合、10月のイベントとしては、オクトーバーフェストよりも以前からすっかり日本で認知された「ハロウィン」についても、この条件にうまく当てはまっているのが分かるかと思います。

ハロウィンの場合は祭りの醍醐味であるコスプレするという行為がSNSと連携して盛り上がった経緯も、やはり都市部の若者からの発信が発端だったという背景もありますね。

新しいブームを煽り、新しいマーケットを創出し、新しい商品を市場へ投入していくことは、企業が売上を上げるためにとても大切なことです。

このようなイベントの背景には、どのような人たちのどのような仕掛けが潜在しているのか意識的に考えてみることが大切だと思いました。

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