宇宙までつきぬけるような澄んだ晴れ空は、

うーんと伸びをしながら顔を上げたくなる気持ちになるけれど、

黙々と深く暑く重なるように雲が流れる曇り空は、

隙間に見える青空までのうねるように積み重なる雲の層に、

ジィっと目を凝らして望遠鏡をのぞくように、

その雲を突き抜ける先に見える小さな青空を見つめたい気持ちになる。

天気に魅せられる人たちは、

きっとそんなことをもっともっと、

それこそ、自分がアニメやゲームや漫画やドラマを見るのだったら寝る時間を忘れてしまう事があるほどに、

天気のことを深く深く観察して、考察して、明日の天気を予想しているのだろう。

電線をゴゥと鳴らす強風に、

僅かに見える青空の穴の先は、

隠れたりまた形作られたりしながら、雲はどんどん流れていく。

荒れ模様でも穏やかでも、変わらず頭の上を彩る雲のように。

今日が楽しい一日でありますように。