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ゼロから学べるマインドマップ 超実践

トトロのとなりです。
定期的に皆さんが明日から使える情報、雑学をご提供しております。

1. 背景

先日「ゼロから学べるマインドマップ」という記事を書いたところ、非常に好評でしたので、今回はそちらの第二弾を書かせていただきたいと思います。
まだ、読んでいない方がおられましたら、皆さんが使える情報になっておりますので、是非読んでいただければ幸いです。

ということで、今回は前回ご紹介した「本の外側」を整理する方法からさらに深く、読んだ内容を記憶に定着できる「質問読書法」について、
実例を交えてご紹介したいと思います。

2. 概要

今回も「読んだ分だけ身につく マインドマップ読書術」(大岩俊之 著書)を基に、マインドマップをご紹介いたします。
私がこの本を読んだ目的は、「読んだことを記憶に残す方法を知りたい」ためです。結論から申し上げますと、

マインドマップで、頭の中を整理でき記憶できる

ことは間違いないです。実際にこの本を題材に、マインドマップで本の内容を記憶する方法を実践いたしましたので、実例を基に方法を解説したいと思います。ちなみに今回私は「XMind」というソフトを使用してマインドマップを作成しております。

3. マインドマップ実例

それでは早速、「質問読書法」を使用したマインドマップがどいうものなのか、私が描いた例をご覧ください。

質問読書法

4. マインドマップ読書術 具体例

「質問読書法」は、本を記憶するための手法の一つで、本を読む目的と何が知りたいかを具体的な質問として3つ挙げてから、その答えを探しながら読むことで記憶に定着されるという方法です。
具体的には以下の4項目をマインドマップで整理していきます。

① 本の内容
② 読む目的と質問
③ 質問の答え
④ その他

例えば、今回の本のご紹介をマインドマップに沿ってしてみたいと思います。

① 本の内容
タイトルは「読んだ分だけ身につく マインドマップ読書術」著者は大岩 俊之さん、発行年月日は2015年9月16日、出版社は明日香出版社です。

② 読む目的と質問
ここが最も重要なところで、なぜその本を読むのかという目的と、何が知りたいかという質問を時間をかけてでも文字に起こすことが、本の内容を記憶に定着させるためのコツとなっています。
ちなみに私がこの本を読んだ目的は以下の通りです。

読んだことを記憶に残す方法が知りたい

また、何が知りたいかを具体的に書くと、以下の3つとなります。
Q1. 本の内容を記憶に残すにはどうすればいいの?
Q2. 他のツールよりも優位性はあるの?
Q3. 人生設計に有効活用できるの?

③ 質問の答え
あとは上記の目的と質問を意識しながら、本を読み進めていきます。そして答えが見つかればそれをマインドマップで整理していくという流れになります。今回の私の質問に対する答えは以下のようになります。

Q1. 本の内容を記憶に残すにはどうすればいいの?
A1. トニー・ブザンが提唱したマインドマップを使用すればよい。
マインドマップは放射思考を利用したツールで、情報を記憶・整理・理解したいとき、アイデアを拡大したいとき、課題を解決したいとき、目標を実現したいときに利用できます。利用者には、マイクロソフト社の創始者 ビル・ゲイツやアル・ゴア元アメリカ副大統領などがおり、そのほかにも多くの有名企業において研修に利用されています。例えば、ボーイング社では研修でマインドマップを導入することで、研修期間を数年から数週間に短縮できた実績があります。これは、従来の普通のノートだと書いてある内容の90%が記憶と結びつかないと言われており、それは①重要でないワードも含むこと、②強調がなく重要な内容が埋もれること、③情報の関連性が分からないことの3つのが主な原因となっていますが、マインドマップを利用することでこの3つが克服できるためです。

Q2. 他のツールよりも優位性はあるの?
A2. 記憶だけでなく、頭の中の整理、アイデア出し、勉強のまとめなどに使える点が優位。
記憶に定着しやすいものは、最初と最後にあるもの、つながりあるもの、目立っているもので、マインドマップはこれらが全て表現できます。
また、頭の中の整理にも利用でき、悩み事や考え事を描いて整理できます。
さらに、アイデア出しとして、ブレーンストーミングをしたり、何か新しいことを考えるとき、自然な連想を活かして発想をするときにも利用できます。そして、授業や講演の内容をまとめたり、資格試験のテキストをまとめることにも応用できます。

Q3. 人生設計に有効活用できるの?
A3. 将来の姿/理想の姿について、整理でき実現に向けて行動できるようになる。
ありたい将来の姿や理想の姿について、漠然とイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、頭の中だけで考えられる範囲には限界があります。マインドマップを描いてミエル化することで、系統立てて管理・計画できるようになります。
具体的には、将来の姿を描く場合は、現在の姿、3年後の姿、10年後の姿を描き、そのギャップを埋めるための行動を描くことで、やるべきことの優先順位が明確になります。
また、理想の姿を描く場合は、仕事、家庭、教養、趣味、健康、お金などの観点でそれぞれ描いていき、最後に1枚にまとめることで、頭の中が整理され、今できていることとできていないことなどが明確化されます。そして、具体的な行動まで落とし込むことで、理想の実現に向けて行動を起こすことができるようになります。

④ その他
その他としては例えば、感じたこと・気づいたことなどを自由に描いていきます。例えば、私が今回の本を読んで、そして実際にマインドマップを描いてみて感じたことは、
読書をアウトプットする具体的な方法が多く書かれており良書である。
紙に書くよりも、PCソフトで描くスタイルの方が自分には合っている。

ということです。また、気づいたこととしては、
著者は相当自身のキャリアに悩んでいて、セミナーなどに多くのお金を費やしていること。例えば、速読やマインドマップ、マインドマップアドバイザーのセミナーやその他資格の取得などに自己投資をしていること。
また、著者の理想の姿のマインドマップには、家庭や子どもに対することがほとんどなく、仕事第1、家庭第2の考え方であること。
著者とは若干価値観が合わないかなぁという印象です。笑

最後にもう一度質問読書法のマインドマップをお見せしておきます。
上記の内容がイメージしやすいように整理されていることが分かると思います。

質問読書法

5. おわりに

以上が、質問読書法という記憶に定着させる手法を使って、マインドマップにまとめた結果となります。私の体感的にもこれを描くか描かないかで、かなり記憶への定着度は変わってくると思います。

皆さんも是非手書きでもパソコンでもいいので、実践してみてください。


最後にもう一度、今回のマインドマップから得た学びを一言でいうと

マインドマップで、頭の中を整理でき記憶できる

みなさん、今日も良い一日を。

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