pixiv春インターンに参加しました。

参加の経緯
2月頃ご縁があって会社見学へお招きいただく機会があり参加させていただきました。独創的なオフィスに驚きつつもピクシブのサービスや目指しているビジョンなどをお話いただき、自分が挑戦したいと考えていた海外へのコンテンツ発信にもアプローチできる環境に興味を惹かれました。
そして渡りに船と言わんばかりのタイミングでインターンが開催されることをお教えいただき、すぐさま参加を決意しました。
光栄なことに選考を経て実際に参加させていただけることとなり、5日間のインターンが幕を開けました。


ピクシブの雰囲気
初めてオフィスに行かせていただいた印象としては「カラフル」と「壁がない」というものでした。他の企業さんとは明らかに雰囲気が違うオフィスに驚いたものの、社内で時間を過ごす中でピクシブの社員さんの持つ特徴がこのオフィスに現れているのだと感じました。
ピクシブの社員さんたちはどの方も個性的で、それぞれが個人の色を持っていました。またどの社員さんとお話ししても親身に答えてくださり、とてもコミュニケーションがとりやすい環境でした。
名は体を表すと言いますが、ピクシブにおいては社員さんの特徴がオフィスに表れているのだと感じました。


インターン課題
今回私が参加させていただいたのは「海外向け施策提案コース」というインターンでした。当日会社に向かうと私の他に2人のインターン参加者がおり、3人がそれぞれ違うコースでインターンを行う形式でした。和やかな雰囲気で説明などを受け、全体会議に参加させていただいた後、いよいよ課題が発表されました。
私の課題は「台湾における新規ユーザー獲得施策」というものでした。
そして条件が二つ
・システム変更やローカライズなどは行わない
・コストのかかる広告やブース出店などは行わない
というものがありました。
つまり、現状の環境で企画を通して台湾のユーザーを増やすというのが今回の課題ということでした。


インターン前半戦
インターン期間中は社員の方がメンターとして付いてくださる仕組みがあり、企画やイベントを担当しているaikoさんという方が5日間サポートしてくださいました。また飲み物を自由に飲めるのがとても助かりました。自分は炭酸水がとても好きなので、毎日美味しくいただいていました。

今回指定された台湾ですが、一度旅行に行ったことがあるものの情報や文化への理解が足りていないことが明らかだったので、企画を考える前に台湾の情報収集から取り掛かりました。
台湾の市場規模、コンテンツに興味のあるユーザーの分析、影響力のあるメディアなどを一から調べていき、ピクシブの持つ台湾ユーザーのデータとも照らし合わせながら企画の軸となるターゲットを絞り込んでいきました。ピクシブの社員さんの中に台湾出身の方がいらっしゃったので集めた情報と現実の差異を確認するために色々とお話しさせていただきました。
最初の二日間は情報収集と分析に費やす形となりましたが、しっかりとした土台となるインプットを行うことができたと思います。


社員さんとの交流
インターンをしている間、メンターのaikoさんが社員さんとの昼食を企画してくださり、毎日色々な部署の方にお話を聞くことができました。私が取り組んでいる課題について話すと皆さんが自分の分野からアドバイスをくださり、見落としていた点などに気づくことができました。
また終業後に会社内で鍋パーティーなどがあり、そこでも社員さんと交流することができました。趣味の幅が広い方が多く、興味深い話もたくさん聞くことができました。自分は小説が好きだったので同じように小説が好きな方々とお話ができて楽しかったです。また文系の自分からすると、エンジニアの方ともお話しすることができたのでとても貴重な経験でした。


インターン後半戦
インターンは5日間ありますが、最終日はお昼頃から発表のため実質企画を練ることができるのは2日間となりました。
前半戦の情報収集と分析の結果アプローチをかける層は決まっていましたが、やはり言語の壁と認知不足の解消をシステム変更や広告などを使わずに解決することがネックとなっていました。
また台湾の方が疎外感なく楽しんでいただける企画を目指していたため、ローカルな情報の収集は継続していました。そんな中、台湾出身の方が教えてくれた情報の中に興味深いものがあり、それを独自に調べていくとターゲット層ともマッチしそうなコンテンツを発見しました。さらに台湾のコンテンツだったため、現地の人が楽しんでくれるイベントにできるのではないかと考え、早速企画案の作成へ。
現地企業とのタイアップイベントという形をとり、ピクシブと相互利益を生み出せる仕組みを作り上げるとともに、現地企業を介入させることにより言語の壁や認知不足というネック部分への解消にもアプローチできました。新しく勢いのあるコンテンツだったので、その分数値やデータに落とし込むことが難しかったのですが、メンターのaikoさんにもご協力いただきながらなんとか形にすることができました。
また嬉しい誤算としてピクシブがコストをかけずに使用できるギャラリーがあるということがわかり、デジタル上のイベントから派生してユーザーの囲い込みなどを行うリアルでのイベントも組み込むことができました。


インターン最終日
色々と調整を迎えながらいよいよプレゼンの時間がやってきました。
順番が三番目だったので先に他の参加者のプレゼンを見させていただきました。それぞれの経験や得意分野が企画案の中で活かされていて、楽しみながらもとても勉強になりました。
プレゼンには社員さんが多く参加してくださり緊張感がありましたが、ピクシブのサービスが魅力的なのはこうした意見交流の場がオープンだからこそではないかと感じました。
自分の場合は海外への提案ということで、企画の説明に入る前に理解しておいていただきたい台湾の市場規模や分析をプレゼンの前半部分に組み込みました。そのおかげで後半の企画部分についての導入がスムーズになったと思います。発表後はFBや質問をいただきました。様々な角度から企画について触れていただいたことで新しい点に気づくことができ、企画に対して真摯に向き合っていただけたことが嬉しかったです。


インターンを終えた感想
5日間という期間でしたが、とても濃密な時間を過ごすことができました。
今回は台湾という地域に向けた施策だったため、情報を集めることに関しても言語の壁がありました。しかし海外に対する取り組みをこのような形で企画提案できる機会というのはとても貴重でした。
ピクシブへの理解はもちろんのことですが、データや情報の使い方や企画に落とし込む過程を実際に体験させていただけたのは、グループワークや1日のインターンなどではできない経験だと感じました。
メンターや人事の方も手厚いサポートをしてくださり、社員さんとの触れ合いの中でピクシブの文化も知ることができたのでとても充実した5日間でした。



とても得るものの多いインターンだと思いますので、ピクシブに興味のある方は参加することでとても良い経験ができると思います。
とてもユニークな会社ですので、やはり自分の目で実際に見ていただくのがピクシブの魅力を知るための一番の方法だと思います。
今回は春インターンに参加させていただけて本当に良かったです。