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2018年のこと。

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ーー はじめに。感情の体積と、文脈の生まれる土壌について。

2018年は、年始にColored Life Coffeeを閉店し、その生まれ変わりとしてMATERIAというコーヒーブランドのプロジェクトが始まり、それが「CIAL」という概念に拡張された1年でした。

「CIAL」ということばの概念は、いきもののように更新され続けてゆき、MATERIAというコーヒーブランドはCIALの中で、変わらずとても大事なプロジェクトで在り続けました。

一方でわたしたちじゃない誰かの「思想を醸し、社会に実装する」というデザインのしごと=CIAL DESIGN WORKSも、CIALにとって、とても重要な営みとなりました。(ある意味でMATERIAは、"わたしたち自身"の思念を、社会に立ち上がらせようとしているわけです。)

資本主義の都合として株式会社という形をとっていますが、CIALはぼくを構成する大きな要素として、欠くことはできない、大切な概念になりました。

2018年のおわりごろになって、Colored Life Coffeeの頃からの共有された経験と感情の堆積から生まれた、CIALにつながっていく文脈の端緒が、初めて、やっと、視えたような感覚がありました。

ここに集まるわたしたちによってのみ、CIALは、もっとCIALにしか放てない空気感を醸していくのだろう、と実感した年末でした。

本当に本当に、嬉しかった。

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ーー MATERIAについて

MATERIAプロジェクトのさいしょのプロダクトになる『drop a line』は、おそくもなく、はやくもないスピードで、丁寧にかたちづくられてきています。

来年の1月14日にはクラウドファンディングを始めて、2月25日には正式販売を開始する予定です。

「2月25日」は、Colored Life Coffeeの閉店した日でもあり、MATERIAをこの文脈に載せてあげることは、ぼくらにとってとても重要で意味を持つことなのだろう、と今、強く感じています。

言葉にすると説明的になりすぎるし、まずきっと長くなりすぎるし、ぼくのことばだけだときちんと伝わらないこともたくさんあると思うので、ここではMATERIAの多くについて書かないことにします。

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ーー CIAL DESIGN WORKSについて

CIAL DESIGN WORKSとしても、素敵な方々とのご縁に恵まれて、たのしくおしごとをさせていただきました。

ここはぐnowのサービスサイトのWebデザインをさせていただいたこと。(このおしごとのリサーチでぼくはレオ・レオーニさんと再会できて、絵本が大好きになった。)

Whosecacaoさんとのおしごとで「CROKKA」プロジェクトを根元からデザインで関わらせて頂けたこと。本当に考えて、悩み抜いた。その分、誰かに素敵だと感じてもらえるようなものに育ってきてくれてるんじゃないかなと思ってます。

GaudiyさんのWebサイトのデザインをさせていただいたこと。

そしてCARAVANの新サービスのプロダクトデザインに加わらせて頂けたこと

は、印象に強く、ぼくたちにとって、とても大事な経験になりました。

その他、目に見える形で出てきていないお仕事や、パブリックにならないお仕事もあるのでもどかしいですが、

2018年お世話になった方々、本当にありがとうございました。

来年も「すてきだ」という感情の揺れを生んでしまうような、そんなデザインができるように、がんばっていきます。
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ーー さいごに。生活の詩のようであり、社会への書簡のようであるもの。

ということで、個人としての振り返りは、すでに今日一日を費やしてたくさんの文章を書けたので、このくらいで、とどめておきます。

大好きなひとと、会ったときの話の種が減っちゃうのは、さみしいですし。

CIALとしても、個人としても、「生活の詩のようであり、社会への書簡のようであるもの」を、百年つくりつづけていきたい、と思っています。

来年は、もっともっと、つくるものの、強度を高めていけるように。

2019年も、CIALと、とつかを、何卒よろしくお願いいたします。

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