1と0_a

僕の仕事を紹介します

こんにちは中小企業診断士の廣瀬達也です。

お盆過ぎて、朝夕はひょっとして少し涼しくなってきた?と思われるものの、日中の気候は相変わらず猛暑ですね。

こちらのブログをはじめSNSで診断士活動とか他の非本業活動についていろいろ投稿していますが、本業についてはあまり投稿していません。今回は夏特集として?私の本業というか、正確には本業でお付き合いしている分野?についてチラリご紹介します。

既に何回かお伝えしていますがITベンダーに勤務しています。
残念ながらWEBとかアプリとかのしなやかで今風ではありません。会社としては公共、金融、法人、研究・・・と幅広くカバーしています。実際のところ、社内にはしなやかな今風な人たちもいそうではあります。
が、私自身、現在は公共分野の営業職です。以前は金融分野の組織に10年以上いました。今となっては公共分野の方が長くなってきています。いずれにしても、重厚長大というか地味にカタイ感じです。

現在お付き合いしている業界は公共分野の中でも「道路」に関わる領域。道路を作っている業界ではありません。道路に関わる「申請・許可の手続き」を電子化したり、GISという技術を使って道路の下に埋まっている埋設物(電線、ガス管、通信線、水道管など)を管理・可視化、さらにはそれに関わる料金の集計などのお手伝いをしています。


さて、みなさん、「道路の占用(せんよう)」ってご存じですか?
道路の上空に看板出したり、地下に一定の施設を設置し、継続して道路を使用することを「道路の占用」といいます。(ちなみに、歩行者天国とかで道路上を使用することは「道路使用」)

  ○占用の例
   ・電気・電話・ガス・上下水道などの管路を道路の地下に埋設する等
   ・道路の上空の看板、家屋・店舗の日除け等
   など

電気、ガスなどの管路は道路の下に埋められています。都市部の道路の地下には縦横無尽にいろんな管路、つまり「線」が埋められているのです(道路は「地上の移動」に使われるだけでなく、その地下は貴重な公共スペースとして都市部を支える仕組みたちが「埋まっています」。道路は貴重な資産です)。

これらの「線」はまさに私たちの生活を支えるインフラ。
通信ができる、エアコンが動作する、水道の蛇口から水が出る、ガスコンロで料理ができるなどなど・・。そして、この「線」を道路の下に埋めるためには、埋めるための工事から「道路管理者」の許可が必要。「道路管理者」とは国とか自治体です。ざっくり言えば国道であれば国、県道であれば県・・という感じ(正確にはもう少し細かい定義はありますが)。そして、「線」を埋めたいのは、通信会社、電力会社とかガス会社、水道局などの公益企業ですね。

公益企業が「占用したいです」といって申請し、道路管理者が「所定の条件を満たしているから許可してあげましょう」と許可する。この申請と許可の仕組みを電子化。
また、埋めるモノは「この道の下に、〇〇mの管路埋めます」という感じになるので、その埋めるモノの場所、サイズなどをGISで管理。ここも電子化。そして、「線」を埋めている期間は「占用料金」なる料金が発生します。公益企業が道路管理者に支払わなければなりません(道路の下を使うことに対する場所代な感じでしょうか。大家さんに家賃払う的な)。これは「線」のサイズ、材質、長さなどに応じて料金体系が決まっています。その料金計算の仕組みを電子化。

といった、地中(とか地上)にまつわるもろもろを電子化してその仕組を運営するお手伝いしています。

地味な社会基盤的な領域ですが、「どこかで誰かが上手くやっているんだろう?」とでも思っておいていただければと思います。

と、今回は地味に真面目な感じで。涼しさを狙ってみました・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?