※「ハニカムブログ 」2018年9月23日記事より転載

「宇宙旅行」がテレビを賑わせる朝。

映画「コンタクト」でジョディ・フォスター演じる電波天文学者のエリーが他の星に降り立ち、その美しさを目の当たりにした時。

「詩人を連れてくるべきだったわ」と、涙ぐみながら言うシーンを思い出す。

想像を超える富を得た時、人がなにを想い、何をし始めるかと言うのはなかなか興味深い。

それはある種の「無」かもしれない。

自分が富で満ちすぎてしまったときに見える景色は、良くも悪くもかなりその人の内側をえぐり、本質をあぶり出されてしまう気がする。


もっと使うべきことはあるだろう、とか色々言う人もいるだろうし、前澤社長の人柄や仕事ぶりは全く存じませんが、彼のお金の使い方は好き(笑)


お金がありえないほどあることで、自分がこの世界で見たいものは全部見ることができて、自分の能力や資質も最大限まで生かすことができる。

と、同時に、自分の個体としての限界も知る。

そうしたら、自分にできないことをできる人たちをサポートしたいと思うんだろうな。

もちろん、アートの愛好家としてその仕上がりを目前で観たい!という相当贅沢なエゴもあるとは思うけど、出資しているんだもの。

どうぞ存分にそれを味わっていただきたいもの。

宇宙話題で久しぶりに聴きたくなったデヴィッド・ボウイの「Space Oddity」。

歌詞を見たら縁起でもない歌だった(笑)

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この歌が作られたのはアポロ8号が月面に着陸し、「地球の出」の写真が世界に届けられる直前。

つまり、想像とインスピレーションだけで作った歌。

もし、彼がこのプロジェクトに参加していたら、全くちがうものを作っていたんだろうな、と夢想する。


まだまだプロジェクトはこれからだと思いますが。

無事のお帰りを楽しみにお待ちしております!


■ 小松ゆり子 official web site
http://yurikokomatsu.com

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