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見知らぬ街(ある日の日記)

久しぶりに見知らぬ街に来た。
どんな街でも図書館と郵便局は在って、それらを見かけると安心して、公共機関って凄いななどと思った。郵便局はもう今は公共機関ではないけれど。
それで私の見知らぬ街での目的地のそばが図書館だったので、図書館に暫く滞在した。

驚いたのは、私が高校生の頃、散々に読み漁った作家の本が一冊もなかったこと。
最初は書架の所々に挟まる見出し?にその作家の名前がなくて『あの頃は凄く人気があって、タイトルを言えば皆知っている程だったのに』とぼんやり思いながら、その作家の名字の頭文字の棚の前まで来たら、まさかの一冊もなかった。
嘘でしょ、犯罪でも犯したのかな?
なんて不謹慎なことを想像してしまった。真実は知らない。

仕方なく(仕方なく?)別の作家の本を読んだ。
図書館には名著は沢山あるのだ。
いつでもいくらでも読めるのだ。
公共機関よ、ありがとうでござる。

話は変わるけれど、近頃ぼーっとしてウッカリばかりしてしまう。
冷凍ポテトを冷蔵庫に閉まったり、洗濯籠に入れるべきガーゼをゴミ箱に入れたり。
気持ちが散在してるのだ。簡単に言えば、疲れているのだけど、疲れているのって理由によって症状はまちまちだから、簡単に言ってしまっていいのかな、と気が引ける。
久しぶりに大好きなお店のお寿司を食べた。それなのに、あんまり感動しなかった。多分、これも疲れてるからだ。嫌だなぁ、1週間位温泉にでも浸かって、癒されたいよ。

そんな中、今日、見知らぬ街に来て、見知った作家の本を読んで、ふと日記でも書くかと思った。
日記でも書くかと思うほどには、疲れは回復したらしい。(日記というか、雑記)
たまには見知らぬ街もいい。
今日来たのは不可抗力でだけど、それもいい。
疲れるのも疲れが取れるのも、不可抗力だ。


★サムネイルは、ももろさんの画像をお借りしました。可愛い…可愛いが過ぎる…

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