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新スタミュミュはチョコレート

よくある自我語り

スタミュはアニメ1期からドラマCD、OVA、星箱も通ってきた女。スタッフトークの上映会も数回は行った記憶。まぁまぁいい年ですよ。
あの時は死ぬほどハマっていた、が正しい。
新しい趣味やハマったものがあってそうなったよねっていうよくあるそんな感じの人です。
スタミュミュも初演からカリグル本公演以外は1回は行くくらい。カリグルはレビュー公演の物販始発コース。寒かったのを覚えてる。懐かしいです。
こんなものかな。

これから先なんですが、書き始めてみたものの、たぶん推敲しないままぺいってしてしまうと思います。あと記憶を思い出しながら書いてるので実際そこじゃないってなるかと思いますので突っ込みいただければ。
なんか1度くらいこういうものを書いてみたかったのでやってみた程度のものです。
文才も何も無い、ただの吐き出し文章です。

新スタミュミュのお知らせを見て

ご時世柄、仕方がないと思いました。卒業公演見たい気持ちはすごくあったし、ストテラを終えたストテラ組とまたちむとり、ちむらぎフルメンであったらいいなって思ってました。
でも届いたお知らせは
【メモリアルムービー】
【キャスト一新】
【バトンタッチの配信がある】

泣いた。
またスタミュがある
まだスタミュがある
違うスタミュになる
嬉しい気持ちもわけもわからない悔しさに泣いた。
別に私が悔しいなんて思うのは明らかにおかしいのだけど、あの時、動き出すことに悔しさが湧いてしまった。
そして思ってしまった、私の中で一番考えたくないもの、

これまでやってきたキャストを越えられるのか

最低だ、最低すぎるーー。

自分が最低な人間だと思いながら、やってきた入学説明会という生配信。
舞台は流行病のこともあって本当に見なくなって、キャスト発表されても本当にほぼ知らない。なんとなく、お名前をどこかで見たような……程度で、どうなるんだろうってただひたすらにわからなくて、ただキャストも緊張してるんだなぁって思いながらその時はただ見ていた。
これはどこで聞いたのか、この配信だったのかなんだったかで確か吉谷さんかな……本当に曖昧なのだけど、「若手に出て欲しい作品」みたいなことを確か、聞いた。一言一句覚えてるわけでもなく、ふんわりとだけど、妙に残ったので、今もこうして覚えている。
その言葉を聞いてなんとなく、ストンとキャストが変わることに納得というか、そういうことならこの作品に関わってほしいなと思えた。
そして星瞬COUNTDOWNのMV発表
MV!??????????????
豪華なスタジオ、真新しい星瞬COUNTDOWNの衣装、衣装を纏った星谷、那雪、空閑、天花寺、月皇。
サビに入って見慣れたダンスを踊る5人。
ちょろいもので星瞬COUNTDOWNのイントロで涙が出るようになってしまった体に、サビのダンスはすごく効いた。
でもここで見たのはビジュアルとダンスだけ。
初々しいキャストにはまだ正直何も、何もわからなかった。何も感情が湧かなかった。
ただ、がちがちの人を見ながら頑張ってねとは思ってたはず。
そのくらいの人の心は残っていたはずーー。
ただ、「スタミュ」「スタミュミュ」というものだけを信じていた。

開幕直前特番を見て

チケットも先行が続々と始まって、作品を信じて何枚か抑えて……ニコニコでの開幕直前特番が決まった。
それまでも正直キャストのSNSを見ることもなく、始まるなーくらいの温度感で、でもビジュアルを見て、キャラがいる!と思えて体温がちょっと上がった。
ただ前述の通り、稽古をしてるとかそういうのを流し読み(公式が割とRPしてくれてた気がするけど)しててほとんど知らず。
仲がいいのかもよくわからないまま、生配信を見始めたけど、あの説明会のガチガチな子たちは当たり前だけどいなくて、双子がめちゃくちゃ仲がいい、座長が頼もしい。
思ってたより、いや、寧ろ思うことほど何も見てないからこそ、その変わりように驚いた。
あの配信を見てよかった。あれのおかげで大丈夫なんだ、私の見たかったスタミュが見れる気がする。
嬉しくてまたちょっと泣いた。

リニューアル、オリジナルナンバーの言葉

その配信のあとだったか前だったか少し前のことなのに記憶が曖昧で申し訳ないのだけど、脚本がリニューアルしたというのを見かけて、「えっ」となったことを。
直前にしてそんな文字を見てしまってものすごく動揺した。
だって、チケットも用意されて、キャストのビジュアルも揃った。
言い方が悪いかもしれないけど1stの脚本をなぞるものだと思っていたので、衝撃的だった。
これで一瞬、私の見たかったスタミュではないかもしれない。それを覚悟していかないといけないかもしれない。オリジナルの曲?なんだそれは……正直頭の中がごちゃっとしてしまった。
今思えば、そんな心配をあの方々の名前を前にするもんじゃないだろ野暮助とツッコミができる。
でもその時の私はただ、ご登校があり、Dreamerから始まるスタミュが見たいだけなんだよってほんの少し苛立ちを覚えた。

そして初日

ありがたいことに初日のチケットが取れた。
不安と楽しみとで午前中の仕事を片付け、品川に。
つい最近の公演でステラボールに段差が採用されていたのを知っていたので見やすいんだろうなとか、どうなってるんだろうなとか結局初日は楽しみが勝っていたかもしれない。

いざ始まって………ここまで書いてきた私のネガティブな考えは吹き飛んだ。
そこに「スタミュ」があった。
眩しくてキラキラした星谷、ビクビクしながらも頑張る那雪、つんけんした月皇、勢いのある天花寺、ミステリアスの極み空閑。
あの頃見た「スタミュミュ」がステージにあった。

比較という苦い味

さて、最高のステージを見て思い出したこと。
所謂初代と呼ばれることになったキャストと比べてしまうこと。
越えられるのか、なんて考えたこと。

実際、キャス変のあった舞台はこれまでも見てきたことはあった。
ありがたいことにその時は卒業公演と銘打ってもらったものがあったのでキャスト変更は受け入れることができた。
ただ、受け入れることができた、であって、その時はあまりに卒業する人が自分の中で最高すぎて、これを越えられる人は絶対に現れない!と強く思っていたし、実際自分の中ではやっぱりその次に続く方を見れなかった。
だから、今回もそのことがあってそう考えてしまう自分がとても嫌だった。
俳優の方に向かってとても失礼なことだと個人的に思ってる。
けど、結局初代というのは私たち観客にとってはアニメの次に正解のようなもの、に見えてしまう。
だからこそ比べてしまうんだろうな、あの子はこの時こんな演技をして、こんな風に役を演じていた。それに比べて……とか。
過去自分もやっていたからその気持ちもわかる。
初日を見る前、不安だった。
私の中にはどうしても杉江大志さんの星谷がいた。眩しくて芯が強くて、大きな一番星を忘れることなんて誰ができるんだ。

まぁ、結局のとこ比較しちゃうかな、は推していたキャラたちに対しては杞憂に終わったんですけど。
※詳細は下のキャストのこと、で話します。

なんというか、初々しい星谷悠太がそこにいて、あれも星谷悠太だ、ってすんなり受け入れることができた。
帰りながら、こんなにすんなり受け入れられる自分にも驚いた。
でもたぶん理由は、初演を改めて見ないで行ったからかもしれない。
たぶん新キャストになったことがもっと悔しくて、初代キャストに会いたくなって映像を見てたら違っていたかもしれない。
けど、見なくてよかった。
新鮮な気持ちで、記憶の片隅にある「スタミュミュ」を振り返りながら、新しいキャストを受け入れることができた。

初日に見た三井淳平さんの星谷悠太は生まれたての小さな星だった。まだ小さくて、でも輝きは間違いなくあって、ああ、これも星谷悠太だなと思えた。
これなら私も見られそう、だとどこから目線かわからないけど安心した。

曲について
※ネタバレを多分に含みます

とりあえず曲から。
新曲のM1
ポストを見てとても納得。

2幕に「Stand by Dreams」
しかも1番と2番の歌詞がパズルみたいに組み合わさってる形で!!
初めて聞いた時、こんなん…だったっけ………と思わずなったけど、それ以上にこの曲が来るなんて思いもしていなかったので泣いた。
何より、今回の柊翼の弟感が出てくるのが余計に胸をぎゅっとさせられる。
この双子についても思ってることをぶちまけると、前回とたぶんこのシーン追加が増えたおかげもあって、新しい双子を見ることができてる気がしました。
今回はとにかく弟感のある柊先輩。
兄を弟に対しても、後輩に対しても見せる鳳先輩。
見せられて初めて、そっかそういう1面もあるんだと気付かされた。

これはまた話が変わって個人的に人について思うことなのだけれど、人間って多面体だと思うんですよね。
自分が見てる一面もあれば、自分には見えなくてでも他人には見える、見せてる一面があるみたいな。

役の解釈もまさにそんな感じなのかなと、今回のキャスト変更で特に感じた気がします。
それがあって余計に受け入れられてるのかもしれない。たぶん、たぶん……。
まだ知らない役の解釈を見れることって楽しいなと思えたのが特にここの2人なのかもしれないです。

MY FRIENDの披露場所変更
最後のあのシーンで披露されて、涙腺が崩壊しないことなんてあるんだろうか……。
曲の歌詞の説得力に横っ面をぶん殴られました。
観劇した日に泣かない日はないくらい、毎公演泣いていたナンバーでした。

キャストのこと
※ネタバレだらけです

  • チーム鳳
    役作りが難しかった、と3名くらいから観劇した際の挨拶で聞いたけれどそんなの感じさせないくらい、当たり前だけどキャラクターそのものだった。
    何より、東京公演を終えた京都公演でのR→S→D、最後の真ん中で肩を組んで歌う姿は本当にただの仲良し5人組でしかなかった。幸せだった、あんな素敵なチーム鳳を見せてくれてありがとう、その一言しかない。

  • チーム柊
    前の比較のところでは話題にあげなかったけれど、ここは比較せずにいられなかったかもしれない。
    初代は特に、なんというか熱量がすごかった。チーム鳳に負けたくない、負けるようなチームでは無いから仕上げなければ、みたいな熱をずっと感じていた。
    ピリつきすら感じるくらい、チーム鳳のライバル然としていた。

    だからこそ、少し違和感を覚えてしまったかもしれない。
    熱はある、けど……何か足りない。
    そう感じてしまった自分がすごく嫌で、だけど胸がもぞもぞする。
    東京公演を終えて、京都の初日。
    1週間の間に何があったのだろうと思うくらい、辰己琉唯が変わった。
    東京公演はどこかふんわりした感じがしていたのに、空気が変わったというのか、オーラが辰己琉唯だった。
    チーム柊としてステージに立った、アヤナギショータイム、Caribbean Groove、空気が東京公演と全然変わって見えた。
    それこそ、初代の熱に近いものを感じてぞわっとした。
    何があったのかわからないけど、京都公演のあの5人は間違いなくスターオブスターだったし、辰己琉唯が辰己琉唯になったと思う。
    京都楽で話していたけど本当に大変だったと思う。
    これを経てのカリグル公演、どうなるんだろう……楽しみで、ちょっと怖い。

  • 華桜会
    ご登校の足!!!え、足!?
    メートルリオがずっと可愛くて、ずっと可愛かった。
    それと観に行った公演で細かいところのセリフの言い回しを工夫されていて、そのどれもがメートルリオでした。

    華桜会が好きでアフタートークの会をなんとか休みをもぎとって見に行って、まさかの初詣を再現してくれていたのがとても嬉しかった。
    アフタートークだから完全にオフの状態だったので、柊先輩が椅子から滑り落ちるような人だったり、漣先輩がスタミュ愛を持った人だったり、楪先輩が素も楪なのかってくらいお茶目でお喋りで可愛らしくて、鳳先輩も悪戯心のあるいい人でいじられてる暁先輩。
    なんというか、この先見られる光景の1つのようにすら見えた。

最後に

何が言いたいかって、スタミュミュはスタミュミュだった。
1つの舞台で通った回数は私の中で過去最高だった。
でもやっぱり何度観ても飽きなかった。
何度観ても同じところで泣いて笑って、彼らの青春を浴びた。
そしてまだ浴びることができる。
楽しみです。

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