見出し画像

敬老の日・イブの贈り物。

みなさんこんにちは。
布団を引っ張り出してきたせいで、
どんどん早起きができなくなっている東です。

(出勤0分。ありがとう、リモートワーク。)

今日は記念すべき一作品目を作り終えたので、
その紹介をできればと思っています!

それではどうぞ!

きっかけ

約一か月前、
自分の想いを綴ったnoteをあげました。

今もじわじわと読んで下さる方がいて下さり、
非常に嬉しい限りです。

あの投稿から数日後、
数週間に一度電話をする友人と話すことになり、
自然とnoteの話題になりました。

その子には前々から話をしていたので、
ついに文章にしたという程度の話だったのですが、
なんとそこで初の依頼を頂きました。

僕としては純粋に嬉しい気持ちもありつつ、
無理に作らせてしまったのでは?と思い、
確認してみましたが、
僕の想いや表現に納得してくれていて
敬老の日に向けて作ってほしいとのことでした。

初の依頼、ここから始まるんだなと思うと、
緊張と同時に必ず喜んでもらえるものを作ろう
と決心がつきました。

それから後日、改めて話す時間を設け、
彼女のおばあちゃんへの想いや、伝えたいこと、
これまでの思い出などを聞かせてもらいました。

大事なんだけど。

幼少期から一緒に暮らしていて、
とても身近な存在だったものの
歳を重ねるごとに会話が減り、
4月から一人暮らしを始めたことで、
さらに会話が減ってしまったそう。

実家までそう遠くはないこともあり、
ちょこちょこ帰省はするものの、
やっぱり時間をとって話せない。

自分にとって大切で、これからもずっと
側にいてほしい、と心では思うものの、
いざ目の前にいると言葉がでなかったり
ある意味で後回しになってしまったり。

これって一見矛盾してると思うんですけど、
凄く共感できるなって思います。

僕自身も、親族などを前にすると、
急に気恥ずかしく感じたり、
おせっかいだなと感じたり。

普段から会話をするのが自然でないと、
どうしても関わり方が
分からなくなるものなんじゃないかと
思っています。

ただ、今回の話の中でも、
必ず人はなくなるもので、
その最後の瞬間に
後悔するようではありたくないよね。

という話になりました。

つまりは、このままだと後悔しかねないから
やっぱり定期的にでもいいから、
きちんとコミュニケーションを
とるようにしようよ、と。

そう言ったことも踏まえて、
ポストカードを通じた会話をしよう、
ということと距離は離れていても、
側にいることを感じてもらえる
彼女自身を表現したものにしよう
と決めました。

彼女自身

一言で表すのは非常に難しいですが、
約1年弱の関係の中で、
僕が強く持っていたイメージとしては、
どこまでも人の気持ちを考えられて、
受け入れられる人、でした。

よっぽど毒をもっている人でなければ、
はっきりした個性を持っている人だろうと、
うまく受容して関われるというのは
凄く素敵だなと思っています。

そこでデザインとしては、
彼女を中心に四方に人(色)を配置し、
その隙間をグラデーションで埋める(交わる)
という表現方法に決めました。

それぞれ何色にするのか、
という点については非常に悩みましたが、
中心(彼女自身)は誰とでも交われる、
という点から白に決めました。
ただどこか冷たさを感じる真っ白ではなく、
あたたかみのあるオフホワイトにしました。

続いて四方に配置する色味については、
前述のとおり、
毒のある色を除くこと、
相手自身もあたたかみのある色を持つこと
そして感覚的に彼女に合いそうな色であること
の3つをベースに、
橙、土、桃、草を選びました。

最初はそういったグラデーションを持つ和紙を
探していたのですが
ぴったりはまるものがなかったので、
イメージに合う複数枚を購入し
ちぎり絵の要領で表しました。

和紙をちぎることで現れる細やかな繊維が美しく、
より優しい印象を与えてくれたのではないか
と感じていま

また、これは完成して作品を見てもらったときに
言われたことですが、
四方に配置した色は、
偶然にも四季を表すような色になっていて
よりどんなタイプでも交われることを
表現できたのかなと思っています。

反応

敬老の日の前日、
彼女も僕も広島に帰省していたので、
直接作品を手渡ししてきました。

一度オンライン上で見せてはいたのですが、
実物を見て改めて喜んでくれたことは
非常に嬉しかったです。

また、その日の夜、
敬老の日・イブという謎の名目で
おばあちゃんにプレゼントをしてくれたようですが(笑)、
わざわざ受け取った際の感想を伝えてくれました。

そこにはプレゼントを贈ってくれた
彼女への感謝をはじめ、
作成した僕への感謝など、
優しい言葉であふれていて、
思わず泣きそうになりました。

何より、彼女からの絵葉書を
楽しみにしているという一文は、
きちんと作品の真意が伝わり、
今後も関わっていくうえでの
懸け橋になろうとしている気がして、
本当に嬉しかったです。

今後も
大切な人への想いを形にできる人になれるよう、
精進しようと思います。

あとがき(依頼主さんへ)

改めてこの度は依頼してくれてありがとう!
まさかおじいちゃんおばあちゃんの反応まで
聞きかせてもらえるとは思ってなくて、
本当に心があったまりました…!
色々伝えたいことはあるんだけど、
せっかくなんでポストカードを送ります(笑)
これからもよろしくね〜✌️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?