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第4回[かたらじ]刃文・地鉄・映りについて語ってみた

かたらじ 刀を語るラジオ
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[今回のかたらじ]
刀の特徴についてお話しました。
写真はラジオで登場する長船光忠の刀です。丁子刃!

01:23〜 地鉄の模様の見えやすさ
     見えやすいと感じる松皮肌と綾杉肌
22:57〜 白いところが刃文じゃないの?
     光忠の蛙子丁子が好き
36:40〜 映りは見えると楽しい
     備前の刀や安綱は映りが見えやすい

47:57〜 刀の展覧会の紹介

■今回紹介した刀の展覧会
・刀剣博物館 「4回重要刀剣等新指定展」
https://www.touken.or.jp/museum/exhibition/exhibition.html

・五島美術館 「中国の陶芸展」
https://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html

・森記念秋水美術館 「備前刀 ー用と美の系譜ー」後期
http://www.mori-shusui-museum.jp/schedule/

■登場する用語
会話の中に刀剣用語がたくさん登場しています。
用語を聞いて気になった・もっと詳しく知りたい方向けに書き出してみました。
検索をしてみるとよりわかりやすいので活用してみてください。

□地鉄
・折り返し鍛錬(おりかえしたんれん):鉄を伸ばしては折り返し、伸ばしては折り返ししながら鍛えること
・板目肌(いためはだ):天井や床のような模様
・柾目肌(まさめはだ):ストライプやボーダーのような、直線気味の模様
・杢目肌(もくめはだ):木の年輪のような模様
・松皮肌(まつかわはだ):松の木のようにゴツゴツ、ウネウネした模様。
・綾杉肌(あやすぎはだ):規則正しく波々が連なる模様。幾何学的。
・肌立つ(はだたつ):肌の模様がはっきりしている様子
・肌詰む(はだつむ):肌がとてもきめ細かい様子。肌模様があまりみえない。

□刃文
・直刃(すぐは):まっすぐな刃文。太さによって細直刃、中直刃、広直刃などと呼ぶ。
・乱刃(みだれば):まっすぐではない刃文のこと
・のたれ:ゆる〜い波模様の刃文
・丁子(ちょうじ):丁子の実のような刃文。縦長の波線模様
・蛙子丁子(かわずこちょうじ):丁子刃のバリエーション。波の頭がぷっくりと丸くなっている
・皆焼(ひたつら):刀身全体に散る刃文
・濤乱刃(とうらんば):激しい波のような刃文

□刀工名
・長船光忠(おさふねみつただ):鎌倉中期に活躍した刀工。長船派の祖
・長船景光(おさふねかげみつ):光忠から数えて孫の代にあたる長船本流の刀工
・長船長義(おさふねちょうぎ):南北朝時代に活躍した長船派の刀工
・古備前正恒(こびぜんまさつね):平安後期〜鎌倉初期に活躍した刀工
・伯耆安綱(ほうきやすつな):平安中期に活躍した伯耆国の刀工

■パーソナリティ情報
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