見出し画像

【投機の流儀】「だから今REIT」か

【今週号の目次】
第1部 当面の市況
(1)週末2日間の大幅安と大幅高(しかも一日の上下幅は概ね相等しい)
(2)「令和最大の下げ」と、「下げ分を正確に埋めた戻し」とが出た先週
(3)選挙後の株高再現はあるか?
(4)「外交の安倍」と世論と選挙
(5)今後の趨勢、見方は二つに分かれる
(6)諸外国は高い中で、日本株は外需株が弱い
(7)日銀追加緩和、9月に「あり」と見るのは外国為替市場関係者が34%
(8)信託銀行の年金運用は下値支持線と上値抵抗線とを定めていくという役割を果たしている―――個人投資家を市場離れさせる一因だ
(9)「だから今REIT」か
第2部 中長期の見方
(1)「米株高は最後の宴か」または「新しい相場の始まりか」
(2)米金融政策に潜む将来の危険性
(3)日本の最主要輸出国である中国、その国内経済に黄色信号
(4)「持ち合い解消の売り」が出るか
(5)景気減速を表すマイナス現象
(6)原油価格、次は今後どうなるか
第3部 個別銘柄の見方――今回は銀行業とドイツ銀行株
(1)アベノミクス時代の数年かで最も経営環境の厳しかった銀行業、異次元緩和の負の効果が蓄積されてきた
(2)ドイツ銀行株
第4部 「太陽黒点と経済危機」
第5部 読者との交信

第1部 当面の市況

(1)週末2日間の大幅安と大幅高(しかも一日の上下幅は概ね相等しい)
先週18日(木)は日経平均で423円安で令和時代の最大の下げを記録した。ところが、翌日金曜日には下げ幅とほぼ等しい420円高という自律反発を演じた。上海株式相場等が堅調に推移し、先物主導の売り方の踏み上げがリードした。カラ売り多い銘柄に買い戻しが進んだ。先物主導の踏み上げ相場の観を呈した。

ここから先は

17,730字

¥ 400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?