10周年&推しの誕生日なので楽曲考察やってみた その1 『これは、惑星《ホシ》に還る物語。』
皆さま、はじめまして。灯狐と書いて「トウコ」と読みます。推しのモンペになりがちな読解オタクの考察厨で万年中二病のソウルメイトです。こんな感じで物を書いている時もあります。
ソウルメイト歴もいよいよ4年に突入、彼らを知ってからはもう7年が経過。早いものですね。ちなみに初めて見た(見せられた)動画はキーマスです。しかもチャンネル版。良くそれでハマったもんです。マジで。
MSSP過激派箱推しFB贔屓、推しへの愛は言葉で語るタイプのオタク――という感じです。よろしくお願いします。
さて、来たる2019年9月9日、M.S.S Projectがめでたく10周年を迎えました。そして本日9月13日は、我が最推しFB777さんのお誕生日です。
FB777さんの!!!お誕生日です!!!
おめでとうございます!!!!!!!!!
生まれてきてくれて本当にありがとう愛してるよ!!!!!一生推すからね!!!!!(クソデカボイス)
……ふう。というわけで(どういうわけだ)、今回はお祝いと感謝の気持ちを込めて、FB氏作曲の『WAKASAGI』『11光年クエスト』『スターダストメモリー』からなる通称『宇宙三部作』を中心に、楽曲考察をしていこうと思います。
とは言うものの3曲ではとても終わらなかったり、楽曲作りの様子を妄想してみたり、ライブ演出に尊死したり、メンバーの関係性に咽び泣いたり、今後の活動展開を予想したりと脱線しまくるので御容赦ください。
というか、どれも曲と切っても切れない要素だと思うんですよね……。
また、今回の考察の材料は基本的にボツ曲含む楽曲、歌詞カード、ライブ中の発言や演出です。書籍や各種インタビュー、動画は一部以外は除外します(多少言及はします)。
というのも自分のポリシーとして、
考察は、『正答』を求めるものではない
と思うからです。
そもそも、どのような形式であれ、創作物に『正答』を求めるのは無粋というもの。与えられた最低限のものでやるべきだと思うのです。
ライブ演出については解釈する上で絶対に外せないので語りますが、まあ、セーフってことで……。あくまでふぶ推しのモンペが都合のいい解釈で、
『こんなんだったら最高なのにな〜!!!』くらいのテンションで書いているものだということをご承知ください。
可能性は無限大★
――さて、早速大筋のストーリー考察からはじめていきましょう。仮に宇宙三部作を基軸にしたこの物語を……そうですね、カオス・サーガと呼ぶことにしましょう。
_人人人人人人人人_
> 唐突な厨二病 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
このカオス・サーガ(続行します)の内容は、ざっくり言うと『滅んだ地球から脱出した主人公が宇宙を渡り、新たな星に辿り着くまでの物語』です。
これにちょっと神話っぽいというか、創世記っぽい要素が混ざってる感じですね。ゲーム要素ももちろんあります。
ポストアポカリプス×宇宙×新天地という、正にFB氏の好きなものを全部ぶっ込んだ、ある種馴染み深いSFストーリー。死と再生をテーマに、広大な宇宙を旅する物語……。皆大好きなやつですね。
世界観や雰囲気は、ゲームで言うならSplatoonの人間サイドのストーリー、同じ音楽界隈ならsasakure.UK氏が近い気がしますが……どっちも結局一度は新天地への到着、開拓に失敗しているので、なんとも言えません。スプラに至っては離陸すら失敗した可能性あるし……。救われねぇ。
閑話休題。
皆さんご存知の通り、MSSPにおいて『惑星』と言えば、1つしかありませんよね。
そう、伝説の始まり、原点にして頂点、イントロからして神曲、ありがとう横アリ、『高橋の家がエクスプロージョン』、『中二病とは何か?』に対する最高のアンサーのひとつ。
『M.S.S.Planet』。
この曲のお陰で私はFB777というクリエイターを好きになり、KIKKUN-MK-IIという演奏者を好きになり、MSSPというグループを好きになりました。
きっと同じ経験をしている人は多いと思います。
彼らにとっても思い出深い曲なのは、この曲の扱い方から充分すぎるほど伝わってきます。彼らと、彼らの音楽を語るには絶対に欠かせない大切な存在。
カオス・サーガで主人公が辿り着く星は、きっとMSプラネットではないのでしょう。
しかしながら、私としては
FB777が生み出してきた宇宙を巡る物語は、惑星に始まり惑星に終わる
ということは決して忘れてはならない部分だと思います。
それこそが、あの人にとっての創作の根本であり、完成形であることの証明だからです。
……ん? 『完成形』? 『終わる』?
そう。引っかかったそこの貴方、正解です。
カオス・サーガは、もう終幕を迎えた物語なのです。
そして新章へ突入しかかっている物語でもあります。
一体どういうことなのか、ひとつひとつの物語を紐解きながら、この組曲MSSP、カオス・サーガを説明していくことにしましょう。