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旅も写真もオートバイも、全ての文化が新しい時代へ

今日も見て頂きありがとうございます。

オートバイに乗って旅をする写真家、立澤重良です。

2月20日より千葉市にあります【千葉市民ギャラリーいなげ】にて個展を開催いたします。近くなりましたら改めて詳細をご案内させていただきますが、いまから楽しみで仕方なくワクワクしております。

さて今回は風の時代のいま、世界が大変革を迎えているときでありますが、皆様はこの変化に対応できていますか?

私は「自分は土の時代よりも風の時代の魂なので、変化に対応できている、むしろ変化を楽しんでいる」と自分で思い込んでおります。

先日、ふと面白い気付きがあったので書き綴ってみたいと思います。

土の時代から風の時代… それは物質的な豊かさ、組織などへの所属、所有やステータスの時代がいったん終わり、カタチ無いものが主体となり精神性の豊かさ、個人が開花して活躍する時代へと移り変わるそうです。

苦労に耐えて一生懸命に頑張り、みんなと同じことをして社会的に画一化された「立派な人になろう!」という時代から、もう頑張らなくてもいい「一人一人の個性を尊重し個々の幸福を主体的にしよう!」という新しい時代です。

すでに社会的なニュースをみても変化は分かります。
従来は盤石だった組織などが崩壊し、無名の個人が活躍したり、AIの台頭で音楽や芸術、イラストやグラフィックまでも大変革を遂げています。

そう、AI。人工知能ですね。

先日、試しにChatGPTに日本神話や古神道が現代の日本人に浸透していないのはGHQが教科書から神話を消したのが原因か?と尋ねたところ驚きの答えが返ってきました。本当に違和感がなく中立的で無難な回答が返ってきたのです。

ある音楽家が「素人がAIを使って作曲した音楽が、プロの音楽家が作ったものと見分けがつかない」と言っていました。私の小学生の子供もAIのアプリで音楽を作って遊んでいますが、驚くほど完成度の高いものが出来上がります。

イラストやグラフィックでも同じようなことが起きているそうです。そう・・・もちろん写真もです。

従来はその道の専門家がやっていたことが、専門家ではない人でもAIを使えば完成度の高いものが生み出せる時代です。

これって技法はAIにお任せくださいって意味だと思うのです。技法はAIに任せ人間は発想や感性に専念してくださいね…と。

写真に当てはめるとこうです。適正な露出、イメージに合った画角、バランスの良い構図、深度やシャッター速度などなど、いままで散々議論してきた理屈的な技法や魅せ方については、もう人間の出番ではないのです。

それより人間は言葉では表現できない例えば雰囲気、愛、空気感、写真の中の時間、霊性、光のエネルギー感といった感覚的、霊性的な部分にもっと意識を向けて、技法から直感を主体に表現をしましょうねと。時代の流れがそうメッセージを発しているように感じます。

旅はどうでしょう? かの○○岬へ行くぞ! 一日で○○○kmも走った! ○○半島を一周!といった具合に目的地や達成感が主体的でしたが、必ずしも遠くの場所や走った距離にこだわるのではなく、たとえ近くであっても心の中の旅と言える個人の内面の旅が主体的になるのでしょうか。

有名な観光スポットよりも私だけの絶景スポットをさがす冒険旅といったものに人々の意識が向くと思うのです。

私たちの大好きなオートバイに注目しても同じような時代の変化を見てとれます。
白煙吹いて爆音を上げ、切り裂くような加速でブっ飛ぶ鉄のバイクは売っていません。
高級な輸入車、ハイパワーで高性能なモデル、かつての名車・・・といった具合にバイクという「モノ」に執着するほど、高い代償を支払う必要がある時代です。

いまはコンピュータ制御で誰でも運転できて、環境にも優しく安全装備も充実の再生プラスチックを纏ったオートバイが主流ですよね。エンジンを搭載せずEVで走るモデルも出てきました。

もちろんバイクという【モノ】が無ければ【コト】が発生しませんので、まったくバイクというモノから意識を外そうという意味ではありませんが、モノにはそれによって人生がどう豊かになるのか?の役割が今まで以上に要求されてくるのだと思います。

入ってくる情報ばかりを聞いていると、悪いニュースばかりのように感じますが、実はこの変革期を超えれば素晴らしい時代が待っているのです。
それにはまず、自分だったらどうしたいのか?という個性を大切に生きていきたいですね。

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