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思考を止め【今、ここ】に集中せよ

今日も見ていただき感謝です。

ただ運がいいだけで生きている写真家の立澤重良です。

今回は写真を撮るときの理想のマインドセットといえる【今、ここ】に集中というお話でございます。

唐突ですが写真ってあらためて考えると本当に素晴らしいですよね。

今から200年ちかく昔、カメラという不思議なものを人類が発明しました。それは過ぎ去っていったはずの現実の様子を精密に画として記録してくれる魔法の箱です。

カシャッっと空間を切り裂く金属音で「さっきの一瞬」が過去の様子として記録される不思議さときたら・・・。

まず撮る行為そのもが楽しいですし、その一瞬が画になっている奇妙さを感じて二度楽しい。誰かにみせて喜んでもらえたり、何かの役に立てば三度嬉しい。芸術として昇華すれば更に素晴らしい。

そんな写真の本質的な素晴らしさを、いつの日か忘れて写真活動をしていないでしょうか?

最近、つくづく思うのは「今、ここ」に意識を集中させることの大切さです。

私たちが生きるこの世とは、一定に流れる時間と三次元の空間、つまり時空の中で生きている訳ですが、ある領域にいけばアインシュタインが言うように時間概念や空間概念は変わってくるのです。

であるからには、写真とは瞬間を切り取るアートなのですから、私たちヒトはこの地球において「今、ここ」という概念にもっと意識を強く向け、毎瞬毎瞬を大切にしたいものです。

【考えすぎない】

これです!!考えすぎない。
深い思考が【今、ここ】から意識を遠ざけてしまい、理性と理屈の世界に引き込まれるのです。ひたすら脳内でおしゃべりをし、波動を不安定にした結果、奇跡が遠のいていくのです。

確かに写真をはじめたばかりのビギナーであれば、カメラの操作や設定などあれこれ考える必要があります。しかし、いいベテランがいつまでも理屈っぽいと、なかなか傑作とよべる一枚が叶わないものになります。

具体的なメソッドとして第一に呼吸です。深くゆっくり、丁寧な呼吸をしてリラックス状態を作っていきます。脳波で言うとシューマン周波数といいます。またはセロトニンが出ている状態、男性であれば賢者タイムに近いと言えば分かるでしょうか。

この場所で撮ろうと決めたら、究極の集中モード【ゾーン】に入るための準備をはじめるのです。
ゾーンにはいるためのトリガーは各々自由に決めていいと思います。お気に入りの曲を口ずさんでもいいし、一分だけ瞑想してみるとか、好きな香水を使うとか色々あると思います。

トリガーを引いたら今、ここに意識を集中し余計な思考を止める。

画角の選択やら露出の設定やら三脚の準備やらは、長年の経験として潜在意識に覚えさせているので、その潜在意識という【もう一人の自分】にお任せすればいいのです。

ついでに言ってしまえばその【彼】に写真撮影に関わる何もかもは、すべてお任せして自動で撮ってもらう感じでいいと思うのです。
私という意識の本体は、ただ「今、ここ」に集中させてゾーンに入っていればOK。

脳波を理想的な周波数にチューニングして、そこに安定させる感じです。ラジオの周波数をダイヤルを回して合わせる感じです。

我を忘れて集中して楽しむゾーンは言い換えると神我(しんが)の領域です。少し変わった話になるのですが、現実の様子に存在している光のエネルギーに影響を与えることも可能になってくるので、奇跡とよべる一枚を実現できるのです。

写真は光をカメラ内に取り入れて作るものですから、今目の前にいる光たちにダンスをはじめてもらわないと、イメージの通りに写真が成立しないと考えます。

そのために思考を止め、いまここという瞬間に集中するゾーンに入る。撮影に関わる理屈は自分の中の彼に任せる。丁寧な呼吸、楽しむこと、究極の集中モードを作れれば真の写真の素晴らしさがみえてくると思いますよ。

今回はこの辺で。

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