VTuberのリアルロケ動画リストを作った

他のバーチャルな方々が、現実または超絶3D上でロケを行っている動画を収集するYouTubeリストを作成しました。

一応、同一チャンネルで一動画までのつもり。静止画や明らかに素材動画っぽいものは除く。自分で知っていたのは20本くらいで、いろいろな方から情報提供いただき、50本ものリストになりました。今後も随時追加していきたいと思います。Twitter(@touriyasuda)へ情報をお寄せいただけると喜びます。

さて、なんでこんなリストを作ったかという話。

10/17に始まった「にじさんじのくじじゅうじ」というabemaTVの番組で、物述有栖さんが谷中銀座へのリアルロケを行いました。めちゃくちゃ楽しかったですね。一方、「Vの者が現実に出る意味とは…?」という疑問が再度頭をよぎりました。自分自身もVの者として現実世界を舞台にした街歩き動画を作る中で考えてきたことでもあり、他の人はどうしてんのやろと思ってリストを作成し情報提供を請うた次第です。で、深夜一気に50本近くの動画を見た結論。「楽しけりゃなんだっていいんだよ!」です。

……。

寝て起きて冷静になった今、もうちょっと真面目に考えてみましょう。パターンとしては、

1:現実の何かを紹介したい
 →動植物紹介、料理、店舗紹介、イベントレポ、聖地巡礼、旅
2:Vの者がリアルにいるというおかしみ・不思議さを利用したい
 →一般人凸、物語、技術紹介、シュールネタ
3:リアル世界の情報のリッチさを利用したい
 →MV

というところでしょうか。複合的なものもあるのですが、どれに寄っているかという考え方で分類しました。自分がやっている【街と灯李】という街歩き動画シリーズは3番寄りかなあ。微妙なところですね。4:撮影技術をひけらかしたい。これかもしれない。

Vの者でなければならない要素は2番だけ。逆説的に、Vの者である以上どんなリアルロケ動画であっても2番の要素をうっすら持っている。どう転んでも飛び道具なんですね。

で、そもそも現在、世間一般的にはバーチャル存在自体が飛び道具ですよね。アニメのような見た目のキャラクターが現実にいる視聴者にリアルタイムで喋りかけてくることのおかしみや不思議さ、技術的なすごさというのがフックになっている(そのうえで実際コンテンツの内容がめっちゃ大事みたいな話は承知)。

結論:リアルロケを敢行するVの者たち、飛び道具の中の飛び道具。例えるならPUBGのクロスボウみたいな存在。自らの特殊性を使いこなして生き抜いていこうぜ。

街と灯李はクロスボウ縛りプレイだった。


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