バーチャル映像作家の2019年12月まとめ

たくさんたくさん働いていた…良い仕事をたくさんしたけれど、それはまた別の話。

安田としてはオリジナル曲のMVを少しずつ進行しています。12月中に出したかったけど、ちょっと間に合わなかった。がんばっています。

2020年もやりたいことがたくさんです! ひとつひとつ、ゆっくりでも絶対によくなっていきます。よろしくね。

1月の予定

オリジナル曲『Afterword』のMV出す。

他にもやりたい配信や動画があるけれど、ちょっと忙しそう。急に何かやるかも。

1/1のログ(12/2のログ)

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Twitter: @touriyasuda
YouTube: 安田 灯李 / Touri Yasuda

それではまた、よろしくお願いします。


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さて年変わりだし、ちょっとだけこれまでを振り返ってもよろしいでしょうか。これは安田灯李というより、その現実同位体である私の話ですので、見なくていい人は見なくて大丈夫です。大したことは書かない、自分の頭の中を整理したいがための文章です。ひとつのインターネット怪文書です。

ずっと物語が好きでした。子供のころは本ばかり読んでいた記憶です。

一方で人はあまり好きではなかったのかもしれません。どこか馴染めなくて、みんなといて楽しく過ごせても、その後は同じくらい一人でいる時間が必要でした。

一人でいる時間は、ゲームしたり、本読んだり、インターネットしたりしました。ゲームや本やインターネットの物語の向こう側には人がいて、そういう人のことは素直に好きでした。情報が整理・制限されているので、理解が出来るからだと思います。

つまり私は、人を理解できずに、自分の思い込みから良くない関わり方をすることが怖かったのですね。良かれと思った行動が人を都合よく動かしたい欲でしかなかったことに気づいたり、迂闊な発言で人を深く傷つけたり。そういう経験で直面する自分の無能さに我慢ならなかったのです。

人が嫌いと言うより、自分自身が嫌いで、失敗ばかり気にする、ネガティブな性格でした。高校生のころはよく「無機物になりたい」と言っていました。お恥ずかしいね。

無機物にはなれないのでせめて、物を作って生きていきたい、そういう制作系の仕事に就くというのが現実的な落としどころでした。作品ありきで、作品を通して評価してもらえれば、いくらか心安らかに社会の中に自分を位置づけられると思っていました。

私自身はそういうよくあるクソみたいなネガティブさを抱えたまま、なんとか取り繕って社会の隅でギリギリ生きている人間でした。フリーランスやってるのは、会社勤めして固定化された人間関係の中にいると自分のイヤなところがどんどん見えてきてしんどいから、というのがかなり大きな理由です。お恥ずかしいまま大人になってしまったよ。

度々物語を隠れ蓑にしつつ、人とほどほどの距離でやりとりを行い、なんとか生きてきた2018年の春、私は新しい物語に出会いました。いち視聴者として、バーチャルYouTuber、ひいてはにじさんじに遭遇したのです。

彼・彼女たちのことを最初は、キャラクターなのだと思いました。理解の出来る範疇の、優しいかわいい明るい物語、それでいて時折こちらに言葉を投げかけてくる目新しく丁度良い距離感。そう思って楽しく視聴をしていたある時、心臓を掴まれる出来事を目撃します。どうなるか全く分からない、良い感情も悪い感情も持ち合わせた、これは人間でもあるのだと思い知ります。

特にその詳細は書かないけど、バーチャルYouTuber追ってたらこのような経験はそれぞれいろいろな形であるはず。画面の向こうから人間が手を伸ばしてきて首根っこつかまれるかのような感覚。存在の次元がブレる眩暈。

こうして私は混乱の中、物語と人間の両面を併せ持つバーチャルライバー達に夢中になります。ここで何が起こっているのかを知りたいと思いました。そして、安田灯李という物語を作りました。

安田は私と違い、基本的にとてもポジティブで、ナルシストで、自信家です。改善していくこと、挑戦していくこと、よりよくあろうとすることをあきらめません。失敗は分析し、次の手立てを考えます。私にとっての理想的な、私では成れない、安田灯李です。

私は精一杯取り繕って良い人間であろうとすることはできますが、安田は心の底からまっすぐに良くあることが出来る、ということです。そういう存在だからです。

安田に引きずられてこの1年半、私はいろいろなことに挑戦しました。まだまだ安田灯李の物語は続きます。一番近くで楽しみに、応援していきたいと思います。

そして少しは自分を好きになれたらいいなと、人をもっと信じられたらいいなと思います。理解できないことがあっても、一緒に居られたらいいなと。安田の良く言う「この世のみなさま、楽しくやりましょう」は、当然私の願いでもあるのです。本当は、人と楽しく生きていけるのがいいなと思っている。なかなか難しいことが多いけれど。私はどうしようもなく私なので。

何が言いたかったかというと、ええと。私にとってバーチャルの何が好きで、なぜ始めて、今も続けているのかという根本のことなんですが。

物語の力を借りて現実が動かされることで、人はより良くなれるのかもしれない、ということです。そういうことを信じて、今年もできることをやっていきます。私にできることは大してないけれど、安田はすごいやつなので。そういう存在なので。

バーチャルとそれを取り巻く人々が、様々な形で幸福でありますように。あなたにとっての2020年が良い年でありますように。私たちはそう願い、生きていきます。

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noteでは任意の金額で作者をサポートすることも出来ます。 サポートに対する個別の返礼は出来ませんが、安田灯李のより良い映像制作のために全額利用します。