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新聞配達マニュアルを作ります

「はぁ〜仕事がつまらん、やる気出んし・・・」

パワハラ気分屋のポンコツ上司の下で仕事をしていた。

定年は65歳か、残り13年か・・・アホな仕事して13年も過ごせられるか?

34年間労働して、定年まで13年の52歳の時に、人生のカウントダウンが始まって、やっと窮地に立たされている自分に気がついた。

自己啓発のセミナーに30回以上参加して、意識だけ高い社畜に変身していた。

自分の人生を無駄にしたくないし、定年までこの会社にぶら下がりたくない!絶体にこの会社を辞めてやる!

65歳になってから人生をやり直すのは遅すぎる!

52歳の今、行動するべきだ!絶好のタイミングだ!

オレは絶体に自分の力で稼げられる!

行動すべきだ!

人生を取り戻せる!

と全く根拠がない自信で満ちあふれて、退職願をポンコツ上司に叩きつけたのでした。

ポンコツ上司はオレのことを引き止めもせず、自分のことだけを話していた。

最後までポンコツ上司。

遂に52歳でサラリーマン辞めた。

34年間正社員だったから、しばらく無職で生活できるくらいの退職金はあった。

3ヶ月間ブラブラしていたら、知人から

「一緒にビジネスしねーか?」

「新しい事やるから手伝わねーか?」

耳元で囁いてきた。

耳元に直接、唇を当てて話したんじゃなくて、電話で話してきた。

サラリーマン辞めてからの計画は、誰かと新しいビジネスをやる計画はなくて、自分だけの力でネットで稼ぐ計画だった。

でも幸か不幸か、自己啓発のセミナーに参加した成果で何にでも直ぐに返事することが身についたオレは、知人の甘い誘いにまんまと「YES」と答えた。

それから、3つのビジネスで3年間挑戦したけど、結局一銭も稼げず貯金が減っていった。

サラリーマン辞めた直後は、退職金でしばらくサラリーマンから解放されて人生謳歌できると安心していたけど、貯金の底が見えてくる始末。

収入がなく、お金を使ってばかりだと、溜まって行く一方の脂肪とは逆に、減り続ける貯金。

そんなこんなで、自分の力で稼ぐことを一旦停止して、再び労働に戻りました。

生活するためのお金が少なくなっていくことは、人生で初めての経験でした。

●新聞配達員急募!

新聞配達員

お金が無い不安な日々を過ごしながら、仕事を探している時に新聞配達ってあるよなぁ〜って、時々頭の中をよぎっていた。

でも、新聞配達って配達する件数が多すぎで、ボクは絶体にできっこないと経験もしていないのに、自分で決めていたのです。

仕事を探し始めてから直ぐのタイミングだったと思います。

毎日届く朝刊に「新聞配達員急募!」のチラシが入っていたのを発見しました。

チラシの給料50,000円以上の文字が、オレの心に刺さりました。

一銭も稼ぎが無いオレには、給料50,000円以上が愛おしくて仕方がなかったです。

即電話して、面接を受けて翌日から新聞配達員になりました。

それから10ヶ月が過ぎて、今では立派な新聞配達員になれました。

自分で、できっこないと決めていた、新聞配達が出来るようになったのです。

55歳の時に新聞配達を始めたのに、新聞配達員として給料がもらえるようになったのです。

でも、簡単には新聞配達員させてはくれませんでした。

10ヶ月の間には紆余曲折、七転八倒、沢山の出来事がありました。

数多くの失敗を乗り越えてきたことを、新聞配達マニュアルとしてシェアします。

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