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「すべらない話」に学ぶ情景描写と感情表現


このNoteでは、共創アカデミーのウェブサイトよりも、ラフなスタイルで
コミュニケーションについてお伝えしていきたいと思います。

今回は、人を動かすストーリーの語り方について、共創アカデミーの経営メンバー伊藤との会話形式でお伝えします。


1. ストーリーテリングの骨格


🦜(とうりょう):先日、NPO法人はたらく場研究所の勉強会で、
オランダ在住のTerra(寺澤論浩)さんからストーリーテリングについての
話を聞きました。
人の心を動かすストーリーの語り方を学ばせてもらったんです。

その骨格と、その骨格のいい例が
人志松本のすべらない話」にあったので、
それをご紹介したいと思います。

🐥(伊藤):いいですね、面白そう♪ まず、その骨格を教えてください。

🦜:骨格の最初のステップは、シーンセッティング。
メインのストーリーが起こる状況についてイメージが湧くように語るということ。

🐥:一番伝えたいシーンの背景となるようなことを語るんですね。

🦜:そうなんです。そうすることで、聞いている人にとって、ストーリーが息づいてくるんです。
そして、次にメインストーリーをありのままに伝えて、最後にメッセージを伝える。ストーリーからの、オチや学びや伝えたいポイントを伝える。

ストーリーを聞いている人が、そのストーリーに感情移入できて、
何らかのメッセージを受け取り、心が動くような伝え方の骨格が

①シーンセッティング
②メインストーリー
③メッセージ

ということでね、なるほどなと思ったんです。

そのあと、Yotubeで、「すべらない話」を観ていると、
松本さんの「カーナビ」という話が、
まさにわかりやすくストーリーテリングの手法を使っていてね。

すべらない話で語っている他の人の話を観ていくと、
この3つのステップで話している人が多いということに気づいたんです。

🐥:面白いですね。観てみましょう。


2.松本さんの「カーナビ」の話


🦜:話を聞いていると、そのシーンがありありと浮かびますよね。

シーンセッティングとして、
「大体の場所はわかるから、その付近までは行けるけど、
最終的な目的地がわかりそうでわかりづらい」
っていう背景をうまく描写していて、
そういうときにカーナビに頼ろうという気持ちにも共感できる。

そこでクライマックスのストーリーとしては、
どうしても、カーナビが高速道路に乗せようとするから、
「よーっしゃ、乗ったろう」と。
そして、そのあとのオチがくる。

🐥:カーナビあるあるの話ですよね(笑)

🦜:情景がありありとイメージできて、
しかも感情移入ができるように、松本さんの語り口では、
松本さんの感情が、極めてわかりやすく表現されていますよね。

感情を、いかに気持ちを込めて伝えるかということ。
まさにそのときに自分に起こった気持ちを思い出しながら、
その感情を気持ちを込めて、大きく表現する。
この語りは、ほんと、引き込まれますよね。


3.日常に意識すると良いこと


🐥:そうですね。過去の出来事の自分の感情をありありと再現してますね。
こんな風に感情を再現して伝えるために、普段から、できることってありますか?

🦜:知っておきたいこととしては、感情の入り口は五感であること。
なので、五感を活性化しておくことはとっても重要。

日常は仕事で冷静な判断を求められていることが多いから、
五感を使う時間がなかなか取れない。

したがって、自分の五感を開くような時間を作るってことをお勧めします。

散歩するとき、お風呂に入っているとき、そんなときに、
五感を活性化してみる。

その積み重ねが、感情を活性化するポイントじゃないかな。

🐥:なるほど〜。やってみます\(^o^)/


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