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週刊 金相場展望 2024年3月4日号   特別号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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今回は、フォーキャスト勉強会から金の分析したレポートをそのまま掲載させていただく。筆者の勉強会は毎年、4回、1月、4月、7月、10月に行うが、1月は筆者の体調不良により休ませていただき、代わりにレポートを提出させていただいた。このレポートは米の金融政策から金利、株式、為替、ゴールなど多岐にわたって分析し、将来を予測するものだが、今回、本欄で取り上げるのは金のみであるが、機会を見て他の市場にも言及した。
次週よりまた元のレポートの形態に戻る。

最近は未来が何故こんなに不確かなのだろう? 何故未来に対する不安が蔓延しているのか? 誰もが混乱しているように見えるのは何故なのか?(フォーキャスト2024 P12より)
 
金は金利上昇には弱いが、インフレに強い商品である。そして世の中の先行きが不透明になり、人々が不安感に襲われるほど、金は上昇する。換言すれば、金が上昇している間は世界中で不幸になる人々が増え続けていること意味する。

 21世紀に入ってから、金相場は上昇傾向にあるが、金がダブルボトムを付けた年は2001年2月、まさに悲劇の911テロ事件が発生する前であり、当時の価格は2,55ドルであった。この価格は1979年以来、20年ぶりの安値でもあった。そこから今の上昇が始まった。

以降、世の中の流れを俯瞰すれば、911テロを始めとして、報復、戦争、殺戮が繰り返され、金融界では大恐慌以来の株価暴落(2008年)、パンデミック(2020年)、地震や津波等、世界の人々が慄く大惨事があちこちで発生。その都度、金価格を押し上げることとなった。以下、金が大底を打った1999~2001年から現在までの金の上昇/下落要因を時系列でざっくりと振り返ってみる。


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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。

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