お絵かきの意味(補足):お話物理:場の量子論

前回は,ファイマン図の内線に飛ぶ粒子の話をした.内線の粒子は質量と運動量の関係を破った,現実には観測できない粒子なのだった.

"現実に観測できない"というのは"現実に存在しない"という意味ではない.摂動論に則っている限り関係を破った粒子の存在がなければ,実験に会う観測量を計算することはできなくなってしまう.

この観測できない内線粒子という存在は,摂動論の描像のみに出てくる概念だ.そもそも場の理論は "粒子"という概念を捨てて,時空の各点の場を世界の基本構成要素と見ているのだ.場の特定の伝搬パターンを"粒子"と見立てているにすぎない.そうなれば,この世の多くの場のパターンは"粒子"と合致したパターンにはならないことは想像できるだろう.


今回は,コメントだけで終わりにする.短くて申し訳ない.次回からは何の話をするか少し迷っている.

このままスカラー場の話を進めて,"繰り込み"と呼ばれる場の理論の重要な操作について話すか,スピノル場の構築に移って電子の話ができるようになるか,どちらにしようか.


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