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3 黒皮剥ぎ ・ 挨拶回り ・ 河川清掃

黒皮剥ぎ

先週から引き続き、コウゾの黒皮剥ぎです。
新しく覚えたのは「ゆっかえし」という工程。
皮を剥いだ後に水でゆすいでゴミを取るので、コウゾを湿った状態で結びます。そうすると結んだところが密着して乾かずに腐ってしまうため、一晩寝かせた後反対の位置に「ゆっかえし」(結び直し)ます。

結び方にまだ不安が残る…
生乾きのコウゾからは焼く前の食パンのような匂いがする

作業所と家が近いので先週は一旦帰宅してお昼を食べていましたが、今週はいい天気だったので川を見ながらお弁当を食べました。

東山和紙の歴史は古く、起源は文治五年。(835年前!)源頼朝に滅ぼされた平泉の藤原一族の落人がこの地に住み、農業のかたわらで紙を漉いたのが始まりと伝わっています。昭和の初めには二百人を超える紙漉き職人がいたといわれていますが、現在では二人の職人だけになりました。昔から変わらない里の風景を見ながら、昭和〜令和で世の中がすごい速さで変化したのだな…と、時の流れを思いました。

和紙について知っていくほど面白くて、より好きになる一方、現代において和紙を生業として成立させる難しさを感じています。
でもやっぱり面白い!先日も、東山で活動されているイラストレーターの戸田さちえさん(Instagram)とお話しする機会があり、和紙の話で盛り上がりました。ギルディングなら○○県が有名で〜、張子なら○○県の○○、紙版画は…とさちえさんの口から次から次へと飛び出すキーワードを必死でメモしました。似た境遇から乗り越えた産地への視察をしていきたい…。産地だけでなく和紙を使った作品をつくる作家さんたちにも積極的に会いに行きたい!

挨拶回り

再び東山支所長に案内していただき、市内を周りました。

Ark館ヶ森牧場
晴れていればより絶景!

他にも藤沢町のパン屋さん「いとうや」、東山和紙の名刺を製造している東山印刷さん等にご挨拶しました。

河川清掃


東山町を流れる一級河川、砂鉄川の清掃活動に参加しました。

一面の菜の花に癒されながらゴミを拾っていくと…
ゴールにはこんなにたくさんのゴミが…!
空き缶とペットボトルが多め。

ちょうど先日、一関市の観光客が増加してコロナ前の数に戻っているとニュースで見ていたので…ポイ捨てでゴミの量まで増えませんように!

これは嬉しいニュース☺️



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