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[windy]見習い日記#2

京都は東山区にあります。
最寄り駅は京阪線の清水五条駅。
知る人ぞ知る、京都の名店です。
※以下は2017年9月20日に執筆した記事です。


 
今日は、さっそく珈琲を点てさせていただいた。
以下、使用した道具
・手縫いのネル
・手製のスタンド
・カリタのポット
・カリタのウェーブポット
少しの練習の後に、ドリップ開始。 マスターに見守られながら。
 
・・・ 緊張した。 最初に行う蒸らしの作業が、うまくいかず。
豆がドーム状に膨らむはずが、でこぼこの丘となってしまった。
その後の工程はなんとなくうまく進んだのだろうか。
100mlを抽出し、終了。 マスターと試飲する。
 
「ああ、美味しいですね。」
とマスター。
 
いや、違う、こんなのはマスターの珈琲と比べたら、と心の中で悔しく思う。
マスターは優しいからこう述べてくれたが、きっと違う。
けれど、何もバイアス無しに飲んでみると、客観的に美味しい珈琲のようには思えた。 それもそのはずであった。
マスターは言った。


「珈琲は、点てる作業は全体の1割かそれ以下。素材の良さと、焙煎で9割が決まるのです。」

 
 
なるほど。 だから私がうまくお湯を注げずともそれなりには美味くなるのだ。 すべてはマスターの技術の上にあったのだった。

ーー現在(2019年)の話
今はIT業界で仕事をしている。
「喫茶店経営者として」ではなくなってしまったが、「オンラインでの執筆」という形でマスターの哲学や思想をたくさんの人に紹介し、本当に美味しいコーヒーの共有を、また恩返しができたらいいなと思っている。

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