【気まぐれエッセイ】わたしの宝物

昔から私は、頭に浮かんだことはすぐ文字に起こすようにしている。

未完成でいいからとりあえず言葉にしてしまう。その後で修正や肉付けをすればいい。


そのとき浮かんだことを後から思い出して書こうと思っても、気持ちが乗らず、ただの説明文になってしまうから。


高校生の頃から、私の携帯や日記帳には、未完成な言葉たちがたくさん並んでいた。今もそう。きっと人が見たら意味がわからないものも多い。中には未だに上手く手直しできなくて、こういうところに書けないものもある。書いたって意味不明だからさ。


それでも、その時々の感情がギュッと詰まった、デタラメで未完成な生の言葉たちは、私の宝物だ。

何年経っても色褪せないのは、考えたものじゃなく、湧き出たものだから。


あぁ、そうそう、あの頃こんな風に感じていたな。私、がんばってたね。不出来な自分の人生が、丸ごと愛しく思える。


そんな宝物を綺麗に磨いて、少しでもたくさんお披露目できるように、日々奮闘しているので、また覗いてもらえるととっても嬉しい。


今日もお付き合いくださって、どうもありがとう。



幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。