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楽譜のこと

トワノアです。
最近ピアノが楽しくて仕方がありません。
下手の横好きってやつですけど(笑)。

ようやく、ベートーベンやショパンが弾きたいと、口に出して言えるようになりました(笑)。

ベートーベンやショパンに限らずですが、世の中には様々な楽譜が出版されています。どの出版社のどの版を手に入れれば良いのか、音大出でない私にはさっぱりわからずで。ネットで情報を集めてみたりしましたが、それはそれで情報過多になり(笑)どれが良いのかさっぱりわからなくなってしまい。

やはり、最終的には信頼する先生に教えていただこうということで、聞いてみました。そうしたら、ベートーベンならペータース版(アラウ編)ていうのが良いとのことで、こちらを購入することに。

アラウとは、クラウディオ・アラウのこと。20世紀を代表するピアノの巨匠で、その系譜はベートーヴェン直系だそうで。・・・あ、血のつながりとかではなく、誰に師事してきたかという「系譜」です。それが、元をたどっていくとベートーヴェンに直接つながっている。そういう方が関わって編纂されたのが、この楽譜だということです。

さっそく届いた楽譜を開いてみると・・・

とにかくまあ、運指が独特・・・汗。
これまで私が使ってきた楽譜とも全然違うし、一見、トリッキーに感じるほどでした。・・・がしかし、「ここをその指で弾くのか!」という驚きとともに、その通りに弾いた瞬間、繰り出される音が、それまでとはまるで違っていてさらに驚き・・・。なんかもう目から鱗、衝撃的でした笑。

専門家にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、私にとっては初めての体験でした。楽譜の違いによる演奏の違い、というのも、何となくは知っていたつもりでしたが、このアラウの指使いにはとにかく驚きでした。

で、元をたどればベートーヴェンに繋がる・・・と聞いた先入観からかはわかりませんが、この楽譜を見ながらピアノを弾いていると(まだ全然うまくは弾けませんが、)不思議と、そのアラウの姿やそれに重なってベートーヴェンの姿がみえてくる気がします。これまで、そんな経験はなかったと思います。一瞬、自分がタイムスリップしているような、なんか不思議な体験でした。

まだまだ上手には弾けないのですが、繰り出される音やフレーズに、アラウやベートーヴェンの姿を感じながら、時々うっとりしてしまう(笑)。その瞬間を求めて、つい練習したくなってしまう。
そんな風にして少しずつ完成していく演奏は、きっと、今までにないものになっていくんなだって思います。ほんとうにまだまだ全然形になってないのだけれど、曲が完成する日が待ち遠しい(笑)。(・・・って、いつか完成する日がくるのだろうか。。(苦笑))

改めて楽譜の大切さが身に染みています。

とはいうものの、「楽譜通りに弾く」がなかなか難しくてですね。。汗
ベートーヴェン先生とアラウ先生にあきれられてしまいそうですが、、もうちょっと頑張ってみようと思います(笑)。

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