短編小説新人賞の入選作品に選んでいただけました

Webマガジンコバルトでやっている短編小説新人賞の入選作品に、わたしの物語を選んで頂けました。
タイトルは『少年夏色タイムリープ』。
タイトルでわかる方もいるんじゃないかとおもいますが、noteに載せたこともある短編『アンビリーバーズ』をだいぶ加筆修正して投稿しました。

入選したからと言ってデビュー!という賞ではないのですが、この賞の素晴らしいところは、最終選考まで残ったひとはみんな、作家の三浦しをんさんや編集さんたちの選評をがっつりもらうことができるところです。
物語・選評は下のリンクから読むことができます。
もしお時間がある方は、合わせてぜひ読んでやっていただけると嬉しいです。

→物語、選評はこちらから←




以下、選評を読んでくださったひとがわかるであろう、わたしの感想です。

まず、なんだか選評にすごく感激してしまった。
その通りすぎて。すごく丁寧に細かく指摘してくださったとおもう。
ものすごく情けないんだけど、選評の通りで、実際わたしは野球に詳しくなくて、なんなら野球マンガ&高校のとき応援に行った程度で、この話を『感じ』だけで書いてしまったのだった。この『感じ』が好きだから。
致命的すぎる……。
下調べも確認も全然足りなかった。
『感じ』でわたし自身の頭にも脳内補完がかかってしまって、勘違いにそのまま気づけず。
土台をつくることをなめていたんだ。載せるものばかり気にして。
一言一句、その威力。そこでひっかかってしまったら、物語がとたんに嘘になってしまうのに。
物語の中の現実を大事にしなけりゃ。その手間を惜しんではだめだ。その現実を登場人物たちは生きていて、その現実に影響、反応しないわけがないんだから。
もっと登場人物たちにからめていこう、現実のものをよく見て。
そういう当たり前のことを痛感できたのが、ほんとうにありがたかったです。

ただ、反省をしているばかりじゃなく、喜ぼうとおもいます。わたし。
それにも関わらず選んでもらえたということ。
それはたぶん、わたしの長所が連れてきてくれたんだということ。
『好き』って言ってくれる方が多かったということ。『上手』よりも。
キャラクターづくりが苦手だとおもっていたのに、そこを一番ほめてもらえたということ。
人生で!初!こういう形で賞をもらえたこと。
ここ5年ぐらい、書いていない時期もあるけど、ぽつぽつ書き続けてきたこと。
そして、きっと今回の気づきも活かしていけること。
ちゃんと、そこも見ていこう。大事に。

最後に突然、最近ハマってる『鬼滅の刃』で主人公炭治郎がケガが痛すぎて心折れそうになってるなか、自分を鼓舞するセリフ…で終わろうと思います。

『頑張れ炭治郎頑張れ!俺は今までよくやってきた!俺はできる奴だ!そして今日も!これからも!折れていても!俺が挫けることは絶対にない!』

リスぺクト炭治郎。

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