あとがき

ついに終わりました。
1話を書いたのが、2015年の1月23日だそうなので、まるまる4年はかかった計算になります。
総文字数は、だいたい16万字強。
な、長かった。長く果てしなかった。
大変スローペースであり、読んで頂いてる方にはお待たせして申し訳なかった。
でも、この4年の日々のなかで、じっくり悩みながら考えながら、ひとつひとつ大事に書けたということが、すごく贅沢な経験だったなあとおもいます。

このお話は、すっかり小説を書くことに関して頓挫していたわたしが、4年前の1月のある日、たった一人の部屋のなか「誰かに読み聞かせているていで、即興で話をつなげていったら、どうなるだろう?」という試みのなかで生まれた物語です。
ひとりで、ひたすらブツブツ言い始めました。かなり異様な光景です。
自分が好きなものの話、読みたい話にしようとおもって、「あるところに黒猫がいました」とまず呟き、どんな黒猫かを言わねばならないとおもったときに、『首輪に鈴がついていて、その鈴はすべてを叶える魔法の鈴である』という軸になるアイディアを思いついたのでした。あとは、ここらへんで何かが起きる!というリズムで何かを起こし……そうやってとりあえず最後までたどり着きました。『わたし』による『わたし』への読み聞かせ。はじめは絵本ぐらいの気持ちでしゃべっていたのです。
これは行けるのでは?と思い立ち、文字にして書き始めて、書けた分からnoteにUPしていったものの、だんだん力尽きていきます。なぜならば、12話ぐらいで終わるだろうとおもっていた話が、実際12話まで来たときにまだ起承転結の起の終わりぐらいであることに、愕然としたからです。この話、そんな簡単な話じゃないぞ。あまりの果てしなさに、一回力尽きかけました。
そうしたら、ひとり、読んでくれた方で、素敵な感想とともに登場人物の山田の絵を描いてくれたひとがいました。
こちらです。

そうしたら、その絵を見ているうちに山田の物語がわたしのなかに広がっていったのでした。黒猫の物語の裏を成す、彼の物語が。
だから、ほんとうにありがとう、まみすけさん

やっぱり書こう、と思い立って、つづきを書き始めました。ふうか氏の出産、育児をはさみつつ、生活に翻弄されつつ、ちょこちょこと書いてきました。創作を続けていたことが、わたしを救ってくれたりもしていました。
『この小説を書ききることが、わたしの人生にとって必要なことなのだ。これを書ききって、はじめてスタートラインに立てるのだ』という謎の直感を支えに、そして感想や『スキ』、シェアしてくださった方に背中を押してもらいながら、ようやくゴールテープを切ることができました。
途中ですんなり思うようにいかなかったことで、逆に自分のなかのいろんなものを載せることができたようにおもいます。思いついたシーンを自然につなげるため、なんかないか!と『自分』という箱のうちを探すうち、見つかったものたち。原型の部分よりも、あとからそうして生まれたものたちが、結構お気に入りだったりします。テーマも決めず適当に書き始めたはずの物語のなかで、「ああ、そういうことか…」なんて気づいたこともありました。

noteがあったから、ここまで来れたお話です。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。


そんななかで、大変申し訳なくもありながら、でも、決めていたことがあります。
この小説は長編小説の賞に投稿します。
賞の規約上、ネット上にこの小説を上げ続けることはできないので、2月末にはnoteに載せている分をぜんぶ下ろそうと思っています。
頂いたコメントは全部保管して、宝にいたします。
コメントもそのひとの作品で、一部だとおもっています。そして、黒猫を読み返したいとおもってくださるひとがいたら、申し訳ない。それから、ほんとうにありがとう。
本になるようにまず頑張るし、ならなかったら自分でいつか本にします。


最後になりますが、もしよかったら、「このシーンがよかった!」とか「ここ、なんか引っかかった」とかでもよいので、感想をいただけたら、とても喜びますし、糧になります。
コメント上でも、メールでも、なんでも。
(メールアドレスはkomachi1003☆yahoo.co.jpの☆を@に変えてくださいませ)

この長いながいお話にお付き合いいただいたひと、ほんとうにありがとう。
まだ読んでないという方は、もしよかったら読んでってくださいませ。

これからも細々と書いたり描いたりしつづけていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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雪町子

長編小説『すべてが叶う黒猫の鈴』

完結済み。 すべてが叶う『鈴』と引き換えに、『特別』をなくした黒猫の物語。 現在賞に投稿中のため、全話下ろしてあります。
2つのマガジンに含まれています

コメント10件

【ぷらすさん】
ありがとうございます!なんとかここまで来れました。「面白かったです!」という言葉は、こんなにも嬉しいものか;;なんらかの形で本にしてやりたいとおもいます。
【torikaさん】
ありがとうございます~!無事完結して、ほっという気持ちが一番すごいです。みんなを愛しいと言って頂けてわたしも嬉しいです( ;∀;)まずはいろいろがんばってみます~!
読み終わりました。なんかうまくいえないまま、感想、音で録りました。絵描いてよかった。これほど伝えておいてよかった…と思った感想はないと思います。最後、問題提起のまま終わってるキャラがいるとことかよかった。これからの人生で、何回も思い返して、向き合っていくんだよなぁって。あと、読み返す旅の途中、コメント欄も読み返してたんですが、この町子さんのコメント返し面白くて、しばらく笑ってたよなぁとか、同じとこで何回も同じことを伝えてて、しつけーよわたし、とかそういうことも思い返しながら読み終えました。このお話が読めてよかった!ありがとう!https://note.mu/rk666/n/nae856aba49ae
ありがとうありがとう😭リンク先にも書いてきましたが、まみすけさんには見届けて欲しかったから、最後まで読んでもらえて、ほんとうに嬉しいです。おなじ時期にミカダさんの連載があって、まみすけさんが向き合い、物語を締めくくっていく姿とかにも、そしてミカダさんたちにもとても勇気をもらいました。わたしもコメント読み返して、笑うところがたくさんありました。何度でも伝えてくれて、ありがとう!山田のことで、話しかけてくれてありがとう!╰(*´︶`*)╯
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